防水紙(ルーフィング)が防ぐお住まいの雨漏り 防水紙の役割と重要性

重要な防水紙の役割とメンテナンス
屋根からの雨漏りを防いでいるものは何でしょう?と聞かれたら皆さんは何だと答えますか?瓦やスレートといった屋根表面に見える「屋根材」だと多くの方が回答されるのではないでしょうか。 特に屋根の専門家ではない方からしたら表面に見えている「屋根材が雨漏りを防いでくれている」と考えるのは自然なことですよね。

私たちが屋根を見上げた際に表面に見える屋根材はまさに雨を直接受け止め、建物内部への浸入を防いでくれていますよね。しかし実は屋根の防水は「屋根材」だけで完成しているわけではなく、「防水紙(ルーフィング)」があることによって守られているのです。つまり屋根材だけでは決して雨漏りから建物を守ることはできないという事であり、極端な話なのですが建物内部への雨水の浸入という事だけで言えば屋根材などなくても防水紙さえしっかり敷設されていれば守られるのです。

「防水紙(ルーフィング)」という言葉を初めて聞いたという方にすればもしかしたら信じられない話かもしれませんね。しかし屋根の防水構造は事実、防水紙が砦となって守ってくれているのです。

このように防水紙は屋根からの雨漏りを防ぐために欠かせない存在です。しかし瓦などの屋根表面にある屋根材と違って、防水紙は屋根の内部にあるためその存在に気づきにくく劣化も見落としやすい箇所でもあります。こちらのページでは屋根からの雨漏りを防ぐためにもなくてはならない防水紙の重要性や種類、メンテナンスのタイミングなどについて解説致します。
【動画で確認「防水紙の役割と重要性」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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【屋根の構造】防水紙は「どこに」「どのように」施工されている?

防水紙とは屋根材の下に、下地として敷かれている防水用のシートのことで「ルーフィング」とも呼ばれます。屋根からの雨漏りを防ぐためには欠かせない存在であり、どれだけ屋根材が健康状態であったとしても防水紙に「破れ」や「穴あき」といった不具合があれば雨漏りの発生リスクがグンっと上がってしまう事にもなります。防水紙の重要性についてまずは屋根の構造、そして防水のしくみとあわせて把握しておきましょう。
屋根材の下に敷かれ雨漏りを防いでいるのが防水紙(ルーフィング)
「屋根」とは決して瓦やスレートといった表面に見える屋根材のみを指しているわけではありません。まず屋根の構造について見ていきましょう。

屋根を構成しているのは、
垂木(たるき)・野地板・防水紙・屋根材
という4つの部材です。初めて耳にするという方もきっといらっしゃいますよね。それぞれがどのような役割を果たしているのでしょうか?
垂木(たるき)

垂木は屋根全体を支えている木材です。建物の小屋組みを作ったあと、軒(のき、屋根の下側)から棟(むね、屋根の頂上)に向かって一定間隔で垂木を置き、上に板を敷くことで屋根の形ができあがります。
垂木とは屋根全体を支えている木材です

野地板(のじいた)

野地板とは垂木の上に敷く板材のことで、屋根下地とも呼ばれます。野地板には主に木材の合板が用いられますが、防火指定地域ではセメントを配合して耐火性を強化した野地板を使うこともあります。 築年数が古い瓦屋根の建物では杉板を一枚ずつ並べて野地板にしている屋根もありますが、現在新築される家では採用されていません。
野地板とは垂木の上に敷く板材

防水紙(ルーフィング)

防水紙は野地板の上に敷く防水用のシートです。木製の野地板は雨や湿気に弱く、長期間さらされれば腐食を進め、雨漏りはもちろん屋根の強度を弱めてしまう事にもなるため、防水紙を敷設することで雨水の浸入をシャットアウトする役割を持ちます。
防水紙とは野地板の上に敷く防水用のシートです

屋根材

屋根材とは私たちが屋根を眺めた際に目にする屋根表面に敷設された瓦やスレート、ガルバリウム鋼板などを指します。防水紙を敷いた野地板の上に屋根材を並べ、固定することで屋根が完成します。
屋根材とは屋根表面に敷設された瓦やスレートなどを指す


