窓サッシからの雨漏りというのも私達アメピタがよくご相談をいただくケースです。
●雨が降ると窓サッシの隙間からじわじわと水が染みてくる。●雨が降った後にふと窓際を見たらびしょびしょに濡れている。サッシからの雨漏りで、こんな症状にお困りなら、雨漏り修理専門のアメピタまでご相談ください。
このページでは
窓サッシ周りからの雨漏り原因と対処法について解説します。
修理は可能?いますぐできる対処方法は?という方はぜひご覧ください。
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【動画で確認「窓サッシからの雨漏り」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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【動画で確認「窓サッシからの雨漏り」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
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まずはじめに、窓と外壁の構造についてご説明しましょう。
窓は、四方のサッシによって外壁にしっかりとはめ込まれていますよね。このサッシは外壁内部にある木材に取り付けられています。設置の際には雨風の浸入を防ぐための防水テープや防水紙などが使われ、さらに、一番外側の外壁材を施工した後にはサッシとの境目にコーキング材が充填されます。こうして窓は、雨が浸入してくる隙間を作らないように施工されているのです。
ではなぜ隙間なく作られているはずの窓から雨漏りしてしまうのでしょう。
サッシからの雨漏りといっても、
●サッシ同士の継ぎ目や窓枠との境目から水が染み出てくる
●サッシに使われているビスの穴から水が垂れてくる
など症状は様々です。そしてその原因にもいろいろとあります。
サッシからの雨漏りであれば窓周りにその原因があると考えるのが一般的ですよね。もちろんそのケースが多いのですが、実はその原因は直接窓とは関係がない場合もあるのです。
まずは窓サッシから雨漏りする主な原因をご紹介いたします。
防水テープ・防水紙・コーキング(シーリング)の劣化
サッシからの雨漏り原因として多いケースが、
サッシ周りに使われるコーキング(シーリング)や防水テープ、防水紙の劣化です。
窓は外壁に穴を空けて設置されているものですよね。構造上どうしても建材同士の隙間や繋ぎ目(取り合い)が多く発生する部分です。そのため外壁材を取り付ける前に、サッシの周りは防水紙や防水テープで保護されます。
さらに外壁材を施工した後は、外壁とサッシの接地面にコーキング材が充填され、雨が入り込む隙間を作らせないようになっているのです。
また窓の上に庇が設けられている場合、庇と外壁材の取り合いもシーリングで保護されます。
しかしこれらの部材は
年月を経てだんだんと劣化していきます。
特にコーキング材は
紫外線によっても劣化します。窓は当然のように日当たりの良い場所に作られるため、紫外線による劣化が進みやすいのです。
コーキング材とは始めは柔らかくゴムのように伸縮性があり、境目を埋めるのに適していますが、紫外線、風雨、温度変化が原因で可塑剤が徐々に失われ硬くなると、割れたり剥がれたりしてそこに隙間を作ってしまいます。サッシ周りに出来てしまった隙間から雨が染み込むと、下地になっている防水紙や防水テープにもダメージを与えます。そしてそこから染み込んだ雨水が
雨漏りとなって窓の内側に現れるのです。
窓のサッシは4辺分の材料を組み合せて四角い枠となっていますね。
始めは隙間なく取り付けられたサッシでも、長年使用し続けることで徐々に地震や家の歪みの影響を受け、
継ぎ目に新築時にはなかった隙間が生まれることがあります。1mmに満たない隙間であってもそこから雨水が入り込み
雨漏りに繋がるケースがあるのです。
固定のため継ぎ目に挟み込まれたパッキンが劣化し剥がれたり浮いたりすることもあります。その場合もやはり
隙間が生まれ、雨水が入り込む原因になってしまいます。特に、
外壁より出っ張って作られている出窓や、羽根状のガラスが重なるようにできているジャロジーなどはそれだけ構造が複雑になり、部品同士の継ぎ目も多くなります。その分、
雨漏りが発生しやすい窓と言えるので注意が必要です。
また窓の下端には
「水切り」と呼ばれる仕切りがあり、
伝ってきた雨水を流す役割をしています。近年はサッシと水切りが一体になったものも多いですが、
