いつの間にか部屋の天井にシミが出来ている。
もしかして雨漏り？と心配になりますよね。

天井のシミの原因は雨漏りではないこともあります。
このページでは、天井にシミができた場合に考えられる雨漏りの解説や、雨漏りでないケースとその見分け方、調査の方法などについてご紹介しています。

【動画で確認「天井のシミ、原因と解決方法」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください！
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天井のシミの原因と見分け方

●雨漏り
●結露
●漏水
●動物
●天井板や接着剤の劣化

シミの原因：雨漏り

シミの原因として一番に思い浮かぶのは、やはり雨漏りなのではないでしょうか。そして、その雨漏りはきっと屋根から、とイメージされる方が多いと思います。
屋根が雨漏りの原因となることはやはり多いのですが、実は屋根以外の場所からの雨漏りというのも珍しくはないことをご存知でしょうか。

＜雨漏りの原因となる箇所＞
・屋根
・屋上（陸屋根）
・ベランダ・バルコニー
・外壁

このように、ひと口に「雨漏り」といってもその原因は様々です。原因がはっきりしないうちにむやみに工事をしても、シミの拡がりが改善しないとがっかりしてしまいますよね。
多少の雨漏りでは断熱材が雨水を吸い込んで室内側に症状が出ないこともあります。天井の雨染みが気になり始めたら早急に対処しましょう。
雨漏りの点検は経験豊富なアメピタにお任せください。

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シミの原因：結露

雨漏りと勘違いしやすいのが結露です。冬、部屋を暖房で暖かくしていると外気との温度差で窓に水滴が溜まるのを経験されている方も多いでしょう。
同じように、屋根裏（小屋裏・天井裏）でも結露が発生することがあるのです。

室内で暖められ湿気を含んだ空気は上昇し、天井と屋根の間の空間、屋根裏へ到達します。冬、屋根裏は冷えていますからそこで空気に含まれた湿気が水となり、屋根裏内を濡らすのです。それがやがて天井のシミとなって現れることがあります。

【見分け方と対処法】
特に冬、雨も降っていないのにシミが大きくなってきたり水滴ができたりするようなら、結露の可能性が高いです。

屋根裏や壁内など見えないところで起こる結露を内部結露と呼びますが、知らないうちにお住まいを傷めていくので厄介です。
換気棟、軒天の有孔版、通気口等で（複数併用することで空気が循環し効果を発揮します。）屋根裏の換気を良くしたり、屋根裏に敷かれた断熱材を補修したりして結露を最小限にしましょう。

シミの原因：漏水

天井の上に水道管が通っている場合、その不具合による水漏れということも考えられます。老朽化や凍結による破損です。特に、上階にトイレなどの水まわり設備がある建物では要注意です。

【見分け方と対処法】
この場合では一度に大量の水が漏れ出てくることが多いので、天井や壁のシミが急速に成長するなら漏水を疑ってみましょう。
水が垂れる音が聞こえることもあります。

はやめに専門修理業者を呼んでみてもらいましょう。

シミの原因：動物

換気口や軒天などに不具合があると、屋根裏にイタチやタヌキ、ハクビシンなどが侵入して住み着いてしまうことがあります。天井のシミはその糞尿が原因かもしれません。
衛生的に良い状態とは言えず虫が湧く可能性もあるのではやめに対処したいですね。

【見分け方と対処法】
大きな動物であるほど足音がしますし、動物特有の臭いがあることもありますので判断はしやすいでしょう。

動物が嫌がる臭いのものを屋根裏に撒くなどの対処方法もありますが、確実に追い払うなら害獣駆除を専門としている業者に依頼するのが良いでしょう。

シミの原因：天井板や接着剤の劣化

天井板そのものが劣化して変色してくるケースや、天井に使われる建材の接着剤が経年とともに染み出してシミとなるケースもあります。
特に和室の天井で木目の化粧板の中には、ラミネート天井といって木目模様をプリントしラミネート加工されたものがあり、年月が経つうちに接着剤の成分が浮き出て変色してしまうことがあります。

【見分け方と対処法】
水が原因だと触ったときに湿っている感触がありますが、建材の劣化ならそれがありません。また、接着剤が原因なら変色部分が合板に沿って真っ直ぐになることが多いです。しかしそれだけでは接着剤だと断定できないのでしっかり点検してもらった方が良いですね。

シミの原因が接着剤だったり、軽度の劣化であればそれほど問題はありませんが、気になるようならクロスを貼るなどのリフォームをご検討ください。

天井のシミを放置してはいけない理由

天井や壁の小さなシミに気が付いたとき、雨漏りかもしれないと気にはなっても、
「シミがもっと大きくなるまで様子を見よう。」
「業者に来てもらうほどでもないかな。」
と放置してしまっていませんか？

もし天井のシミが雨漏りや結露、漏水によるものであれば、放っておくことでさらに大きな被害になってしまうかもしれません。
雨漏りや漏水を放置した結果、天井のクロスや天井そのものが剥がれて落ちてくるケースもあります。天井板が腐食してしまえばそれだけ補修にも手間や費用が掛かりますし、カビや白アリの発生も見逃せません。
原因が分からないシミでもご相談ください。アメピタが徹底調査いたします。

点検はどのように行われるの？

天井のシミは雨漏りが原因かもしれない。しかしご自身では判断が出来ませんから、どのように原因究明が行われるのかは気になるところですよね。
シミの原因が上記のようなケースに当てはまらず、雨漏りである可能性が高い場合の点検方法についてみていきましょう。

