台風やゲリラ豪雨の時期が来る前に経年劣化した天窓を見てほしい!
東海市にお住いのお客様より、新築時に一階屋根に設置した天窓のご相談をいただきました。お客様のお話では、天窓を設置した部屋の天井から、激しい雨が降る時に雨水が侵入してくるそうです。台風やゲリラ豪雨などの大雨の時期が来る前に、一度点検をして欲しいと依頼されました。お客様にご了解をいただき、雨漏り屋根点検(天窓周辺)を行いました。
ご訪問してご挨拶を行った後で、現在のヒアリング調査から行っていきました。一階の屋根に設置した天窓が、強い雨が降ってくると室内に雨漏りしてくるそうです。築25年以上の建物ですが、一度も建物のリフォーム工事を行っていないそうです。もちろん天窓も引渡し依頼、修理など何もしていないそうです。
目視点検を行うために、お客様にご了承をいただき脚立を設置して一階の屋根上に登らせていただきました。天窓も、隣り合った二つの天窓でした。多分設置した時の予定では、横幅の長さの天窓が欲しかったみたいですが、この長さだと縦長さもそれなりに必要になります。一階の屋根自体の長さもあるため、一つの天窓設置を諦めて当時の建築屋さんは、二つの天窓を使おうと考えたかと思われます。
天窓周辺の施工方法としては、
1.天窓(ガラス箱)の設置
2.雨水が流れるように、捨て水切り板金の設置
3.天窓(ガラス箱)に逆流しないように、水密材を設置
4.雨漏りしないように、屋根瓦を施工します
簡単に考えても、4項目の作業が必要です。
そのため、2台の天窓(トップライト)は連続に取り付けず、少し離れ合って取り付けたほうが雨漏りには強くなります。
それ以外にも、外枠とガラス窓部分の境界部分に使われている【ゴムパッキン】が、劣化したことでそこからの雨水の進入もありえます。
【ゴムパッキン】などは、約10年ほどで劣化が始まると言われています。
外壁サイディングの隙間のシーリングも劣化しますので、約10~15年に一回は点検や修復作業を行った方が良いかとご提案します。
天窓全体から見て下部分でもある【水切りスカート部】、その水切りスカート部も手入れをしていないと、約10~15年ほどで経年劣化します。今回の目視点検でも、この水切りスカート部の表面が剥離して穴が開く寸前になっていました。天窓からの雨漏れの原因の多くは、穴から雨水が侵入して雨漏れとなりますね。
別の雨漏り点検調査で、お伺いした工場での天窓から雨漏りしている写真になります。
天窓の水下スカートから、劣化した穴に雨水が入り込んで、屋根裏から外壁の裏側に雨水が伝っています。
その時に、外壁の裏側部分で雨水の流れを変える物がある時に、天井や内壁などに雨漏りの痕として発生してきます。
天窓などのイメージ写真などは、プロのカメラマンが撮影しているので、とても【良く】みえてしまいます。そのイメージ写真に期待を膨らまして、天窓を設置してしまうと確実に後悔することとなります。天窓設置することのデメリットとして、 1.太陽の通り道にはまると、まぶしく感じてしまいます。 2.夏場は、太陽の厚さが直に来るので非常に暑くなります。 3.今回の東海市のお客様の様に、経年劣化が原因で雨漏りする。 4.材質がガラスのため、汚れがひどく目立ちやすい。 5.10年ごとの点検・修繕工事などで追加のお金がかかる。 6.昔と違って、LEDなどの照明器具があるので、内窓を小さくしない限りには必要ないと思います。上記記載以外にも、天窓設置するときの職人さんの技術力によっては、雨漏れがしやすくなることもありえます。
天窓の価格も、窓のサイズが大きくなればなるほど高額になります。部屋が明るくなるほどの天窓を設置するのなら、相当大きなサイズとなります。今現在、天窓の設置にお悩みになっている人がいましたら、本当によく考えてください。私は、天窓に関してはあまりお勧めはしていません。
雨漏り屋根点検(天窓周辺)を完了後、お客様に写真と一緒にご報告とご説明をさせていただきました。お客様も、雨漏りの問題・太陽光が入りすぎ問題などがあって、もし工事を依頼するのなら天窓を取り外しを願っていましたので、その方向でお見積りを作成してお渡ししました。
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『東海市にて雨漏りした天窓を撤去してその部分に瓦を施工して行く前準備』
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地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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