常滑市にお住いのお客さまより、海岸沿いの他の建物よりも少し高台に建つ建物の寄棟形状の屋根で、屋根の四方向から登ってくる隅棟部の最頂点に取り付けられている棟冠瓦が台風などの強風で飛散していました。
前回の現場ブログでは、二階建ての屋根に対して一階屋根から登って辿り着き、目視による屋根の点検を行っていきました。
前回の現場ブログで目視による屋根点検の様子を書いています↓↓↓
『常滑市にて海沿いの高台に建つ建物の屋根で台風並みの強風で冠棟瓦が落下しました』
今回の現場ブログは、前回の目視による点検の様子を続けてご紹介いたします。
お客様から、棟瓦が無くなってしまったとご相談のご連絡をいただき、ご訪問して屋根の目視による点検調査を行っていっております。今回の屋根点検を行っている屋根形状が【寄棟屋根】と呼ばれる、屋根の四方向から隅棟部が斜めに登ってくる建物となります。
基本的な【寄棟屋根】の造りとしては、四角い形の屋根で四方向から斜めに【隅棟部】と呼ばれる棟瓦が登ってきて、屋根の頂点部分でもある【大棟部】と合わされる形の屋根を【寄棟屋根】と呼びます。屋根の面が、基本的に4面ありましてそれぞれには、屋根の先端部分でもある軒先部があります。軒先部があると言うことで、屋根一周に雨樋が付くことになりますので軒下部分ではありますが、雨水がダイレクトに地上まで落ちてくることは少ないのかと考えられますね。
敷地内の建物の立地条件によっては、先ほどの【寄棟屋根】に合体するように【切妻屋根】や【入母屋屋根】などが、取り付けられることもありえます。建物が合致した時は、一つの屋根に対して半分以上の範囲で造られている屋根形状が、その建物の屋根形状として呼ばれることもありえますね。今回の常滑市のお客様のお宅は、純粋な四方向でもある【寄棟屋根】となっておりますね。
隅棟部から飛散して落下していた棟冠瓦が、屋根面で停止したのを目視点検だけだと言っても、このまま放置しておいたらまた強風などが吹いたら今度は落下してしまいますので、救い上げて元の位置に戻そうかと思います。
落下して屋根面で停止していた棟冠瓦を拾い上げようとしたときに、棟冠瓦が落下したときに出た衝撃で屋根瓦の先端が割れるように破損していました。落下した時に出来た破損だと判断した理由として、元々割れていたのなら破損した断面がもっと黒ずんでいるのですが、今回のは目視で見ても割れた断面がまだ綺麗な屋根瓦の元の色となっていましたので、今回の棟冠瓦が落下した時の衝撃で破損したことに考えが辿り着きました。
軒先部で停止していた棟冠瓦を取りに行く時にも、同様に他の部分でも屋根瓦が割れていないか目視で見て行きながら軒先部の方へ降りながら下がっていきました。やはりと言ってはどうかと思うが、複数枚の屋根瓦が棟冠瓦が落下した時の衝撃で、一部が割れて破損していました。この様に、割れている範囲が広くなっていると、どうしても新しい屋根瓦への差し替え作業が必要となってしまいますね。
飛散して落下していた棟冠瓦を拾い上げて、隅棟部の無くなっていた元の位置に戻し置いて行きました。今回は、屋根の点検のみであったため補強工事などは行っておりません。その理由として、今も書きましたが屋根点検のみのご連絡だったため、材料を持っていなかったこと。あと、飛散して落下した時に表面が割れてしまっている棟冠瓦のため、先ほどの破損している屋根瓦と一緒に新しい屋根瓦と棟冠瓦にするため、固定をしてしまうと差し替え交換するときに手間がかかってしまうため、このまま置いてくような感じで棟冠瓦を取り付けておいたのですね。
棟冠瓦を元の場所に戻して、屋根点検を終わらせてから屋根から降りてきました。
目視点検とは言え、屋根の点検内容はスマホで写真を撮っていましたので、その写真を見ていただいて現状の屋根の状態をご説明させていただきました。
破損している屋根瓦などは、瓦メーカーから取り寄せを行って新しく取り付けた方が良いかと、お客様にはご提案させていただきました。
それ以外にも、工事の際には仮設足場が必要になることなど、補足的な作業の項目などをお伝えして、その内容でお見積りを作成させていただきました。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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