こんにちは!
アメピタさいたま見沼店です!
今回はさいたま市南区のお住まいの方の所で行ったドローン調査の様子をご紹介させていただきます。
ご依頼主様のお家では数年前に塗装を行っていました。しかし塗装から数年しか経っていないうちに訪問業者さんが来て、「瓦が割れている」と言われてしまったとの事です。
塗装を行っているのにおかしいなと疑問に思い、私たちにお問い合わせをいただいた形です。
早速お伺いし、調査をさせていただくと屋根に使われていた瓦材はコロニアルネオであった事が判明しました。
屋根を見てみると、お写真の赤丸箇所の様に
瓦が欠けている箇所が確認できます。この特徴的な欠け方が複数個所にて見受けられることから、
コロニアルネオであると判断できます。
通常の
スレート瓦であれば欠けるとしても角が割れて欠け口が直線的であるのに対し、
コロニアルネオの場合には欠け口がグズついてボロボロと崩れたような形なのが特徴です。
コロニアルネオとは、アスベスト規制を受けクボタ株式会社(現:ケイミュー株式会社)が製造した屋根材の一つです。耐久性に難があり、塗装に適さない屋根材です。
耐久性に難があると書いたように、新築時に使用された時からおおよそ8年~10年程度で著しく劣化してしまうという特徴があり、上で紹介しているような欠けが生じたり、瓦が著しくひび割れてしまったりなどが見られます。
損傷が軽微であれば塗装が可能であるとうたう業者もいますが、欠けをそのままに塗装をする事やひびが顕著にあった場合著しい補修跡により見栄えが悪くなってしまう事に加え、塗装後でも塗料の耐久年数を待たずして再び発生する可能性も出てくる為、私たちの所ではコロニアルネオである場合には基本的にはカバー工法などによるメンテナンスをお勧めしています。
上のお写真をご覧いただいて分かるように
欠けが多くの箇所で発生している様子が確認できます。欠け口を見ると塗料が入り込んではいますので、塗装によって保護されている状態ではありますが、この状態では下から見て屋根に異常があると勘違いしてしまうのも仕方がないと言えるでしょう。
全体の調査、報告をさせていただき、調査は終了とさせていただきました。
ご覧いただいていかがでしたでしょうか。
先日、パミールのお家を紹介させていただきましたが、今回はそれと同様に塗装には適さない屋根材を塗装してしまっていたというケースでした。
当時、ご依頼主様と業者の間でどのようなお話があったかはわからない部分ですが、塗装をしてしまうとこの様に欠けなどが残ってしまう為、訪問業者などから声をかけられてしまう事もあります。折角メンテナンスをしてしばらくは安心できるという状態になったはずだったのに、またそういったことで煩わされてしまうというのは心身的な負荷というのは意外と大きい物です。
また、一見損傷が軽微であったとしても塗装工事では高圧洗浄を行う上、人が瓦の上を歩き回っての作業になってしまいます。その際、洗浄の圧力に耐えられず割れることや、塗装作業中に割れてしまったりという事も多分に起こりえます。
その為、私たちの所では基本的にはカバー工事をご提案させていただいています。
私たちアメピタさいたま見沼店では雨漏りをメインにご対応させていただいている会社ですが、今回の様な屋根の調査も承っています。屋根は普段なかなか目にする機会が無い場所だからこそ、ご心配事の際には私たち専門家にお任せください!