多摩市の皆さん、
スレート屋根の雨漏りにお困りではないですか?セメントに繊維素材などを混ぜて薄い板状に加工したスレートは、日本の住宅でよく見かける屋根材ですが。きちんとメンテナンスしていないと
雨漏りを起こしてしまうことがあります。この記事ではスレート屋根の雨漏りについて、その原因とメンテナンス方法について解説します。
スレートは実は大きく分けて
2種類あります。主にセメントでつくられた
「化粧スレート」と、天然の石でつくられた
「天然スレート」です。一般的に見かけるのは化粧スレートの方です。これは
価格が安く扱いやすいからです。
現在日本で化粧スレートが多く広まっているのは、価格が安いという他にも、
軽量で耐震性が高く、色やデザインが豊富という点でも人気ががあるからです。また、
施工できる業者が多いという点もその普及に一役買っています。
多くのメリットがある一方で、もちろんデメリットもあります。特に水分を吸いやすいという点においては、スレート屋根で雨漏りを起こす原因と大きく関わってきます。水分を吸いやすいことがどのように雨漏りに関わってくるのしょうか。
まず、スレートが水分を吸って、乾燥してを繰り返すことによって、収縮と膨張が起こります。その結果、スレートが変形してしまい、浮きが発生してしまいます。また、変形に耐えきれなくなると割れを起こします。屋根材が割れてしまうと、その隙間から雨水が入り込んでしまいますよね。そうして雨漏りにつながるんです。
スレートは水分を吸いやすいからといって、何の対策もされていないというわけではありません。表面を塗装することで防水性を持たせているんです。塗装によって、雨が降っても水をはじき、流してくれるのですが、紫外線や雨といった自然環境の影響を受けて続けると、この塗膜は劣化してしまいます。これは先ほどの変形や割れにもつながりますが、水分を含んで湿ったスレートが、その下にある防水紙を傷めて雨漏りにつながることもあります。
吸水しやすいというデメリット以外にも雨漏りが起こる原因が存在します。それは施工不良によるものです。よくある例としては、スレートとスレートが重なる部分にある隙間を埋めてしまったというケースです。スレート同士の重なり部分には、内部の湿気や水分を排出するために、あえて隙間が設けられています。(縁切り)しかし、この隙間を塗装で埋めてしまったり、水が入ってしまうからとコーキング材で埋めてしまう業者がいるようです。
さまざまな原因で雨漏りを起こすスレート屋根ですが、適切なメンテナンスをすることで雨漏りを防止、解消することができます。具体的なメンテナンス方法を見てみましょう。
軽微な割れ程度ならコーキング材で張り合わせることで補修が可能です。どんなに小さなひび割れでも雨水の浸入口になってしまいますから早急な対応が望ましいでしょう。
しかし、大きく欠けてしまった、1枚丸々剥がれてしまったという場合は交換が必要です。交換は部分的にもできますのでご安心ください。
塗膜が劣化して撥水性を失っている場合は塗装でのメンテナンスが可能です。新しい塗膜を形成することで、スレートが吸水してしまうことを防ぐほか、美観性の向上もできます。
一般的には、最初にコケや汚れなどを高圧洗浄機で洗い流し、その後、下塗り、中塗り、上塗りと3回重ねて塗っていきます。
石綿(アスベスト)の規制が強まった
2000年前後に販売されたスレートの一部製品においては
塗装によるメンテナンスができないので要注意です!これらのスレートは
ノンアスベスト建材と呼ばれ、強度を保つために使用されていたアスベストを抜いて作られた屋根材です。そのため、割れや欠けといった劣化症状が激しく、
塗装してもすぐにボロボロと剥がれ落ちてしまうんです。これらのスレートが使われた屋根の場合は、屋根の状態やご希望に応じて、葺き替えか屋根カバー工事をご案内しています。
スレートとスレートの隙間がコーキングで埋められてしまっている場合は、新しく隙間を作ることで雨漏りを解決できます。隙間を作る際は、かわすきやタスペーサーといった道具を使います。
通常であれば塗装工事の後に隙間を作る工程があります。近年では下塗りの直後に差し込むだけのタスペーサーが主流です。なので、塗装工事の際は見積りの中にタスペーサーなど、縁切りの項目が含まれているかを確認することも雨漏りトラブルを防ぐために大切なんです。
ここまでスレート屋根での雨漏りの原因とメンテナンス方法について紹介してきましたが、
雨漏り修理で一番大切なのは防水紙のメンテナンスです。
防水紙は、雨水や湿気が建物内部に浸入するのを防ぎ、建物の構造物や内部の木材などを保護します。特に屋根の防水には欠かせないアイテムであり、
防水紙の適切な施工が雨漏りの防止につながります。つまり、雨漏りが起きるということはこの
防水紙を通り越して雨水が浸入しているということです。なので根本的に雨漏りを解決するためにはこの
防水紙を新しくする必要があります。防水紙を新しくできるのは
屋根葺き替え工事か
屋根カバー工事のどちらかになります。
屋根葺き替え工事は既存の屋根材を撤去して防水紙ごと新しくできる工事です。場合によっては、防水紙のさらに下にある野地板から補強できるのがメリットです。しかし、古い屋根材を撤去処分したり、工程が多いことから費用と工期は多くかかってしまいます。
一方で屋根カバー工事は既存の屋根の上から新しい防水紙と屋根材を被せていく工事です。こちらは廃材の処分がない分、リーズナブルでスピーディーな施工が可能です。施工に際しては、既存の屋根の重量やもともとの屋根材、劣化の具合次第では施工できないことがありますが、スレート屋根の場合は多くのケースで問題なく施工が可能です。
スレート屋根の雨漏りを防ぐために定期的なメンテナンスを!
スレート屋根の雨漏りは、主に定期的な塗装メンテナンスで防ぐことが可能です。10年に一度を目安に行うと良いでしょう。しかし、ひび割れや剥がれがあると、メンテナンスの時期を待たずに補修しないといけません。部分的に補修することも可能ですが、防水紙に傷みが見られる場合は屋根カバー工事や葺き替え工事もご検討ください!
定期的にメンテナンスを行って、雨漏り被害に遭わないように対策をしていくことが大切です!
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ多摩川支店】
私達「アメピタ多摩川支店」ではお客様に寄り添い、建物にとってもお客様にとっても最適な雨漏り修理のご提案をさせていただきます。
急な雨漏りでどこに電話したらいいのだろう?他社に雨漏り修理をお願いしても雨漏りが止まらなかった。などのお悩みをお持ちの方は是非アメピタの無料相談をご利用ください。雨漏り診断士の有資格者が多数在籍しておりますので、どんな雨漏りも確実に止めることをお約束します!
アメピタ多摩川支店は東京都調布市を所在地とし、お電話を頂いてから最短10分での現地調査や応急処置でご対応させていただいております。
アメピタ多摩川支店TOPはこちら
アメピタ多摩川支店
TOPはこちら