前回まででルーフィングと軒先水切りを設置し、本日は金属屋根の設置についての工程の紹介です。使用する素材はガルバリウム鋼板、すでに金属屋根の素材では錆に強いということもあり王道の屋根材とも言えますね。
屋根材と棟板金の設置
加工した金属屋根を防水紙の上に葺いていきます。施工方法としては防水紙の下に張られている野地板にアングルを固定した上に、屋根材を固定していきます。
仕上げに棟部分に木製の貫板を設置し、そこに棟板金を固定し葺き替えが完工となります。棟板金は雨漏りの原因となりやすい場所ということで私たちのブログでも何度も登場していますね。ご存知の方も多いと思います。
棟板金からの雨漏りについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください>>
立平葺きが雨漏りに強い理由
完工写真がこちらです。屋根材はガルバリウム鋼板、そして施工方法は立平葺きです。何枚かの屋根材を重ねるような形で屋根材を葺いていくわけですが、大きく分けて横葺きと縦葺きがあります。 横葺きは軒に平行になるように屋根材の重なりがあるのに対して、今回の立平葺きは縦葺きです。棟から軒先まで屋根材の重なりがないため、雨水の浸入箇所がなく、雨漏りに強いというのが特徴です。また施工もスピーディーにできるため費用が安くできるというのも特徴ですね。 同じ金属屋根でも立平葺きという雨漏りに強い施工方法があるということを是非覚えておいていただけたらと思います。