過去には水切りを釘やビスでサッシに取り付けるタイプのものが主流でした。当然
サッシと水切りの間に継ぎ目ができることになり、やはり経年で隙間が生じると強い雨が当たった時などに
雨漏りを引き起こすことがあります。
外壁の不具合がサッシからの雨漏りとして現れるケースもあります。
外壁材として使われる、モルタルや、セメントを主原料とした窯業系サイディングは元々耐水性の低い素材ですが、表面に塗装が施されることで水を染み込ませないようになっています。ところが
年月が経つと塗膜が劣化してしまうのです。
耐水性を失った外壁材が吸水を繰り返すと素材が脆くなり、
ヒビが生じたり割れたりといった問題に繋がります。
0.3mmに満たないひび割れ(ヘアクラック)ならそれほど心配はありませんが、
大きなひび割れやサイディングの欠けなどが出来ていればそこから雨水が入り込む可能性があります。入り込んだ雨水は外壁内部に浸透し、その下の窓に到達、雨漏りの症状となって現れるのです。
またサイディングが使われている外壁はサイディングボードの境目がコーキング材で接着されています。やはり
コーキングが劣化すればそこから雨水が入り、サッシ付近から部屋内に雨漏りがしてくることもあるでしょう。
換気扇やエアコンの配管も外壁に穴をあけて設置されているものですよね。通常は雨が吹き込まないように出来ていますが、やはり
周りの外壁との間に隙間が生じたり、部品が劣化したりすることで雨水が浸入、外壁内部を伝って下にある窓に影響を与えることがあります。
このように、
窓のサッシに現れた雨漏りでも原因が実は全く別の場所にある、ということもあるのです。
サッシからの雨漏り修理を依頼するときは、窓やサッシ専門の業者では原因を突き止められないこともあります。雨漏りの原因究明・修理は家全体を点検、修理できるアメピタにご相談ください。
※前述のように、窓以外の原因でサッシから雨漏りすることがありますが、逆に、
窓が原因の雨漏りがそれ以外の場所に現れることもあるのです。
例えば、
2階の窓サッシの隙間から入り込んだ雨水が1階の天井に雨染みを作ってしまうようなケースです。このように、雨漏りの原因特定は非常に難しい場合があり、散水試験で雨漏りが発生した時と同じ状況を作り確認することもあります。
雨漏り修理をご依頼の際には、どのような状況で、どのような症状があったのか、細かくお伝えいただくと早期解決に繋がります。写真や動画を撮って記録しておくのも有効です。
サッシそのものは金属で作られていることが多く水を吸わないため、雨漏りが発生すると窓周辺がびしょびしょになってしまうことがあります。雨水の量が多ければ木製の窓枠に雨染みを作ったりその下のクロスや床にも影響を及ぼしてしまうことがありますね。
水分を吸い続けると木材の変形やクロスの剥がれ、カビの発生に繋がってしまいますから、出来る限り被害を拡げないよう応急処置をしましょう。
サッシから水が染み出てくる、上辺から水が垂れてくる、といった場合は雑巾や新聞紙で水を吸い取るようにしましょう。濡れたらこまめに替えることも大切です。市販の吸水シートやペットシートがあれば、水を多く吸ってくれるので安心です。
カーテンや窓辺の小物、近くの家具などは移動しておきましょう。気が付かないうちにカーテンが湿気を吸いカビが生えてしまうと洗濯してもなかなか落ちません。また電気器具などにも注意して濡れないようにしましょう。
まさに今、雨が降っていてサッシから雨漏りしているという状況ならば、雨の当たり方を変えることで症状が改善することもあります。網戸の位置を変えたり、雨戸を閉めたりするなどで試してみてください。
サッシからの雨漏りの際、おすすめできない2つのこと
ホームセンターに行けばコーキング材などがどなたでも購入できます。雨漏りもできることならDIYで直せないか…とのお気持ちも分かりますが、場合によっては被害を拡げることになってしまうかもしれないので注意が必要です。
例えば、雨水が染み出てくるサッシの隙間をコーキングや防水テープなどで塞いでしまったとしましょう。すると行き場を失くした雨水が別の場所に流れてしまい、新たな症状を生んでしまったり、原因究明を難しくしてしまったり、ということに繋がるのです。
特にコーキング材は後から取り除くが出来なくなる場合があり、より悪化し、外壁ごと取り外しての修理になってしまうこともありますのでむやみに作業されない方が良いでしょう。
サッシからの雨漏りは、横殴りのような強い雨の時にしか症状が現れなかったり、少しの水が出るだけですぐに乾いてしまったりということもあります。そうすると「ちょっと様子を見よう」「少しの雨漏りだからいいか」とついつい対処を先延ばしにしてしまうことがありますよね。
