大府市にお住いのお客様より、大掃除の時に使わない物を保管しようと屋根裏の物置倉庫にしまおうとしていたそうです。
その屋根裏の物置倉庫の片隅から、雨漏りがしているのを見つけたそうです。
雨漏りの位置的に、屋根に付け加えた屋根煙突が原因になっているようにみえたそうです。
屋根に上がり、その屋根煙突を中心に目視による屋根の点検調査の様子をご紹介いたします。
お客様へとご訪問させていただき、ご挨拶のあとで簡単に現状をお聞かせいただきました。見つけたときの状況は上記に記載した感じでした。
屋根に取り付けた後付けの屋根煙突が、屋根裏を通って部屋内の暖炉に通じているそうです。
ただ、屋根に取り付けた際に不具合があって、雨漏りが起きているそうです。
二階建ての和風の住宅で、大きなサイズの一階屋根があってそこから二階屋根に辿り着けることが出来ました。
そのため、一階屋根に脚立を設置してそこから二階屋根まで、登っていき目視による屋根点検を行っていきました。専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
雨漏りした時の自分で応急処置を行うのなら!
『被害拡大を防ぐ!雨漏りに必須の応急処置【アメピタ】』
目視点検で屋根瓦を一枚めくって行き、屋根の内部を調査していきます。一枚めくった段階で判断できましたが、この屋根煙突の作成会社も屋根に取り付ける業者もすべて、屋根のことを何もわからない素人業者の作業だと確信できました。そのため、雨漏りが起こってしまったのは必然の話ですね。
屋根煙突から取り付けられていた、水下スカート自体には穴があいていませんでした。こちらは、屋根煙突からその下部分の屋根瓦へと、雨水が流れやすいようにしています。この材料に似たものが、トップライト(天窓)の下部に取りついている、水下スカートと同じ作用となっております。
新築で屋根工事が終わってから、お客様に引き渡されて以降で、屋根上に追加で何かを取り付ける場合は、業者共々注意するようにしてください。
屋根上に今回の様な、追加で屋根煙突を取付けたり、太陽光(ソーラー)発電やトップライト(天窓)を取り付ける工事では、屋根自体に合わない製品や防水処置が疎かになっているものなどがたまにあります。
それに伴って、相場(相見積もりで)よりもやけに安価な金額を提示してきた場合は、技術・モラルが低い業者がやってくる時もありえます。
施工中に、屋根瓦を破損したままソーラーで隠す(見えない)ように、施工したまま逃げていく業者などが普通にいます。
今回の様な取り付け施工中でも、雨漏りがしやすくなっているのにも気が付かずに、施工してから一切の責任から逃げる業者も普通にいますので気をつけてください。
屋根煙突と付属で付いていた、雨水が入って来ても下に流せれるための【水流れ板金】が、中途半端な高さと長さで施工がしてありました。この状態では、一段下の屋根瓦の高さで堰止められて、流れてきた雨水が一切屋根の表面から流れ出せれなくなっておりました。
気になったので、屋根煙突を中心にして反対側の左側も同様に、屋根瓦を数枚取ってみました。やはりこちらも、付属の水流れ板金の高さが、一段下の屋根瓦よりも低く取り付けられていました。
そのため屋根瓦の表面にまで雨水が登り切れずに、一段下の屋根瓦の厚みで堰止めされた雨水が溜まって赤矢印の方へ流れて雨漏りしていたかと予想が出来ました。
このため、この屋根煙突が取り付けられた当初から、雨水が横に流れ出していてそこから屋根裏に回ってしまって、雨漏りしていたのだろうと簡単に判断できました。
雨漏りした原因でもありますが、それ以外にも原因となっていることがありました。
屋根煙突と付属していた水流れ鉄板の、基本的な構造(高さや角度)などが、根本的に間違った状態で作成されていました。
ここから見ても、この屋根煙突を製作した業者は、全く屋根のことに精通していないことが判断できますね。
もう一つの雨漏りの原因となった問題点として、実際に屋根上に屋根鉄板を取り付けた業者も、素人に毛が入ったような屋根工事に精通していない人が係わったため、雨漏りを起こしてしまったことですね。
作業途中でも、雨が屋根裏に回り込まずに施工する技術も無く、適当に屋根に煙突を付けました・・・程度の仕事しか出来ていませんでしたね。
上段の屋根瓦も、施工の時に高さ調査製剤などを取り付けていないため、屋根瓦が落ちてしまって隙間があいた状態で施工されていました。ここの部分は、雨などが降ったときは特に雨水などが入りやすいため、注意して施工しないといけない所なんですがね・・・屋根に、強引にあとから屋根煙突を取り付けてしまった歪になってしまっていますね。ちなみに、この様な屋根煙突や太陽光・トップライトを取り付ける場合は、新築で設計段階で取り付けることを伝えた方が良いかとお勧めします。新築時点なら、まだ雨漏りを起こさないように考えながら建物が作られるため、後付けで強引に取り付けるよりもはるかに雨漏りする可能性は低くなると思います。
お客様には、取り付け時の施工の仕方の不具合で雨漏りしたことを伝えさせていただきました。
修復作業のご提案と共に、お見積書を作成してお渡ししました。次回の現場ブログはこちらから読み進めますよ↓↓↓『大府市にて屋根に取り付けた暖炉の先端部分から雨漏り!防水と補強工事を行います』
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地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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