「水滴が落ちてくるけど、これって雨漏り?」「天井にシミができてしまった…」「雨漏りか結露かわからない」このようなお悩みを抱えていませんか?
天井にシミができていたり、雨が降っていないのに天井から水滴が落ちてきたりしていたら、誰でも焦ってしまいますよね。
たとえ症状が似ていたとしても、
雨漏りと結露では原因も対処法も全く異なるので、最初の判断がとても重要です。そんな天井のシミや水の滴りにお困りの方に向けて、
雨漏りと結露の判別方法と正しい対処法を紹介します。
結露が、室内の水分が建材に付着することによって発生するのに対して、雨漏りは外からの雨水の浸入によって起こります。ご自宅の天井にできたシミや水滴の原因が、雨漏りなのか結露なのかによって、対処法は全然違ってきます。
万が一間違った対処をしてしまうと、
さらに症状が悪化したり、修理に余計なお金と時間がかかったりする恐れがあるので注意が必要です。実際「雨漏りかもしれない」と点検に伺ったら結露が原因だった、ということもあります。
雨漏りか結露かを見分ける方法を、以下の
3つのポイントに分けて解説していきます。まずはご自宅の状況と照らし合わせてみてください。
雨漏りと結露は、発生している時期や気温から判別してみましょう。
今現在、症状が出ているという方は、発生時期や期間、天気、気温などをチェックしてみるとよいでしょう。
| 雨漏り | 結露 |
発生時期 | 季節を問わず、雨や台風のときに発生 | 秋~冬の間 |
外気温 | 外気温にかかわらず発生 | 外が寒く室内が暖かいとき 暖房を使っているとき 換気が不十分なとき |
見極めるポイントは、
天井や壁の水濡れが一時的なのか長期間続いているものなのかという点です。
秋から冬にかけて、
外が寒く中が暖かい時期にだけ発生していたら、結露の可能性が高いといえます。換気が十分でなく、湿気がこもりやすい空間にも、結露はできやすいので覚えておいてください。
冬場の結露対策としては、
換気をこまめに行うこと、暖房器具や加湿器の使用頻度を抑えることが効果的です。(※夏でも結露が起こることはあります。)
一方で、雨漏りは外からの水の浸入がなければ起こらないので、もし
雨や台風、その後数日にだけ発生しているという場合は、雨漏りと判断して間違いないでしょう。
雨漏りと結露を見分ける2つめのポイントは、発生している場所と範囲です。
水が染みている場所はどこなのか、どのくらいの範囲で発生しているのか、症状が出ている周辺の状態をよく確認してみましょう。
ただしどちらの場合も一概には言えません。目安としてご参考にしてください。
| 雨漏り | 結露 |
場所と範囲 | 天井の一部だけ サッシの端だけ 壁の隅だけなど 限定的な一部の箇所 | 壁一面 窓ガラス表面 サッシ全体 天井裏全体など 複数個所で広範囲 |
同じ部屋でも、壁や窓ガラスは一切濡れていないのに
天井だけ濡れていたり、天井は濡れていないのにサッシの端だけ濡れてたりといった場合は、雨漏りである可能性が高いです。
反対に、壁にも窓ガラスにも水滴がついているような、
広い範囲で発生している場合は、室内と外の温度差が原因の結露と考えられます。
結露であれば、換気を心がけて症状がおさまることがあるので、まずは
部屋の換気をして変化があるか確認してみるとよいでしょう。
発生状況の違いも、雨漏りと結露を見分けるひとつのポイントです。
水濡れの程度や建材の状態など、発生状況によって、一時的な雨漏りなのか、温度差による結露なのかを見てみましょう。
こちらも例外はあるので、目安としてご参考にしてください。
| 雨漏り | 結露 |
場所と範囲 | 浸入した水が流れる 急速にシミが大きくなる きれいな水である | 変化が少ない 汚れた水で壁紙などが黒くなる |
雨水は大量に降るほど1か所に留まりやすく、上手く排水されないことで雨漏りを引き起こします。そのため、
