ビフォーアフター

工事基本情報

調査の結果

お問合せ時は、雨樋の歪みが気になるとのことでしたが、雨樋そのものの劣化というよりは雨樋を固定する土台の金具から歪みが見られました。

雨樋とは、屋根からの雨水を集めて適切な流れで家の外へ排水するための設備です。
金属製や樹脂製など素材は様々ですが、サビの発生や熱による変形などの様々な劣化が起こります。
排水に不具合があると、水漏れを起こしたり長い間建物に水分が溜まるためお家の中までカビ臭くなって家具や家電を傷めるなどの大きなトラブルに発展することもあります。


雨樋の歪みは雨漏りの原因にもなり得る不具合です。
雨漏り防止のためにも雨樋の基礎からの交換工事をご提案させていただきました。


また、同時に調査を行った屋根の板金部分のコーキングには劣化がみられました。
コーキングは外壁材の隙間を埋めるために使用される部材ですが、経年劣化で硬くなったり痩せることで隙間が開いてしまうことがあります。
外壁に限らず板金部などの接合部には多用され、建物の耐久性を上げるためにとても大切な場所です。
こちらもひび割れなどの劣化が見られましたので、コーキング打ち替え工事をご提案させていただきました。

施工の様子

板金部のコーキング工事

施工場所の確保・プライマーの塗布

まずはじめに、施工する場所をマスキングテープなどで保護します。
これによりはみ出し防止やコーキングを打つ場所を真っ直ぐに確保します。

そしてプライマーを塗布します。
プライマーはコーキング剤と板金との密着性を高める効果があります。

コーキングの充填・へら押え

コーキング剤を充填します。
使用したコーキング剤はオート化学社の「オートンイクシード」という商品です。
紫外線や雨の影響を受けにくく、超高耐久性のコーキング剤です。

屋根・外壁の塗装の際は、その塗料の持ちが良い方が長くお家を守ってくれます。
しかし、コーキングは通常塗料よりも早いペースで劣化してしまいます。
そのため補修のタイミングがコーキングだけ早く来てしまい、お家のメンテナンスの頻度が高くなってしまいます。

そこで、このオートンイクシードを使用することで約３０年近くも持つという実験結果があるため、長く丈夫にお家をお使いいただけると思います。


コーキングを充填したら、へらでしっかりと押さえてなじませます。

板金部の施工完了

板金の接合部分はすべての場所で同様の施工を繰り返し補強しました。



以上で板金部分のコーキング補修は完了です。

雨樋の補修工事

金具の交換

雨樋の施工に入ります。

雨樋の土台の金具を撤去し、新しいものと交換します。
雨樋そのものの歪みや穴あきなどの劣化には外観から気づきやすいかもしれませんが、土台部の劣化にはなかなか気付きにくいです。

DIYなどで雨樋だけ新調しても土台が歪んでいると雨漏りを繰り返してしまいますので、プロの業者に頼みましょう。

雨樋の設置

雨樋の設置を行います。

古い雨樋を再利用できる場所はそのまま使用し、交換が必要な場所は新しい雨樋を用意しました。
これにより一部費用を節約できます。

コーキングによる補強

新設した雨樋や、水回りの排水場所はコーキングにより固定しました。
隙間があると排水の流れが適切に行えないために、しっかりとコーキングで保護します。

雨樋の施工完了

金具部分はサビやすいため錆止め効果のある塗料で保護をします。
サビが広がることで金具が歪んだり雨樋自体に穴が開くなどのトラブルが起こるため、それらの防止です。

コーキングした場所はしっかりと密着させ、硬化したことを確認して目張りを撤去します。


以上で雨樋まわりの施工は完了となります。

施工を終えて

いかがだったでしょうか。


雨樋や板金部は普段細かいところまでしっかりと見ることはあまりないと思います。
トラブルが起きてから原因箇所を探すことはとても難しく、またお家が傷んでしまう原因にもなります。
そのため、定期的なメンテナンスや早めの施工をオススメしております。

アメピタさいたま見沼店では、調査だけでもご依頼いただければメンテナンス時期を含めてご提案させていただきます。
決して無理な勧誘は行いませんので、安心してお問い合わせください。
ありがとうございました。