屋根の防水は「一次防水」と「二次防水」の二重構造

屋根の防水は「一次防水」と「二次防水」の二重構造になっています。

防水構造の一番手は瓦やスレートといった屋根材です。多くの方が想像した「屋根からの雨漏りを防いでいるもの」の一つが屋根材というわけですね。
この屋根材が一次防水の役割を持っているわけですが、実はどんなに耐久年数の長い丈夫な屋根材でもすべての雨水を完全にシャットアウトできるわけではないのです。

例えば瓦やスレートは一枚一枚の屋根材を並べることで屋根の表面を構成していますが、一枚一枚の屋根材の重なり部分には必ず湿気や水分を逃がすための隙間が設けられています。構造上必要な隙間だとは言え、「湿気や水分の逃げ口」という隙間があるということは逆に言えば「雨水の浸入口」にもなり得るということですよね。
屋根の防水は二重構造になっています

空から垂直に降ってくる雨であれば屋根材で雨を受け止め、そのまま勾配に沿って屋根から雨樋、そして地上へと排水を行うことになりますが、強風を伴う横殴りの雨が降れば設けられた隙間から屋根材の内側へと浸水してしまうことがあるのです。

話が極端すぎると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、例えば瓦屋根のお住まいで調査のために瓦を外すと、ほとんどのケースで瓦の下に風によって運ばれてきた砂、場合によっては鳥が運んできた枯葉などが溜まっています。砂や枯葉が入る隙間があるわけですから雨水ならなおさらですよね。

屋根材の内側に雨水が入り込んでしまえば木材である野地板や垂木といった建材に染み込み、雨漏りの原因を作ってしまう事は明らかですね。
雨水の浸入によって傷めつけられてしまった防水紙

この野地板垂木といった下地や構造部への雨水の浸入を防いでいるのが、今回のテーマでもある防水紙であり、二次防水の役割を担っています。木製の野地板に防水紙を敷くことにより、もしも屋根材から雨水が入り込んでしまっても下地まで雨水が到達しないよう最後の砦として浸水を防いでくれているというわけですね。

もし現在屋根からの雨漏りでお困りであれば、屋根材の隙間から浸入した雨水が防水紙を貫通して建物内部へと浸入してしまっている可能性が高いと言えます。したがって屋根表面の屋根材の点検や補修だけでなく、防水紙や野地板といった屋根内側の状態の確認やメンテナンスが必要になる可能性があるということも意識しておきましょう。


屋根葺き替え、屋根カバー工法とは

 

建物を最後の最後に雨漏りから守ってくれているのは防水紙

冒頭で「極端な話、屋根材がなくても防水紙さえしっかり敷設されていれば雨水は浸入しない」と話しましたが、どういうことかお分かりいただけたのではないでしょうか?

もちろん屋根材という一次防水がなければ直接雨水が防水紙に当たることはもちろん、紫外線の影響も直接受けることで劣化を早めてしまう事にもつながるため、どちらも屋根の防水性を維持するためにはなくてはならないものではありますが、雨漏りを最終的に防ぐためには防水紙が非常に重要な役割を果たしていることは理解しておきたいですね。

防水紙の不具合が原因で起こる雨漏りの例

屋根材であれば「色が剥げてきている」「屋根材が歪んでいる・ずれている」など劣化状態は目で見て確認することができますが、屋根材に覆われている防水紙の状態をチェックするのは大変難しいですよね。

防水紙は経年劣化、また施工不良が原因で不具合を発生させますが、当然ながら不具合の放置は雨漏りの原因となってしまいます。雨漏りを早期に解決するためにも防水紙の劣化による雨漏りの具体例を知っておきましょう。

防水紙の経年劣化による雨漏り

防水紙は屋根材によって表面が保護されていますが、気温や湿気などが原因でひび割れたり撥水能力を失ったりして、徐々に防水性が低下してしまいます。
経年劣化し、二次防水の機能を失ってしまった防水紙を使い続ければ、やがては下地である野地板までもが雨水にさらされることになり建物の雨漏りに繋がってしまうことは誰が見ても明らかですよね。

例えば「一部分だけ穴が空いている」などのような部分的な劣化であれば、部分的な防水紙の貼り替えや下地の補強も可能ですが、寿命を迎え経年劣化で全体的に防水性を失った場合は全体的な貼り換えが必要です。
経年劣化で寿命を迎え防水性を失った防水紙