天井や壁、サッシなどの一部に集中して水濡れが発生しやすいのです
水漏れやシミの変化が急で大量に流れているようなときは雨漏りである可能性が高いです。結露は、その場の水分が終息に増えることはないので変化はゆっくりです。恒常的に溜まった水が徐々に建材を濡らすため、
水が黒くなって現れることが多いという特徴もあります。
ここまで雨漏りと結露の見分け方を解説してきましたが、あくまでも解決に導くためのご参考にしてください。原因がはっきりしない、改善が見られないという時には早めにアメピタまでご相談ください。
先に述べた3つの見分け方から、水濡れや水滴が結露だった場合の対処方法を紹介します。
結露は、家の中の水分が原因で発生するので、温度と湿度を調節することが重要です。結露対策には、換気や除湿のほか、家全体の断熱性を上げるのが効果的といえます。
結露は、業者に依頼して修理するといった工事をしなくても改善するケースがほとんどです。壁やサッシが結露していたら、まず換気や除湿を行い、元となる室内の湿気を減らしましょう。
水滴をしっかり拭き取る
窓やドアを開け、空気の入れ替えをする
除湿器を稼働する、除湿剤を設置する
サーキュレーターや扇風機を回す
加湿器の使用を控える
洗濯物を部屋干ししない
冬場外が冷え込んでいるときほど、暖房やヒーターで室内を暖め、乾燥対策で加湿器をフル稼働している人は多いでしょう。外と中の温度差があり湿度が高いときは特に結露しやすいので、こまめに換気することが大切です。
小屋裏(屋根裏)の換気が不十分な場合、結露が発生し天井を濡らすこともあります。
棟換気や軒先換気などの設備は十分でしょうか。アメピタは雨漏り修理専門ですが、屋根まわりに関する工事のご相談も承っております。
まずはご相談ください。
結露対策に屋根に換気棟を取り付けた例です。
室内に
雨漏りのような跡を見つけたということでお問合せいただきました。屋根などに目立った問題はありませんでしたが、小屋裏内部の断熱材が黒い水で汚れており、
換気不足のための結露と判断いたしました。結露の場合、雨漏りと違って
汚れた雨染みになることも多いのです。
屋根の棟を取り外し、
換気性能のあるものと交換いたしました。工事中も屋根の中からの熱気を感じるほどでした。
換気や除湿をしてもまだ結露が発生している場合、家自体の断熱性能が低いことが原因であるとも考えられます。
費用はかかりますが、ペアガラスにしたり換気口を新設したり、断熱材を吹き付けたりといった断熱工事を施すことで、家の断熱性は格段にアップします。
とはいえ、結露対策に必ずしも断熱工事をしないといけないというわけでもありません。
最近では手軽に断熱できる便利なグッズがたくさん販売されており、ホームセンターや家電量販店、ネット通販でも簡単に購入できるので、結露に悩んだときは一度試してみるのもよいでしょう。
家の断熱性能を上げる方法は、下記のようなものが挙げられます。
窓やドアに断熱シートを貼る
窓際にマルチヒーターを置く
ペアガラス工事
換気口の設置工事
断熱工事
断熱シートは、簡単に貼り付けられる手軽さに加え、節電効果もあるのでおすすめです。
目隠しタイプや明るさを確保できる半透明タイプなど、デザインも豊富なのでインテリアを邪魔せずに使えます。
マルチヒーターは、窓際に置いて窓ガラスの結露を防いでくれます。スリムな物が多く、省スペースで防寒対策にもなるので、いくつか持っていると便利ですね。
結露箇所が多く、日常生活に支障が出ているなど、被害が大きい場合には、断熱工事も検討してみましょう。
断熱工事には、
天井断熱材の補修・施工、屋根や外壁の断熱工事、断熱性の高い屋根材へのリフォームなどが挙げられます。アメピタでも外装工事のご相談に可能な限り対応いたしますので、まずは点検からお申し込みください。
