工法は近年主流となっていた「引掛け桟瓦葺き工法」で施工されていましたが、こちらの工法はそれよりも以前の土葺き工法よりはだいぶ安全性の面で向上したのですが、大棟部分が地震に対して弱く、崩れやすいため、今回は更に地震や風に強い「ガイドライン工法」で施工を行います。
「ガイドライン工法」は阪神淡路大震災の6年後に広まり、瓦一枚一枚を釘で固定することにより、耐震・耐風圧に抜群の効果を発揮し、瓦の飛散や落下を防ぐ工法です。
後日施工する工事の日程をお打ち合わせさせていただき、崩れた部分の応急処置として、飛ばされないように重しをつけ、崩れている棟をビニールシートで覆いました。昨年はこのような風景をあちこちで見たという方もいらっしゃるのではないでしょうか。まずは応急処置によって雨養生を行い、当面の雨漏りを防ぎます。すぐ工事ができないなら少し様子見ようか・・・と考えられてしまう方は要注意です。進行性の不具合である雨漏りは一度雨が浸入すれば徐々に徐々にと被害を広げていきます。少しでも不安がある方はまずはお気軽に無料点検をご利用ください。