また防水紙全体が劣化している場合は野地板への雨水の浸入が考えられます。長期間にわたって水分に晒されることで下地としての強度を失うばかりか、最悪の場合腐食が起きていることも考えられるため、その場合は野地板まで交換する大規模なリフォームとなる恐れがあります。大規模なリフォームへと発展する前に適切なタイミングで防水紙を交換すること、そして防水紙の耐用年数を知っておくようにしましょう。
防水紙が劣化し野地板が腐食

防水紙の耐用年数はおよそ15年~20年程度です。

のちほど詳しく解説いたしますが、防水紙の耐用年数は商品によっても大きく異なりますが15年~20年程度が平均的です。「自宅の屋根材の寿命は知っていたけど、防水紙の寿命まで考えたこともなかった…」という方がきっと多いことと思いますが、雨漏りから建物を守るためにもぜひ覚えておいてくださいね。

屋根材の劣化により防水紙が傷み、不具合を起こしたことによる雨漏り

防水紙が健康状態を保つためには、屋根材が不具合なく適切な状態であることが大切です。

つまり屋根材の状態が悪ければ防水紙の劣化を早めてしまう事にもつながるというわけですね。

防水紙が通常より雨水にさらされれば当然劣化を早めます。また屋根材の不具合によって防水紙が表面に露出してしまえば紫外線の影響を強く受けますから、こちらも当然劣化を早める原因となってしまいますね。当然15年~20年といった耐用年数を期待することもできませんよね。

瓦が一枚だけ剥がれて防水紙が露出している
瓦が剥がれ防水紙が露出している

瓦が1枚だけ剥がれている

スレート屋根が割れて雨水の浸入口を作ってしまっている
スレート屋根が割れて雨水侵入口を作ってしまっている

スレート屋根材の割れ

雨仕舞の不具合で屋根内部に雨水が流れ込んでしまっている
雨仕舞の浮き

釘の浮き

このような状態にさらされることによって生まれた部分的な「剥がれ」「ひび割れ」「穴」といった不具合箇所が雨漏り箇所となり得るのです。

防水紙を固定した穴から浸水して雨漏り

防水紙を野地板に固定する方法はタッカー留めと粘着式の二通りあります。
粘着式とは防水紙自体に特殊な粘着剤が塗られており、野地板に粘着させ固定させる方法、そしてタッカー留めとは「ガンタッカー」という大きめのホッチキスのような器具で「ステープル(針)」を打ち込んで野地板に固定する方法です。

正しく施工方法を守って固定された防水紙であればステープルを打ち込んだ穴の周りから雨水が野地板に染み込むということは滅多に起こることではありません。しかしガンタッカーを打つときの角度が悪いなど施工時の穴あけ不良が原因となりステープルが浮いてしまい、穴から雨水が浸入して雨漏りへと発展しまうことがあります。

またいくら正しくステープルが打ち込まれていたとしても、やはり防水紙全体に穴を空けることは雨漏りのリスクを数パーセントでも上げてしまう事にもなり得ますし、その穴が原因で防水紙の劣化が始まることもゼロではありません。このようなリスクを避けるためにも雨漏り補修において防水紙の交換を行うケースがある場合は粘着式の防水紙を選択することをお勧めします。
防水紙の交換は粘着式のものがお勧めです

防水紙の施工不良による雨漏り

防水紙は屋根の軒先からてっぺんの棟に向かって一枚ずつ貼り付けていきます。これは防水紙の重なり部分が下を向き、雨水の浸入を防ぐための配慮でもあります。
また防水紙同士が重なる部分は、重ねる幅の目安があり最低でも上下で20cm以上、水平方向では10cm以上重ねる必要があります。(メーカー商品によっては重ね部分に20cmのラインが引かれています。)

もし防水紙同士を重ねずに貼り付けてしまえば防水紙の継ぎ目から簡単に雨水が浸入してしまい野地板を傷めてしまう事になります。結果として雨漏りに発展することはお分かりですよね。
防水紙が原因の雨漏りは防水紙自体の良しあしはもちろんのこと「施工する業者がきちんと守るべきルールに従って施工しているか?」という業者の施工にもかかっているのです。
防水紙は軒先からてっぺんの軒に向かって貼っている