雨漏りを放置していると建材の腐食が進み、修理が大がかりになってしまうことも避けられません。
被害が大きければ大きいほど、直すには時間もお金もかかるため、1日でも早い発見と対処が重要です。
万が一雨漏りが判明した場合は、以下の2つの対処方法で早めに修理を行いましょう。
雨漏りは場所の特定が非常に難しいため、目視だけでなく専門業者による調査が必要です。
雨漏りの場所を特定するには、
散水試験と
赤外線調査のほかに、発生箇所のクロスや壁を剥がして調べる場合もあります。
雨漏りの修理費用は、原因によって
5万円前後で済むものから、雨漏り箇所や程度によっては数十万円以上かかることも珍しくありません。アメピタでは、お住まい全体をしっかり点検し、雨漏り解決のための工事プランをご提案いたします。ご希望やご予算もあればお伝えください。
雨漏り調査で場所を特定できたら、なるべく早く点検・修理を依頼しましょう。
雨漏りによる水滴やシミ、変色といった被害をそのままにしておくことは非常に危険です。
雨水が染み込んだ内装材は傷み続け、最悪の場合建物が倒壊する恐れがあります。また、カビやダニが発生することで、住人の健康に悪影響を及ぼすリスクも否定できません。
雨漏りの被害拡大を防ぐには、早めの発見と修理がとても大切です。雨漏りかも…と不安になったら、1日でも早くご相談ください。
その際には、どのようなときにどんな症状があったかなどを分かる限りで記録しお伝えいただくと助かります。
大雨や台風で雨漏りしても、晴れた日が続くとおさまるので、放置してしまうという方も少なくありません。
たとえ
わずかな雨漏りであっても、そのまま放っておくことだけは絶対に避けましょう。わたしたち雨漏り修理のプロだからこそ伝えられる、雨漏りを放置すると起こる
6つのリスクを下記に挙げておきます。
高額な修理費用
建材の腐食と耐久性の低下
カビやシロアリの繁殖
家財道具への被害拡大
漏電、火災
家の資産価値が低下
雨漏りを放置することは、建物にダメージを与え続けていることと同じです。
被害が大きくなり傷んだ分だけ、修理が大変になるのは言うまでもありません。雨水を吸収し水分を多く含んだ木材は、腐食が進み、カビやシロアリ被害を拡大させます。
内装材が傷めば、部屋に置かれた家具や家電も影響を受け、漏電による火災を引き起こす危険もあります。
当然家の資産価値は下がるので、販売価格は低く、最悪の場合、売却不可能という事態にもなりかねません。
雨漏りを放置したことで、大切な家を失うのだけは避けたいですよね。
雨漏りは、被害の小さいうちに早めに対処することが何よりも重要なのです。
雨漏りの放置は、建物の腐食や倒壊、住人の健康被害などたくさんのリスクを伴います。
わたしたち修理業者にとって、雨漏りを「様子見」することは絶対にありえません。雨漏りは、気づいたときの早期発見が早期解決に直結します。
「もっと早く修理しておけば…」と後悔しても、傷んだ家もかかった費用も元には戻せないのです。
雨漏りかどうか分からない場合でも、最短即日で点検が可能です。
「あれ?もしかして雨漏り?」と心配になったら、一刻も早く調査と修理をご依頼ください。
雨漏りか?結露か?3つの判別方法と対処法のまとめ
雨漏りかと思い調査すると結露が原因であることがあります。次のポイントから原因を探り適切な対処をしましょう
・発生する時期や気温
・発生する場所や範囲
・発生状況
結露が原因の場合、換気や除湿を試しましょう。改善しない場合は家全体の断熱工事を検討しましょう。
雨漏りが原因の場合、早めに修理業者へ連絡しましょう。発生状況を分かる限り記録しておくと早期解決につながります
原因がはっきりしなくても構いません、雨漏りかも?と思ったらお早めにご相談ください
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