名古屋市中区のお宅にて、弊社アメピタ名古屋南店の内装工事をお手伝いしていただいている内装専門業の会社さまよりご連絡がありました。
お客様との打ち合わせで、激しい雨が降る時に屋根裏で雨漏りしている音がするそうです。
雨漏りの雰囲気がある中樋鉄板の取り替え工事を含めた、雨漏り点検ご依頼でご訪問して作業を行ってみました。
弊社の初動調査による無料雨漏り点検と有料雨漏り点検の境界線
まず初めにお伝えしたいことがあります。
私たちアメピタ名古屋南店では、雨漏りの原因を初動調査の段階で100%わかることはありえません。
初動調査では、雨漏りしてそうな付近の見える範囲で(天井板や内壁の雨染みや屋根瓦の方で見える部分)などを雨漏り点検・調査を行い雨漏りの原因を絞っていきます。
そのため、見える範囲から原因が見つかることもありえます。
しかし、目に見えない部分(屋根裏や外壁の裏側や他閉じられていて見えない場所)が原因になってしまう雨漏りは、発見することはかなり厳しい状態となります。
ではそういう時にはどうするかと言われると、お客様の方で有料となる雨漏り点検・診断に変更するかどうか考えてていただいております。
雨漏りの原因の特定が難しい場合は、専門の調査が必要になり、お客様の許可とのもと実施させていただく場合がありえます。
有料の雨漏り点検・診断になる場合・・・
1.雨漏りしてそうな部分への散水試験
2.屋根裏を調べる為に天井板に点検口の作成
3.建物外側を点検するための仮設足場の設置
4.屋根部材の見えない所を調査するめくり工事
5.外壁の防水紙の状況を調べるためのサイディングやトタン壁の取り剥がし
それ以外にも、実費がかかる場合はすべて有料の雨漏り点検・調査となります。
なお、有料の雨漏り点検・診断になる場合は、作業を行う前にお客様にはお声をかけご相談させていただいております。
あと、どこからが有料の判断になるかはファジーな状態で、内容・状況によって判断させていただいております。
前置きが長くなってしまいましたが、今回の現場ブログのようなパターンもありました。
(過去にも似た状態の現場ブログもありますが)
今回のお客様との打ち合わせを、弊社でもご協力いただいている協力会社の内装工事屋さんが折衝していました。
激しい雨が降る際に、屋根裏の方で雨漏りしている音がするそうです。
その内装屋さんが調べ上げたところ、屋根面が向かい合った中樋部になりそうだと予測を立てられました。
内装屋さんがお客様に、『既存の中樋鉄板を取り外さないと雨漏りしている場所が特定されないです。』と伝え『ただ、取り外してしまった鉄板は使い物にならなくなるため、新しいのに替えないといけないです。』続けてお伝えしたそうです。
『一度お見積りを出しますので、交換工事を含めた作業を一度ご考え下さい』と言って、その場は帰ってきたそうです。
後日、お渡ししてお考えいただいたお客様より、工事のご依頼があって内装屋さんより工事のお願いがありお客様の元へご訪問させていただきました。
まずは、現状の谷中樋鉄板を取り剥がすために、中樋鉄板の上部に重なって干渉している屋根瓦の先端でもある軒先瓦。
その軒先瓦から上に向かって2段分の、中樋鉄板周辺の屋根瓦を順序良く一枚ずつ取りのぞいていきます。
周辺の屋根瓦を取り外してその周辺の屋根瓦の上に、落ちない様に置いておきます。
周辺に置いておく理由として、この取り外した屋根瓦は新しい中樋鉄板を取り付けた後に、その周辺の屋根瓦として後程施工するため、いつでも使えれるような場所付近の屋根瓦の上に置いておくのです。
中樋板金周辺の屋根瓦を全て取りのぞいた後から、屋根土を取り剥がして土嚢袋などに積んで処分することになります。
真ん中にある谷中樋鉄板の雨水が、流れて集まってくる集水器に屋根土やゴミなどが入って詰まらない様に、屋根土を取り剥がす作業の前に土嚢袋などを入れて、集水器の中に物などが入らないようにしておきます。
その後に、既存の谷中樋板金を全部取り剥がして、屋根の野地板の状態を調査をしていきます。
