流山市おおたかの森北で雨漏りしているバルコニーの防水工事を行います(≧▽≦)
ウレタン防水の通気緩衝工法は、建物の防水対策において効果的な施工方法の一つです。この工法は、下地と防水層の間に通気層を設けることが特徴で、絶縁工法とも呼ばれています。
通気緩衝工法の主な利点は、下地の水分を効果的に逃がすことができる点です。これにより、防水層のフクレを防止し、長期的な防水性能の維持につながります。また、通気緩衝シートが下地の動きによる防水層への影響を軽減するため、ひび割れを防ぐ効果もあります。
この工法は、押さえコンクリート下地の屋上など、広い面積や平坦な部分に特に適しています。通気層と脱気筒を設けることで、下地から防水層の内部に出た水分を効果的に排出できるため、既存の防水層に問題がある場合や防水に高い耐久性を求める場合にも効果的です。
ただし、通気緩衝工法にはいくつかの注意点もあります。脱気筒が歩行の邪魔になる可能性があること、また密着工法と比べて施工費用が高くなることが挙げられます。
施工手順は、洗浄、下地処理、プライマーの塗布、通気緩衝シートの施工、脱気筒の設置、ウレタン防水層の施工、トップコートの施工という順で行われます。各工程を適切に実施することで、高い防水効果と耐久性を実現できます。
通気緩衝工法は、建物の長寿命化とランニングコストの最適化に貢献する重要な防水技術です。適切な施工と定期的なメンテナンスを行うことで、建物の防水性能を長期にわたって維持することができます。
ウレタン防水工事において、古い防水層を剥がすかどうかは重要な検討事項です。一般的に、最近の防水改修工事では「被せ工法」が広く採用されており、既存の防水層を撤去せずに新しい防水層を施工することが可能です。しかし、状況によっては古い防水層を剥がす必要が生じることがあります。
例えば、アスファルト防水の露出仕上げの上にシート防水を施工する場合や、アスファルト防水やシート防水の上にウレタン塗膜防水の密着工法を計画する場合には、既存の防水層を撤去する必要があります。また、被せ工法での防水改修を何度も重ねた結果、重量的に撤去が必要になった場合も考えられます。
古い防水層を剥がす際には、下地の状態に注意を払う必要があります。場合によっては、予想外の状況に遭遇することがあります。例えば、鉄筋コンクリートの場合、防水層を剥ぐと鉄筋が露出していたり、コンクリートに爆裂や露筋が見られたりすることがあります。また、下地がデコボコしていたり、空洞が見つかったりすることもあります。
このような状況に遭遇した場合、新規の防水層を施工する前に適切な処置が必要となります。例えば、鉄筋が露出している場合は、状況に応じて鉄筋を切断したり、ポリマーセメントモルタル充填工法などで補修したりします。
デコボコの下地に対しては、ポリマーセメントモルタルなどを使用して平滑処理を行います。 古い防水層を剥がす作業には、騒音や振動の発生、工期の長期化、コストの増加、廃材の処理など、いくつかのデメリットがあります。しかし、新しい防水層の選択肢が広がり、下地の状態を確認できるというメリットもあります。
ウレタン防水工事において古い防水層を剥がすかどうかは、建物の状態や要求される防水性能、コスト、工期などを総合的に考慮して判断する必要があります。適切な判断と施工により、長期的な防水性能の確保と建物の保護が可能となります。
ウレタン防水工事を行う前の高圧洗浄は、防水層の密着性と耐久性を確保するために重要な工程です。この作業は、屋上や施工面に蓄積された砂、ほこり、有害物質などを徹底的に除去することを目的としています。
高圧洗浄を行わずに防水工事を進めると、防水層の密着性が低下し、膨れなどの問題が発生する可能性が高くなります。そのため、多くの専門業者は高圧洗浄を防水工事の第一段階として位置付けています。
高圧洗浄機の選択も重要です。一般的な家庭用の高圧洗浄機とは異なり、
プロ仕様の高圧洗浄機は吐出圧力が12MPa〜40MPaと高く、ガソリンを動力源としています。公共施設の改修工事では、15MPa以上の出力が要求されることもあります。
