屋根材の端が欠けていて雨漏りの心配がある、とのお問合せをいただき現地調査に伺いました。
その結果、雨漏りするほどの傷みではなかったものの、屋根材が色褪せて表面がめくれている箇所がありました。
施主様のお宅ではパミールという屋根材を使用しており、このまま劣化が進むと何層にも剥がれ、ボロボロに崩れてしまいます。
そこで、防水性・耐久性に優れたスーパーガルテクト(ガルバリウム鋼板)を使ったカバー工法を提案し、ご依頼をいただきました。
屋根材が経年劣化により剥がれたり欠けたりしています
劣化したパミールという屋根材の対策には、塗装して保護する方法もあります。しかし数年で剝がれてしまい塗装本来の「屋根を保護する」という役割を果たすことができません。劣化が軽微な場合、「塗装で大丈夫です」と言ってくる業者もいますが、プロの観点からみると塗装はおすすめできません。
耐久性のある屋根にするには、カバー工法を行うのが適切と考えられます。
既存の屋根についたカビやコケなどの汚れを洗浄します
バイオ洗浄薬を混ぜたものを散布したのち、通常の水による高圧洗浄を行ってカビやコケなどの汚れを徹底的に洗浄します。
十分に洗浄した後は、しっかりと乾燥させます。
新しい防水シートを張ります。カバー工事の場合、今ある屋根材の上に防水シートを張ります。
防水シートには、重ね代(かさねしろ)といってメーカー既定のシート同士を重ね合わせる幅があります。これを守らないと水が逆流して雨漏りする可能性があります。
防水シートを張り終えたら、屋根材を取り付けます。
新しい屋根材の取り付け工事が完了しました。
今回使用したスーパーガルテクト(ガルバリウム鋼板)は屋根材と断熱材を一体化した金属屋根で、耐久性や断熱性に優れた素材となっています。また、軽量なので地震対策にもおすすめです。
どのくらい軽いかというと、スレート屋根の場合、1㎡あたり約21kgの重量があります。それに対し、スーパーガルテクトは1㎡あたり約5㎏と4分の1の重量になります。したがって屋根にかかる負担も抑えられます。
金属系の屋根材は音が響くというイメージがあるかと思いますが、スーパーガルテクトは断熱材が入っているため、雨粒が当たっても室内まで音が響くことはありません。
現地調査やお見積りは無料にて承っております。
少しでも気になる点があれば、ぜひご相談ください。