今回ご紹介する工事は、名古屋市中川区にお住まいのお客様から「塀の上に載っていた瓦を庭掃除中に落としてしまった」とのご相談から始まりました。
破損した瓦は、ご自身で丁寧に保管され、当社まで直接お持ちいただきました。
そのお気遣いに感謝しつつ、現物を確認したところ「江戸冠瓦6寸丸」であることが判明。
伝統的な和風住宅に多く用いられる丸みのある瓦で、現在でも一部の地域で使用されています。
こうした伝統瓦は、生産終了になっているケースも多いため、当社ではすぐに取引のある瓦メーカーへ在庫の有無を確認。
幸いなことに現在も製造されており、交換が可能と分かりました。
現地調査を行い、塀の構造や他の瓦の状態も確認した結果、針金線やセメントの劣化が進行していたため、必要な補修と安全対策を含めたご提案を差し上げ、工事を進めることになりました。
弊社、直通ダイヤルは、こちらになります↓↓↓
| 施工内容 |
- 雨漏り点検
- 応急処置対応
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- 漆喰工事
- その他
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| 築年数 |
築45年ほど |
| 施工期間 |
2日間ほど |
| 工事費用 |
約12万円ほど |
落下した塀の冠瓦を再利用して丁寧に修理した事例紹介
「塀の上の瓦を誤って落としてしまった…」そんな一見些細なトラブルが、実は重大な事故につながることもあります。
今回は、名古屋市中川区のお客様からいただいた修理のご相談に対し、伝統的な江戸冠瓦を再利用しながら、安全で美しい仕上がりを実現した施工事例をご紹介します。
名古屋市中川区にお住まいのお客様から、「塀の上に載っていた瓦を誤って落として割ってしまった」とご相談をいただきました。
破損した瓦をわざわざ当社まで直接お持ちくださり、そのお気遣いに感謝しつつ現物を確認すると、和風建築でよく使われる「江戸冠瓦(えどかんむりがわら)6寸丸」でした。
すぐに当社の瓦メーカーの担当者に連絡を取り、同じ規格の瓦が手に入るかを確認。
ありがたいことに、現在も製造されていることがわかり、修理の段取りへと進めることができました。
私たちはお客様のご希望に沿って、最適かつ費用を抑えた修繕プランをご提案することを大切にしています。
伝統的な「江戸冠瓦(えどかんむりがわら)」の特性と現状確認
江戸冠瓦は、和風住宅の屋根や塀の上に使われる丸みのある瓦で、屋根の棟(むね)や塀の仕上げに風格を添える重要な役割を担います。
今回は、塀の頂部に使用されていましたが、本来の用途に加え、意匠性や防水性を求めて流用されることも多く見られます。
現地を確認すると、破損した部分だけでなく、固定用の針金が錆びて切れていたり、セメントの劣化も確認されました。
これらは見えにくい部分ですが、劣化が進むと瓦のズレや落下を招くため、早期対応が必要です。
幸い、その他の瓦には損傷がなく、再利用可能と判断できたため、不要な交換を避けた効率的な修繕が可能となりました。
塀の上に載せられた瓦を再利用するために、慎重に取り外し作業を行いました。
瓦を傷つけないように一枚ずつ手作業で外し、古いセメントや劣化した針金線をすべて撤去します。
その後、内部の鉄筋に耐久性の高い被膜付きの新しい針金線を丁寧に縛り直しました。
瓦の固定には、釘穴に通した針金線とともに、防水性・接着力に優れた南蛮漆喰を使用。
瓦の水平や配置を丁寧に調整し、美観と強度を兼ね備えた仕上がりに。
特に力が集中しやすいL字コーナー部分では、瓦の角度調整や釘穴追加、隙間の防水処理にも細心の注意を払い、見た目も安全性も妥協しない修繕を徹底しました。
最終チェックと清掃を終えてから、お客様に完工のご報告をしました。
施工中に撮影した写真を使いながら、どのような工程で、どのような補強を行ったかを一つ一つ丁寧にご説明。
特に、劣化した針金線を被膜付きの新しい線に交換したこと、南蛮漆喰とコーキングボンドで確実に防水対策を施した点に関心を持っていただけました。
「まるで新品みたい!」と喜んでくださり、こちらも嬉しい気持ちでいっぱいです。
名古屋市やその近郊で、屋根や塀のことでお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
伝統的な建材の知識と最新の施工技術で、お住まいをしっかり守ります。
今回は、名古屋市中川区で行った江戸冠瓦の修理事例をご紹介しました。
お住まいの小さなトラブルも、放置すると大きな問題に発展することがあります。
私たちは、伝統的な建材を活かしつつ、安全性とコストに配慮した施工を心がけています。
どんな小さなご相談でも、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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誤って落とした瓦の修理依頼から、丁寧な現地調査を実施
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江戸冠瓦を再利用し、コストを抑えた修繕を実現
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劣化した針金線・セメントを新しい材料に交換し強度向上
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防水対策として南蛮漆喰・コーキングボンドを適切に使用
雨漏りやお住いの建物の内装工事や外装工事でお困りの際は
下記までお気軽にお問い合わせください!
受付時間 9時~17時(平日)
※定休日でも、対応していることもありますので一度ご連絡をください。
0120-806-393【フリーダイヤル】amepita@yamamura-kensou.com
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
雨漏りの調査以外でも、建物の営繕工事のご相談してください
1.交換時期が越えた住宅屋根の葺き替え工事や修繕・修理作業のご相談
2.建物の外壁部分の、塗り替えや外壁取り替え工事などのご相談
3.雨樋の取り替え工事などの板金工事などのご相談
4.建物内の大工さん工事である内装工事などのご相談
5.キッチンや設備など水道工事を含めたご相談
6.内壁のクロス壁紙などの貼り替えのご相談
7.照明器具など電気工事などのご相談
8.カーポートなどのエクステリア工事などのご相談
9.低層住宅と呼ばれる3階建て以下の建物の解体工事のご相談
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