横浜市青葉区若草台にて、瓦屋根からの雨漏りに関する調査を行いました。
この記事では、雨漏りの原因を追及するプロセスと、瓦屋根特有の注意点、そして補修のポイントについてご紹介します。
「最近天井からポタポタ音がする」
「瓦屋根の築年数が長くて不安」
そんな方にぜひ読んでいただきたい内容です。
まずは小屋裏の点検からスタート。
屋根裏に入り、野地板や梁などに雨染みがないかを調査します。
写真でもお分かりの通り、木材に湿った跡やシミが見られます。
これは長期間にわたる雨水の侵入によるものと考えられます。
特に梅雨や台風のシーズンには、一気に被害が拡大する恐れがあるため、早期の発見が重要です。
外部からは、瓦のズレやひび割れの有無を確認。
今回の屋根では、棟瓦(むねがわら)や平瓦の歪みが見受けられました。
瓦そのものは丈夫ですが、固定や接合部分が劣化してくると、風雨の影響で徐々に位置がずれていきます。
ズレた部分から雨水が侵入することで、野地板や断熱材を傷め、室内へと雨漏りが到達してしまうのです。
また、瓦の表面に藻やコケが付着している場合も、水分を含みやすく雨漏りの原因となります。
瓦を数枚外して確認したところ、防水紙(ルーフィング)が劣化しているのが明らかになりました。
写真の赤丸内に見えるように、防水紙が波打っていたり、破れや隙間が生じている状態です。
瓦屋根は、瓦+防水紙+野地板の三重構造で雨を防ぐ設計になっています。
その中でも、防水紙は非常に重要な役割を担っています。
ところが築20年以上の屋根では、この防水紙が劣化・硬化し、本来の防水性能を失っているケースが多いのです。
今回の雨漏りも、直接の原因はこの防水紙の傷みによるものでした。
瓦屋根は耐久性に優れている反面、雨漏りに注意すべきポイントもあります。
1. 棟瓦部分の崩れ
棟の漆喰や葺き土が崩れると、そこから雨水が浸入しやすくなります。
2. 瓦のズレ・破損
台風や地震の影響で瓦がズレると、わずかな隙間から水が入り込みます。
3. 防水紙の寿命
多くの防水紙の耐用年数は15~20年程度です。
築年数がそれ以上の住宅では、定期的な点検と必要に応じたメンテナンスが不可欠です。
私たち雨漏り修理専門業者「アメピタ」では、瓦屋根の雨漏り調査から補修工事までワンストップで対応しております。
調査では、目視点検だけでなく、必要に応じて瓦を一部剥がして内部の状態を確認。
また、赤外線サーモグラフィーや散水試験による精密な診断も可能です。
修理においては、以下のような対応を行っています:
-
・ズレた瓦の補修・再固定
-
・防水紙(ルーフィング)の張り替え
-
・棟瓦の積み直し
-
・漆喰の補修
早期対応により、被害の拡大を防ぎ、お住まいの寿命を延ばすことができます
「たかが雨漏り」と放置すると、構造材の腐食やシロアリの発生、電気系統への影響まで広がることもあります。
瓦屋根は一見丈夫に見えても、内部の防水性能が劣化していることは少なくありません。
雨漏りの気配を感じたら、まずは専門業者による点検を受けてみてください。
横浜市青葉区若草台エリアでも、多数の施工実績を持つアメピタが、誠実に対応いたします。