雨樋自体に歪みがなくても、
今回のように金具が曲がっていたり、
建物への固定が弱かったりすると、
雨樋が正しい位置ではなくなってしまいます。
雨樋とは縦樋へ雨水がスムーズに流れるように
水勾配をつけて設置しているので
歪みや曲がりなどで水勾配が狂ってしまいます。
そうすると水がスムーズに流れないことで、
雨樋からオーバーフローが発生してしまいます。
他には
近隣に林や多くの木々がある場合は特に、
落ち葉の詰まりが原因で
雨樋からオーバーフローしてしまうときがあります。
軒樋が詰まっていなくても、
縦樋の入り口や中が詰まっている場合もあります。
最後に
屋根のカバー工法や屋根材を変更した場合、
軒の出幅が変わるので
オーバーフローする原因となってしまうことがあります。
スレート屋根と瓦屋根では、雨樋の位置が大きく異なります。
また、スレート屋根のカバー工法では、
金属屋根の軒先の仕様によっては、
雨水が雨樋に入らず、飛び出してしまう場合があります。
防ぐには雨樋を交換して位置を変えます。
この様に雨樋のオーバーフローの原因は様々です。
台風や暴風雨の来そうな前には
必ず点検をしていただきたいと思います。
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