辛うじて防水紙(ルーフィング)の残骸がありました。
とはいえ・・・
防水紙(ルーフィング)に大きな穴が開いてしまって、野地板が剥き出しの状態でありました。
ここまで大きな穴が開いていますと、多少の雨なら雨漏りしなくても激しい雨などになると、回ってきた雨水がこちらの場所に辿り着くとダイレクトに、大きな穴部分の野地板から屋根裏に雨水が入っていくのが考えられます。
雨漏りの音がすると言う原因も、ここの大きな穴部分ではあるのではないかと推察されます。
写真の赤矢印部分が、屋根の瓦座(かわらざ)と呼ばれる屋根材となります。
こちらの瓦座は、後ほどの施工に必要なため、このまま残しておき軒先瓦を取り付けて行く際に生かして置こうかと考えています。
厚さがある屋根瓦の場合、施工上の関係で屋根瓦一枚で考えて、先端部分は浮かすように施工して行きます。
※但し屋根瓦の2段目以降は下段の屋根瓦に乗っかるため自然に浮き上がるようになっています。
屋根の先端部分の軒先瓦を取り付ける際は、乗っかる場所が無いためこのような屋根材を取り付けて置きます。
この瓦座の高さで、軒先瓦の勾配が変化するかと思われます。
原因が判別した中樋部分に新しい防水紙を貼って行きます
向かい合った屋根面のそれぞれの瓦座を、思いっきりかぶすように中樋部を中心に防水紙(ルーフィング)を貼って行きます。
この防水紙(ルーフィング)を貼って行く時の注意として、中樋部の防水紙(ルーフィング)の貼り方は一気に一枚物を流しように、途中でカットしたり重ねて接続部分を作り出さない様に注意しましょう。
その他にも、中樋中心に近い部分に固定のタッカー(建築用のホッチキスみたいなもの)を打ち込まないようにしましょう。
タッカーを打った時に穴が開いたら、せっかく新しい材料で取り替え交換作業するのも、全く意味が無くなって雨漏りの原因となりやすくなってしまいます。
中樋部の終点と言えばいいのか支点と言えばいいのか、雨水が集まってくる方とは反対側の雨水が流れ始めるほうにも、防水紙(ルーフィング)を大きく被せて貼って行きます。
このような始点?終点?部分は、防水紙(ルーフィング)を貼っていくのに、余分ぐらい大きく出しておきながら貼って行きます。
この様な感じで、既存の中樋板金を取り剥がして、原因を探ってから雨養生としての防水紙(ルーフィング)貼って行くことまでの様子をご紹介いたしました。
次回の現場ブログは、新しい加工した部材で谷樋板金を取付けて行きます。
『名古屋市中区にて引っ付いた建物の中樋部に谷樋板金を取付けて行きます。』
雨漏り調査・雨漏り修理などを対応しています。
☆雨漏り関係以外にも、住宅屋根の葺き替え工事や修繕・修理作業。
☆建物の外壁部分のサイディングなどの取り替え交換及び塗り替え塗装などの作業。
☆壁トタンや雨樋取り替え工事などの板金作業こうじなど。
☆室内内装部分でもある室内リフォームから壁紙交換など・キッチンなど水回りから電気工事や給湯器などの設備関係まで幅広く対応は行っております。
上記、建物関係以外にもカーポートなどの外構工事などのエクステリア関係も対応していますので、お気軽にご相談やご連絡をください。
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で瓦工事という雨漏りの専門家として営んできました。
住宅屋根の雨漏りに関しては勿論のこと、小規模な工事や住宅外壁、住宅の内装に関してもお気軽にお問い合わせください。
初動現地調査には、写真の私が責任をもってお伺いします。
なお雨漏りの原因究明に関しては、初動現地調査の際に判断しますが、場合によっては後日、私と雨漏り箇所の担当業者と再度お伺いして、細かくチェックを行った後に原因を究明したいと思います。
ぜひ一度、御見積り・現地点検調査無料のアメピタ名古屋南店にお気軽にご連絡ください!!
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