新築時に防水紙が手抜き工事されていたため発生する雨漏り

滅多にあることではありませんが、
●新築時に防水紙が野地板に貼られていなかった
●部分的に防水紙の貼り付けが省略されていた
●防水紙の重ね部分がすき間だらけだった
などのような、新築時の防水紙貼り付けに手抜きがあって雨漏りが発生してしまうケースもゼロではありません。

もしご自宅の雨漏りが新築から10年も経過していないのに発生してしまっている場合、考えられる原因は❶施工不良、❷使用した部材に不良品が混ざっていた、のいずれかであるはずです。(新築時において使用される部材はすべて新品であるはずですから当然ですね。)
その場合は「住宅瑕疵担保責任保険」によって補修費用が負担されます。まずは家を建ててくれた工務店やハウスメーカーに相談してみましょう。

新築から10年以内の雨漏りは家を建ててくれたハウスメーカーや工務店に即相談!

防水紙(ルーフィング)は大きく分けて二種類

これまで防水紙がどのように施工されているのか、また役割などについて見てきました。
ここまで読んでいただくことで防水紙の重要性をご理解いただくとともに、交換が必要な屋根リフォームの際にはぜひ防水紙にもこだわってみたい!という方もきっといらっしゃるのではないでしょうか。

防水紙は種類によって耐用年数や機能、メリット・デメリットなど多くの違いがあります。ご自宅の防水紙の性能を復習することはもちろんこれから防水紙を交換する方もぜひ参考になさってください。

防水紙(ルーフィング)には、アスファルトルーフィング改質アスファルトルーフィングの二種類があります。
防水紙種類毎の仕様表
アスファルトルーフィング
アスファルトルーフィングはこれまで多くの現場で使われているスタンダードな防水紙です。アスファルトを含んだシートが鉱物の粒でコーティングされており高い防水性を発揮します。

アスファルトルーフィングの施工価格は他の防水紙に比べると比較的安価で施工が可能ですが耐用年数が約15年~20年と短く、ガンタッカーによる打ちつけ施工しかできないため施工不良や経年劣化で穴から雨漏りが発生しやすいというデメリットがあります。
改質アスファルトルーフィング
アスファルトルーフィングのデメリットを改善したものが「改質アスファルトルーフィング」で、防水紙では現在の主流となっています。

破れにくくアスファルトルーフィングよりも耐久性が高いというメリットがあります。
また改質アスファルトルーフィングにはステープルで穴を空けずに留められる粘着シートタイプや野地板の温度上昇を抑制する遮熱機能を持ったものや耐久年数で50年程度が期待できる長寿命タイプなどもあります。

改質アスファルトルーフィングの施工価格は一般的なアスファルトルーフィングよりもやや高いというデメリットがあります。しかし、約15年で交換が必要になる安価なアスファルトルーフィングを選ぶよりも、初期費用はかかっても高耐久が期待できる改質アスファルトルーフィングを選んだ方が、メンテナンスコストが抑えられるぶんコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。

雨漏りを防ぐために防水紙もメンテナンスしましょう

ふだん目にする機会が少ない防水紙も、雨漏りを防ぐ重要な建材ですから当然のことながら定期的な点検とメンテナンスが必要です。次に防水紙の劣化をチェックする方法や補修方法について見ていくようにしましょう。

防水紙の劣化をチェックする方法

防水紙が劣化しているかどうかは小屋裏から野地板の状態をチェックすることで判断できます。

小屋裏から見て野地板にシミや黒ずみが広がっている場合は、発生箇所周辺の防水紙の不具合箇所から雨水が浸入し、野地板まで雨染みが広がっている可能性があります。
特にスレート屋根や金属屋根の場合は屋根材を重ねた上で釘で固定しているため、部分的に屋根材を外して直接防水紙の状態を目視で確認するということができません。そのためこのような方法で雨漏り箇所を確認した上で、防水紙の劣化箇所を特定します。
防水紙の劣化により小屋裏から雨漏り

逆に瓦屋根の場合は一枚ずつ剥がすことが可能なため、小屋裏から雨漏り箇所を特定した上でさらに雨漏り箇所の瓦を剥がしたうえで直接防水紙の不具合を確認します。
雨漏り箇所と思われる瓦を剥がして防水紙の不具合を確認

