宮代町にお住まいのお客様から「雨が降ると天井にシミができる」というご相談をいただきました。ホームページをご覧になり、弊社の雨漏り対応実績に安心感を持っていただけたようです。
「実は先月の大雨から天井にシミができ始めて…いつ頃から雨漏りしているのか気になっていました。築年数が20年を超えているので、ちょうど点検してもらいたいと思っていたんです」
お客様のお住まいは築23年の一戸建て。これまで大きなトラブルはなかったそうですが、長年の蓄積が屋根への負担が増していたのでしょう。
「家族で話し合って、この先も長く住み続けるためにも、しっかり対応したいと思って連絡しました」
お客様のお住まいに対する真摯な気持ちに、私たちも心を込めて調査させていただくことになりました。
現地調査では、まず外観から屋根全体の状態を確認しました。一見すると大きな損傷は見られませんでしたが、棟(むね)部分に注目すると、わずかな変色とズレが確認できました。
「素人目には分からないかもしれませんが、こういった微妙な変化が雨漏りの前兆になるんですよ」と説明すると、お客様は真剣な表情で屋根を見上げていらっしゃいました。
屋根に上がって詳しく調査すると、棟部分の貫板(ぬきいた)に腐食が発見されました。貫板とは、棟瓦を支える重要な木製の部材です。この部分が腐食していると、雨水が侵入しやすくなり、雨漏りの原因となります。
「この貫板の腐食が原因で雨漏りが発生しています。雨水がここから侵入して、天井にシミとなって現れているのです」
お客様は「なるほど、目に見えない部分でこんな問題が起きていたんですね。早めに相談して本当に良かった」と安堵の表情を浮かべられました。
貫板の腐食は、見た目の問題だけではありません。放置すると以下のような深刻な問題に発展する可能性があります。
「雨漏りというと小さな問題と思われがちですが、実は住宅全体の寿命を縮める大きな要因になります」と説明すると、お客様は「そこまで影響があるとは知りませんでした。今回の調査で分かって本当に良かった」と仰っていました。
当社は雨漏りの全国競技大会にも出場経験がある技術者が在籍しており、正確な原因特定と最適な解決策のご提案が可能です。一級建築施工管理技士や一級建築板金技能士の資格を持つスタッフも多数在籍しているため、専門的な見地から的確なアドバイスができます。
調査結果をもとに、お客様とじっくり話し合い、最適な解決策を一緒に考えました。
「今回の状況では、部分的な修理よりも棟交換工事をお勧めします。貫板を新しいものに交換し、防水処理をしっかり行うことで、雨漏りの根本的な解決になります」
「費用と工期はどれくらいになりますか?」というご質問に対して、詳細な見積もりと工事計画をその場でご説明しました。
「実は他社にも相談していたんですが、こんなに丁寧に説明してくれたのは初めてです。安心してお任せできそうです」とお客様からありがたいお言葉をいただきました。
棟交換工事は単なる部品交換ではなく、住宅の防水機能を回復させる重要な工事です。当社では以下の手順で丁寧に作業を進めています。
これらの工程には専門的な技術が必要です。当社では建築板金の専門学校で講師を務めるスタッフも在籍しており、最新の技術と知識を活かした施工を行っています。
「アメピタさんに決めたのは、その技術力の高さを感じたからです。家は一生の買い物ですから、安心できる業者さんに任せたかったんです」とお客様は工事を依頼いただいた理由を教えてくださいました。
工事当日、天候に恵まれて予定通り施工を開始しました。
腐食した貫板を新しいものに交換し、最新の防水シートを使用して雨水の侵入を防ぐ処理を行いました。
「この防水シートは最新のものでしょうか?」というお客様の質問に、「はい、耐久性が高く、10年以上の実績がある信頼性の高い製品を使用しています。私たちが建築板金の専門学校で教えている技術を活かした施工方法です」と丁寧に説明しました。
今回の宮代町お客様邸の事例では、貫板の腐食による雨漏りを棟交換工事で解決しました。お客様からは「迅速で丁寧な対応に安心感がありました」とのお言葉をいただき、私たちも大変嬉しく思っています。
雨漏りは小さな兆候から始まりますが、放置すると住まいの大きなダメージにつながります。「屋根のことはよくわからない」というお客様も多いですが、だからこそ専門家の目で定期的に確認することが大切です。