屋根や外壁等の点検

雨漏り修理の経験が豊富な業者であれば、シミの様子や拡がってきたときの状況などから判断し、経験をもとにある程度の予測を付けて点検します。
外壁や屋根周りにクラックや破損があった、防水紙が濡れて破れていた、など目に見えて問題があれば原因究明につながりますが、それだけでは特定できない場合も多く、以下のような点検方法も取られます。

屋根裏の点検

シミのすぐ上が屋根裏であるなら、実際に屋根裏に入っての点検を行います。もともと点検口が設けられているお住まいや建物もありますが、ない場合は補修することを前提で天井を剥がし屋根裏に上がらせていただくこともあります。
漏水や動物の痕跡があればすぐに発見できますし、屋根の裏側の野地板や梁等に濡れた跡があれば浸入した雨水の経路も分かるので、原因の特定には有効です。

散水調査・赤外線調査

実際に水を流しての散水調査が行なわれることもあります。ホースやじょうろ等で雨漏りの原因と思われる箇所に試験的に水をかけ、雨が降った時と同じ状況を作り出して浸入してくる水の流れを確認します。
また、外壁内など目視しにくい場所の調査には、温度を見るための赤外線サーモグラフィカメラを使った調査も有効です。水の通り道や濡れた場所は温度が低く映し出されます。
※散水試験やサーモグラフィカメラを使った調査には費用が掛かります。

原因の究明は多くの場合時間をかけて行われます。
すぐに原因が分からないの？と焦ってしまうお気持ちもあるかと思いますが、いい加減に修理工事をして結局解決できなかった、シミが再発した、ということになってはその方ががっかりしてしまいますよね。
原因究明は雨漏り解決の第一歩です。そのために、シミや被害の様子・状況を詳しくお聞かせください。

天井に雨染み？原因は結露でした

2階の和室天井に黒くシミができたとのことでお問合せをいただきました。1箇所ではなく全体に広がっています。
小屋裏を点検させていただいたところ、垂木にシミができていますがそれ以外に跡はありませんでした。

実は原因は結露でした。こちらのお住まいの骨組みには軽量鉄骨が使われています。熱伝導率が高いため結露が発生しやすいのです。
屋根にも上がらせていただきましたが問題は見られませんでした。改善には換気棟や軒換気などの設置をご検討いただくと良いでしょう。

築60年、天井のシミは谷板金からの雨漏りでした

築60年瓦屋根のお住まいです。雨の日にはぽたぽた音がするということで雨漏りの可能性が高いです。
屋根には谷があり「谷板金」と言われる金属版が敷いてありますが、錆て穴が開いています。ここから日常的に雨がしみ込んでいるようでした。丈夫なステンレスやガルバリウム鋼板の谷板金への交換をご案内し、シートにて応急処置の養生をさせていただきました。

天井のシミには内装補修

雨漏りや漏水を解決しひと安心。
しかし天井にシミが残ったまま、天井板やクロスが剥がれかけたまま、では毎日の生活も落ち着かないですよね

《内装補修は必ず問題解決の後で！》
見た目の悪い内装を一刻もはやく補修したい！というお気持ちは分かりますが、まずは雨漏りや漏水の問題を完全に解消するのが先決です。
雨漏りの場合は、修理後、それ以上シミが拡がらないか、水が垂れてこないか、必ず確認してからの内装補修をしましょう。

シミの原因解決と内装補修を同時に行える業者がベストです

シミの原因によって、問題解決のために呼ぶ必要がある業者は違ってくると思います。
原因が漏水なら水道屋さん、動物なら害獣駆除の専門業者かもしれません。その場合は原因となっている問題を取り除いた後で、天井や屋根裏・内装の補修のための業者を呼ぶ必要がありますね。
もし原因が雨漏りや結露で、可能であれば、原因となった外装の補修と内装の補修を同時に行える業者に依頼するのことをおすすめいたします。

それぞれに業者を頼み見積もりをもらって契約してスケジュールを調整して…では手間も時間も掛かってしまいます。お住まい全体を扱うことのできるリフォーム業者や雨漏り専門業者に頼むのが良いでしょう。
同時にお住まいの断熱の相談をしたり、この機会に雨樋修理を依頼したりする方も多いです。
アメピタは雨漏り修理専門店ですが、屋根・外壁等の外装だけでなく内装リフォームの実績も豊富です。是非ご相談ください。

天井のシミを発見したらはやめにご連絡ください！

年々大きくなるシミ、変色した壁、気にはなるけれど原因が分からない。
雨漏りかもしれないし、違うかもしれない、業者を呼んでもいいのかな。

そんなことでお悩みではありませんか？
アメピタでは、雨漏りかもしれないシミ、原因の分からないシミの調査でも承ります。
調査した結果、原因が雨漏りじゃなったら恥ずかしい、申し訳ない。
そんなことは全くございませんのでご安心ください。
私たちアメピタの願いは、皆様が毎日快適に安心して暮らせることです。

一般の住宅だけでなく、オフィスやビル、店舗に発生したシミ・雨染みについてもご遠慮なくご相談ください。

シミの被害が拡がると補修にかかる費用や日数もかさみます。原因が分からず悩む日々が長くなるよりも、小さなシミでもまずはお早めにご相談ください。