まとめ
雨に晒されやすいバルコニーは住まいの中でも雨漏りが発生しやすい場所です
バルコニーは防水層である床、手すり、外壁、笠木など多くの部材で作られており各所で雨漏りの原因と解決策が異なります
床(防水層)からの雨漏りを防ぐためトップコートの塗り替えを3年~5年を目安に塗り替えましょう
防水層自体に劣化や傷みが見られる場合は新たな防水工事が必要となります
壁に打ち付けられているコーキングは10年を目安に打ち替えることで外壁内部への雨水の浸入を防ぎましょう
外壁材の割れや反りに対する対処としては不具合箇所の部分的な外壁材の交換や寿命が迫っている外壁であれば張替えやカバー工事を行う事がお勧めです
モルタル外壁であれば幅0.3mm以上の構造クラックはシーリング材やモルタル樹脂を充填することでクラックを埋め、雨水の浸入を防ぎます
手すり壁の天端に取り付けれている笠木も雨漏りの原因となりやすい箇所の一つです。定期的なコーキング打ち替えや状況に応じて交換による補修が必要となります
様々な部材によって成り立っているバルコニーでは「取り合い」が多く、そこからの雨水浸入も雨漏り原因の一つとなります