しかし、高圧洗浄にはいくつかの注意点があります。まず、既存の防水層が劣化している場合、高圧洗浄によって下階への漏水が発生する可能性があります。また、洗浄後は施工面が完全に乾燥するまで待つ必要があり、工期が延びる可能性があります。
防水工法によっては、高圧洗浄が必ずしも必要ではない場合もあります。例えば、絶縁工法を採用する場合、下地との接触が少ないため、ホコリ程度であれば問題にならないこともあります。
最終的に、高圧洗浄の実施は建物の状態や選択する防水工法、工期、コストなどを総合的に考慮して判断する必要があります。適切な高圧洗浄を行うことで、ウレタン防水工事の品質と耐久性を大幅に向上させることができます。
ウレタン防水工事における防水材塗布の際には、いくつかの重要な注意点があります。
まず、防水材の塗布量に関しては、カタログや仕様書に記載されている規定量を厳守することが重要です。厚塗りをすると乾燥が遅くなり、表面が先に乾いてしまい内部がゲル状のまま乾かなくなる可能性があります。特に2液防水材の場合、厚塗りにより内部の反応ガスが抜けきらず、乾いた塗膜を押し上げてフクレが発生する恐れがあります。
次に、防水材の塗布回数と乾燥時間にも注意が必要です。1回目の防水材塗布後は、カタログや仕様書に指定された養生期間を必ず守るべきです。乾燥が不十分な状態で2回目を塗布すると、反応ガスが抜けきらずにフクレの原因となります。
また、プライマーの塗布と上塗り可能時間にも注意が必要です。プライマーは素地が濡れ色になるまで複数回塗布し、規定回数以上の塗布も許容されます。上塗り可能時間を超えた場合や、雨に当たってしまった場合は、必ず再度プライマーを塗布する必要があります。
さらに、下地の状態も重要な要素です。下地が不安定だと、塗布した防水材が十分に密着せず、防水性能が低下する可能性があります。そのため、施工前に下地の状況を詳細に調査し、適切な処理を施すことが重要です。
最後に、防水材の選択も慎重に行う必要があります。2液防水材は反応ガスの問題があるため、不安がある場合は1液の防水材を使用することも検討すべきです。ただし、1液防水材でも厚塗りは避けるべきです。
これらの注意点を守ることで、ウレタン防水工事の品質と耐久性を向上させ、長期にわたる防水効果を期待することができます。
ウレタン防水工事におけるトップコートの塗布は、防水層を保護し、耐久性を高める重要な最終工程です。トップコートは通常、2液型の溶剤系塗料を使用し、ウレタン防水層が紫外線によって劣化するのを防ぐ役割を果たします。
塗布作業は、まず立ち上がり部分から始めます。刷毛を使って細かい部分や入りづらい箇所を丁寧に塗り、その後ローラーで均一に塗り広げていきます。材料の乾きが速いため、短いスパンで作業を進める必要があります。立ち上がり部分が完了したら、床面の塗布に移ります。
床面の塗布では、長柄と呼ばれる道具を使用すると効率的です。これにより、腰を曲げずに作業ができ、労力を軽減できます。また、材料を入れた缶を台車に乗せることで、作業がさらに楽になります。塗布する際は、ローラーに材料をたっぷりつけ、一定の間隔で同じ方向に転がしながら塗り広げていきます。これにより、ムラのない仕上がりが期待できます。
トップコートの塗布には注意点があります。材料は揮発性が高いため、特に夏場は素早く作業する必要があります。また、塗布前に下地の補修や清掃を十分に行い、ウレタン防水層との密着性を確保することが重要です。 塗布完了後は、約半日から1日程度の乾燥時間を設けます。この間、雨や埃などが付着しないよう注意が必要です。適切に施工されたトップコートは、ウレタン防水層の寿命を大幅に延ばし、建物の防水性能を長期にわたって維持する役割を果たします。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ千葉中央支店】
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