トタン屋根からの雨漏りまとめ

トタン屋根の
寿命は10年から長くても20年程度

トタン屋根のメリット・デメリットについては以下のようなものがあります
メリット
・瓦の1/10程度の重さしかないため非常に軽量であり、地震などの揺れに強い
・比較的安価で施工が容易である
・緩勾配(角度が緩い)の屋根に使用することができる
デメリット
・金属製品のため、亜鉛メッキ処理が劣化することで錆が発生する
・軽量のため、台風などの強風や突風の影響を受けやすくめくれてしまいやすい
・緩勾配であるため水の流れが悪く、雨漏りがしやすい屋根材である
・寿命が10年~20年と他の屋根材と比較しても短い ・断熱材がないと、太陽光の熱を室内に伝えてしまいやすい
・遮音性が低く、雨が降った時の雨音が大きい

メリットよりデメリットが多く、
1990年以降の金属屋根の主流はガルバリウム鋼板へ
トタンはスレートや瓦と違い大判の屋根材を
軒先から棟にかけて隙間なく葺いていることが多い
野地板・防水紙・トタンの三層構造で、一次防水として屋根材が雨水の浸入を防ぎ、二次防水として防水紙が最終的な建物内部への雨漏りを防いでいる

トタン屋根の雨漏りの原因としては主に
「錆による穴あき」「棟板金の飛散やめくれ」「強風などによるトタンのめくれ」などが考えられる

雨漏りを未然に防ぐためには新築から10年程度で錆が発生する前に
塗装によるメンテナンスが必要になる

寿命が迫り、重度の錆や穴が散見される場合は
屋根カバー工事や葺き替え工事が適切である