いずれにしてもよほど普段からご自身で小屋裏の点検を行っているといった方でない限り、防水紙の劣化は私たちが雨漏り点検でお伺いした際に明らかになることが多く、瓦が割れたり水切り金具が外れたりした箇所付近の屋根材を剥がしてみると防水紙が破れていた、穴が空いていたというケースは後を絶ちません。

雨漏り点検の際は、屋根表面の見た目だけでなく防水紙や野地板といった内側の状態までチェックしてくれる業者を選びましょう。

防水紙の補修方法

防水紙や野地板は部分交換も可能な部位ではあります。
防止紙全体の劣化が進んでおらず、部分的にひび割れが起きているような場合は、割れ目を防水テープやシーリングで塞いで補修することができます。ただしあくまでも応急処置レベルの補修だと考えなくてはなりません。不具合箇所は部分的でも劣化は全体に及んでいる可能性があるためです。専門業者に細かな点検を実施していただき詳細な状況を把握した上でどのような補修がベストなのか相談するようにしましょう。

防水紙の下にある野地板の腐食も進んでいる場合は、腐食した野地板を部分的に撤去し、新しい合板と防水紙を貼って補修します。
専門業者に点検頂き、ベストな補修方法を相談しましょう

一方、全体が経年劣化している防水紙は貼り換えなければなりませんので既存の屋根材を使用する葺き直し工事、または屋根材まで新しくする葺き替え工事という選択肢があります。
「葺き替え」とは屋根材と屋根下地をすべて交換する工事で、「葺き直し」とは屋根材のみ再利用して野地板や防水紙などの下地のみを交換する工事のことです。
※葺き直しは瓦屋根、天然スレート屋根のみで行うことができる工事となります。

葺き替えも葺き直しも部分補修に比べると施工価格は高くなってしまいますので野地板や構造部の腐食によってお住まい自体が弱まってしまう前に早めのメンテナンスを心がけていただきたいと思います。

雨漏り防御の最後の砦だからこそ屋根材同様、気を配りたい防水紙

これまで雨漏りというと「瓦が外れているのかな?」「屋根材が割れているのかな?」など屋根材の不具合が原因だと考えられていた方も多いのではないでしょうか?

確かに屋根材の不具合は雨漏りの原因ともなり得る不具合ですが、建物内部へと雨水が浸入する直接的な原因は防水紙の劣化によるものだとご理解いただけたのではないでしょうか?
もしもご自宅の屋根の防水紙が破れてしまっていれば、まさに建物内部への浸入口を広げてしまっている状態だと言えます。雨漏りの恐ろしさは別のページでじっくりと解説していますが、建物自体の強度にまで影響するお住まいにとって重大な不具合です。

現在雨漏りにお困りの方はもちろんですが、「数年前に少し雨漏りがあったけど、今は大丈夫」という方も注意が必要です。万が一防水紙の原因がある場合は風向きや雨量によって雨漏りが再発する可能性がありますし、数年前の雨漏りが知らぬ間に被害を広げている可能性も否定できませんよね。

表には見えませんが防水紙はお住まいを守るための重要なパーツです。防水紙の種類によっては15年程度で寿命を迎えるため、「雨漏りしていないからまだ大丈夫」と思っていらっしゃる方もぜひ定期的に屋根の点検をしていただきたいと思います。

防水紙(ルーフィング)が防ぐお住まいの雨漏り 防水紙の役割と重要性のまとめ


屋根は垂木、野地板、防水紙、屋根材で構成されており、防水紙は屋根材の下、野地板をカバーするように敷設されています

屋根は屋根材の一次防水、防水紙の二次防水によってお住まいを雨漏りから守っています

防水紙はお住まいを雨漏りから防ぐ最後の砦であり、防水紙の劣化の進行、穴や破れといった不具合は雨漏りに直結します

アスファルトルーフィング、そして現在主流の改質アスファルトルーフィングと防水紙は大きくわけて二種類あります

雨漏りからお住まいを守るためには屋根材だけではなく防水紙にもこだわってみましょう

直接、表面には見えない防水紙の劣化は小屋裏から野地板の雨漏り状態を見ることで判断することが可能です

防水紙の補修には応急処置である部分補修、また全体を交換する葺き替えや葺き直しが考えられます

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