しかし雨漏りは自然に直るということはありません。また、少しの雨漏りでも繰り返せばだんだんと家屋を傷めますし、見えないところ、例えば壁の内部で大きく進行して腐食させていたということもあるのです。
サッシだけでなくどんな雨漏りでもいえることですが、対処が遅れると修理の規模も大きくなってしまいます。早めに私達アメピタまでご相談ください。
サッシからの雨漏りといってもその原因はさまざまであることはここまででご紹介した通りです。
ここからは
それぞれの場合の修理方法についてご案内いたします。
●サッシ周りや庇周りの補修
サッシや庇周り、換気扇周りなどのコーキングが劣化している場合は、コーキング補修を行います。
コーキングは、一度全て撤去してから充填しなおす打ち替えが一般的ですが、撤去の際にサッシを傷つけてしまう恐れもあるため、場所によっては上から増し打ちをする場合もあります。
●サッシ部品同士の隙間補修サッシ同士の隙間や水切りとの継ぎ目にもコーキングでの修理が有効です。しかし
コーキングは通常10年程度で劣化し始めてしまうので、応急処置だと思っておいた方が良いでしょう。ガラスとサッシの間のゴムパッキンが傷んで剥がれてしまった場合にも、パッキンの交換かコーキング補修を行います。
●サイディングボード目地補修
外壁サイディングボードの目地にあるコーキングが傷んで隙間ができている場合はやはり打ち替えを行います。
●外壁材補修外壁材のひび割れや破損が原因の場合には、コーキングやモルタルなどで雨水の浸入口を埋め補修する必要があります。ひび割れや破損が起こっているということは外壁材そのものが傷んできている可能性があるので、建物を全体的に点検し、
必要な補修工事はこの機会にまとめてしてしまうのが理想的ですね。
外壁の塗り替えも同時に行えばこの先も安心ですし、補修の跡も目立たなくなります。
しかし、外壁材が大きく破損・変形してしまっている場合や、内部の下地にまで雨漏り被害が進んでしまった場合は、
外壁の張り替え等の大規模な工事が必要になることもあります。
雨漏り原因として一番分かりにくいのが壁の中の状況です。サッシを取り付ける際に止水処理をしていても、施工不良や経年劣化、地震など建物の動きによる破損等、様々な要因によってサッシ周りの防水紙や防水テープが劣化してしまうことがあります。
防水紙や防水テープは外壁材より内側に施工されていますので、これを修繕するにはサッシ周辺の外壁を解体する必要があります。コーキング補修だけでも一時的に雨漏りを止めることができるかもしれませんが、根本を解決しないことには何度も同じ症状に悩まされることになってしまいます。大掛かりな工事になりますが、今後の安心に繋がりますね。
サッシに出来た隙間をコーキングで埋めても雨漏りが続く場合や、構造的にコーキングでの補修が難しい場合には、サッシや窓交換をおすすめすることもあります。
これまでとは違った構造やデザインの窓にしたり、より気密性・断熱性の高い窓にすることなどもできますね。
部屋の天井や壁に雨染みが発生すると、多くの方は驚いて「早く何とかしなければ」
と思うことでしょう。
しかしサッシから多少の雨水が入ってきても、そもそも窓が外とつながっている場所のため、
「隙間ができているのかな?」
「結露かもしれない」
と軽視されてしまうことも多く、そのために修理が遅れてしまったという方もいらっしゃいます。
忘れてはいけないのは、雨漏りが室内に現れるときには既に建物の内部構造を蝕んでいるかもしれないということです。
少しの雨漏りと思っても軽く考えずに、症状が出たときにすぐにご連絡いただくことで原因の早期解明にも繋がります。
アメピタでは無料で雨漏り点検を承っております。サッシの雨漏りの原因が分からない、そもそも雨漏りかどうかも分からない、という場合でもおひとりで悩まずにまずはアメピタまでご相談ください。
サッシから雨漏りがする?原因と補修方法まとめ
サッシからの雨漏りは、窓周辺が原因のケースと、窓以外が原因のケースがあります
雨漏りは原因究明が重要です。サッシ専門ではなく建物を総合的に点検できる業者に依頼するのが安心です
被害を拡げないために適切な応急処置をしましょう。DIYによるむやみな処置は被害を拡げる恐れもあります
サッシからの雨漏りは、原因によって補修方法も違います。サッシや窓の交換が必要な場合もあります
サッシからの雨漏りでも軽視せず、早めに専門業者に依頼して対処しましょう