ALC外壁は耐久性が高く、定期的なメンテナンスを行えば耐用年数は50年と言われています。さらに、地震にも強く、断熱性にも優れています。
しかしALCを長持ちさせるためには適切な防水対策が必須です。
ALC外壁の防水は非常に重要です。
ポイントは以下の3つです。
・外壁塗装
・シーリング補修
・サッシ枠など
ALC外壁の弱点は防水性能の低さです。
ALCは多孔質であり、外壁表面に無数の気泡があります。この気泡から水分を吸収してしまうため、雨漏りの原因となります。
特にシーリング材や塗膜が劣化すると、雨水や湿気が内部に浸入し、外壁の劣化や損傷を引き起こす可能性があります。
そのため、ALC外壁は定期的なメンテナンスが必要であり、防水性を重視した対処が必要です。
ALC外壁は多孔質であり、気泡加工されているため、水分を吸収しやすい特徴があります。
そのため、ALC外壁を防水するためには、外壁塗装が重要です。
塗装には透湿性の高い塗料を使用することが推奨されています。
外壁材内部の湿気を外部に逃がすことができるためです。これにより、内部の湿気が外壁材に蓄積されることを防ぎ、外壁の劣化やカビの発生を抑えることができます。また、透湿性の高い塗料は外部からの水分の浸入を防ぎながら、内部の湿気を外部に逃がすため、外壁材の乾燥を促進する効果もあります。
ALC外壁はパネルを貼り合わせる施工方法を採用しています。
外壁塗装によってALC外壁の防水性を高めることができますが、目地のシーリングが劣化してしまうと、雨水の影響を受け続けることになります。
目地やシーリング材は定期的に点検し、劣化や隙間がないか確認することが重要です。特に新築から5~6年経過した時期には目視で点検を行うことが推奨されています。
多くの場合、シーリングの補修と塗装は併せて行います。
シーリングの補修には増し打ちと打ち替えの2つの方法があります。
増し打ちは既存の上から新しいシーリング材を注入していく方法であり、打ち替えは劣化した古いシーリング材を撤去してから新しいものを注入する方法です。
増し打ちは費用を抑えることができますが、傷んだシーリングの上から増し打ちをすると、内側からひび割れが拡大してしまう可能性があります。
打ち替えの方が耐久性が高まるため、サッシ周りなどを除いてほとんどの場合は打ち替えで行われます。
さらに、ALC外壁は吸水しやすい性質を持っているため、目地やシーリング材の劣化だけでなく、サッシ枠などの部分にも注意が必要です。
これらの部分が傷んでいると、雨水が浸入しやすくなります。
サッシ周りの防水対策は、具体的にはシーリング材の定期的な点検と補修が重要です。
サッシの周辺に充填されているシーリング材が劣化すると、雨水が浸入して雨漏りの原因となります。外壁のシーリングと同様に、サッシ周りのシーリングも定期的にチェックして亀裂や劣化がないか確認し、必要に応じて補修を行うことが大切です。
定期的な点検と修繕を行い、ALC外壁の防水性を維持することが重要です。
ALCとは「Autoclaved Lightweight Concrete」の略称で、日本では一般的に「軽量気泡コンクリート」とも呼ばれています。
ALC外壁は、軽量でありながらも高い耐久性を持つ外壁材料です。
コンクリートに気泡加工を施しているため、軽量化が実現されています。
また、コンクリートの特性から防火性が高く、燃えにくい性質を持っています。
さらに、気泡が含まれていることで断熱性が高く、熱の伝導を防ぎます。
施工の容易さからもかつてはビルなどの大規模な建築物の外壁として使用されることが一般的でしたが、最近では一般住宅でもよく採用されていますね。
軽量化を実現する気泡の凹凸や手触りの柔らかさが特徴的です。
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ALC外壁についてもっと詳しく
ALC外壁に以下の症状が現れ始めたら、防水対策を検討してください。
1. 塗膜の浮きや剥がれ
2. ひび割れ
3. チョーキング(白亜化)
4. カビやコケの発生
ALCの特性として気泡が多く含まれているため、塗膜の保護が失われると水が染み込みやすくなり、それがALC劣化の原因となります。
ALC外壁のひび割れは、大きくなれば建物の構造や鉄筋の錆に影響を与える可能性もあります。ALC劣化の原因になります。
白亜化(チョーキング)は、外壁塗装の塗膜が劣化して顔料が粉として浮いてくる現象です。
外壁の表面に白い粉が付着してきます。
軽度から重度までさまざまな進行具合があり、外壁の状態を確認するサインとなります。
ALC外壁はコンクリートでできているため、雨水を吸収しやすくなっています。
そのため、放置するとカビやコケの発生が起こる可能性があります。塗膜の保護が低下している症状です。
ALCの防水対策が十分でないと、劣化して破損してしまうこともあります。爆裂と呼ぶこともあります。
爆裂は、雨水の浸入によって錆びた鉄筋が内部で膨張し、ALCを破壊することで起こります。錆びた鉄筋の体積が増えることで内部から圧力がかかり、ALCが破裂する現象です。
爆裂が起こったALC外壁では、錆びた鉄筋が露出して建物の強度が低下し、外部からの水の浸入を招く可能性があります。
また、ALC外壁は多孔質な素材であるため、破損が起きると劣化が進みます。修繕の費用や手間がかかるまえに早めの対策が必要です。
ALC外壁が爆裂で破損してしまった場合、ひび割れた部分はカットしてからシーリング材やパテ、モルタルで埋める方法がありますが、大きな破損が起こっている場合はALC外壁パネルを張り替えることも考えられます。
ALC外壁は多孔質で独立した気泡が無数に存在する特殊な構造をしています。外壁塗装によって、この細かい穴を覆うことで、露出することを防ぐ防水対策が大切です。
ALCの耐用年数は50年以上ですが、適切なメンテナンスを繰り返すことで、長寿命で快適な住まいとして利用することができます。
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