タイル外壁は耐久性が高く、見た目にも美しい仕上がりが魅力です。
しかし、タイルの目地部分は経年劣化によってひび割れや剥離を起こしやすく、そこから雨水が浸入して雨漏りの原因となります。
特に府中市日鋼町のように季節ごとの寒暖差や降雨が多い地域では、外壁目地の劣化が早く進む傾向があります。
今回は、雨漏り修理専門業者「アメピタ」が実際に行ったタイル目地の補修作業を、使用材料から施工手順まで詳しく紹介します。
今回の施工では、外壁目地の状態に応じて複数の補修材を使用しました。
・アサヒペン モルタルパテ:小さなひび割れや欠けを補修するためのパテ。密着性に優れ、乾燥後も強固な仕上がりになります。
・ボンド モルタルシリコン(建築用):タイルやコンクリートの隙間補修に最適なシリコン系材料。防水性が高く、屋外でも劣化しにくいのが特徴です。
・SHARPIE P-50 プライマー:補修前に下地処理として使用し、シーリング材の密着力を高めるための溶剤です。
これらの材料を組み合わせることで、高い防水性と耐久性を確保します。
まず、劣化した既存のシーリングを撤去し、目地内部のゴミや汚れを丁寧に清掃します。
その後、作業範囲を明確にするためにマスキングテープで目地周辺を養生します。
この工程を怠ると、仕上がりが不均一になり、美観や防水性能に影響します。
特にタイル面ではシリコンのはみ出しが目立ちやすいため、正確なマスキングが重要です。
清掃後、SHARPIE P-50プライマーを刷毛で塗布します。
これは、後から充填するシーリング材の密着を高め、剥がれやすくなるのを防ぐためです。
プライマーが乾燥する前に次の工程に移ることで、最も高い接着効果を発揮します。
職人は塗りムラが出ないよう、一定のスピードで慎重に塗布していきます。
続いて、シリコン系シーリング材を専用ガンで充填します。
空気が入らないように一定の圧力で押し出し、隙間をしっかりと埋めていきます。
充填後は、ヘラを使って均一に押さえつけ、余分なシーリングを除去。
この工程で表面をなめらかに仕上げることで、防水性と美観の両立を実現します。
充填したシーリングが乾燥する前にマスキングテープを剥がします。
テープを長時間放置すると、シーリングと一緒に剥がれてしまうことがあるため、タイミングが重要です。
最後に、全体の仕上がりを確認し、隙間や充填不足がないかを丁寧にチェックします。
これでタイル目地補修は完了です。
施工後のタイル目地は見た目にも美しく、雨水が入り込む余地のない状態に仕上がりました。
以前はタイルの継ぎ目から微量の雨水が侵入し、内部のモルタルにシミが発生していましたが、補修後は完全に雨漏りが止まりました。
タイル外壁の雨漏りを放置すると、内部の構造材が腐食し、建物の寿命を大きく縮めてしまいます。
また、内部に湿気がこもることでカビの発生や断熱材の劣化にもつながります。
早期発見・早期補修が、建物を長持ちさせる最大のポイントです。
外壁タイルに「ヒビ割れ」「白華(エフロレッセンス)」「シミ」が見られる場合は、すぐに専門業者へ相談しましょう。
雨漏り修理専門のアメピタでは、外壁タイルやモルタル、サイディングなど、さまざまな素材に対応した防水補修工事を行っています。
現地調査では赤外線カメラや散水試験を用いて雨漏りの原因を特定し、最適な補修方法を提案いたします。
特に府中市日鋼町のような住宅密集地では、静音施工や近隣配慮も徹底しています。
経験豊富な職人が、一件一件丁寧に施工を行い、確実に雨漏りを止めます。
タイルの目地は建物の防水ラインの一部であり、劣化を放置すると雨漏りのリスクが一気に高まります。
今回の府中市日鋼町での施工のように、定期的な点検と早めの補修が建物を長持ちさせる秘訣です。
アメピタでは、無料点検・見積もりを随時受付中です。
外壁に気になる症状がある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。