足立区西伊興にて瓦棒鋼板の屋根が台風で一部捲れて瓦棒が2,3本取れたといったご相談をいただきました。
捲れを戻し木、釘、シーリングで応急処理するも3ヶ所程の雨漏りが止まらなかったということです。
雨漏りする所は把握していることと、カバー工法等で修理をご検討されているそうなので、まずは調査を行い必要な工事をご提案させていただきます!
瓦棒屋根は排水性が高く雨漏りしにくい構造ですが、経年劣化や不適切な施工により雨漏りが発生することがあります。主な原因として、芯木の腐食、金属板の歪みやへこみ、錆による穴あきが挙げられます。
芯木の腐食は、金属板を固定する釘の劣化により生じた隙間から水が浸入することで起こります。これにより屋根の強度が低下し、雨漏りの原因となります。金属板の歪みやへこみは、台風や強風などの影響で発生し、隙間から雨水が侵入する可能性があります。
錆も重要な要因です。特にトタン製の屋根は錆びやすく、「白→赤→黒」の順で進行し、最終的には穴が開きます。一度発生した錆は回復できないため、早期発見と対処が重要です。
また、屋根の勾配が緩すぎる場合や、這樋(はいどい)が短すぎる場合、瓦棒の隙間などが複合的に作用して雨漏りを引き起こすこともあります。さらに、コーキング材の劣化や屋根に溜まったゴミも雨漏りの原因となる可能性があります。
瓦棒葺き屋根の雨漏りは主に鉄板素材に起因することが多いですが、適切な施工と雨仕舞いを行えば、現代の気候条件下でも十分に機能します。雨漏りを防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。屋根の状態に不安がある場合は、専門家に相談し、適切な対策を講じることが重要です。
瓦棒屋根の雨漏り調査は、屋根の状態を詳細に確認し、問題箇所を特定するために重要な作業です。調査では主に以下の点に注目します。
まず、芯木の腐食状態を確認します。芯木は通常金属板に覆われていますが、釘の劣化により隙間が生じて水が浸入し、腐食が進行することがあります。
この腐食は屋根の強度低下や雨漏りの原因となるため、慎重に調べる必要があります。 次に、金属板の歪みやへこみを調査します。瓦棒屋根に使用される金属板は非常に薄いため、台風や強風などの影響で変形しやすく、隙間から雨水が侵入する可能性があります。特に、台風や強風の後は地上からでも目視で確認することが重要です。
さらに、錆の発生状況を確認します。特にトタン製の屋根は錆びやすいため注意が必要です。錆は白から赤、そして黒へと進行し、最終的には穴が開くため、早期発見と対処が重要です。
また、金属板の接合部や固定部分の状態も確認します。これらの箇所は経年劣化により隙間が生じやすく、雨水の侵入経路となる可能性があります。
最後に、屋根全体の排水性を確認します。瓦棒屋根は本来排水性が高い構造ですが、何らかの原因で排水が妨げられていないか調査します。 これらの調査を通じて、雨漏りの原因を特定し、適切な修理やメンテナンス方法を決定することができます。専門的な知識と経験が必要なため、信頼できる業者に依頼することが推奨されます。
瓦棒屋根のテーピング補修は、一時的な応急処置として有効な方法です。この方法は、屋根の小さな漏れや隙間を塞ぐのに役立ちますが、恒久的な解決策ではありません。
補修作業を始める前に、屋根の表面を十分に清掃し、乾燥させることが重要です。これにより、テープの接着力が高まります。次に、瓦棒の形状に合わせて防水性の高いテープを選択します。
一般的に、ブチルテープやアルミテープなどが使用されますが、屋外用の耐候性のあるテープを選ぶことが大切です。 テープを貼る際は、瓦棒の縦方向に沿って慎重に貼っていきます。テープの端が剥がれないよう、しっかりと押し付けながら貼ることが重要です。特に、瓦棒の接合部や端部には注意を払い、水が侵入しやすい箇所を重点的に補修します。
また、テープを重ねて貼る場合は、上側のテープが下側のテープの上に重なるようにし、雨水が流れやすくなるよう配慮します。テープの端は、必ず瓦棒の頂点を越えて反対側まで巻き込むようにして貼ることで、水の侵入を防ぎます。
補修後は、テープの上から防水スプレーなどを塗布すると、さらに耐久性が向上します。
ただし、この方法はあくまで一時的な対策であり、専門家による本格的な修理が必要となる場合があることを忘れないでください。 最後に、安全面に十分注意を払うことが重要です。屋根の上での作業は危険を伴うため、必要な安全装備を整え、可能であれば専門家に依頼することをお勧めします。
瓦棒屋根のコーキング補修が古くなると、様々な問題が生じる可能性があります。コーキングは通常5〜10年程度の寿命があるとされていますが、経年劣化により防水性能が低下し、雨漏りのリスクが高まります。 古くなったコーキングは、ひび割れや剥離、肉痩せなどの症状が現れることがあります。これらの症状が確認された場合、早急に点検やメンテナンスを行う必要があります。放置すると、屋根の隙間から雨水が侵入し、建物内部に深刻な被害をもたらす可能性があります。
コーキングの補修方法には主に「打ち替え」と「増し打ち」の2種類があります。打ち替えは既存のコーキングを完全に撤去し、新しいコーキング材を充填する方法で、耐用年数は7〜10年程度です。一方、増し打ちは既存のコーキングの上から新しいコーキング材を重ねる方法で、耐用年数は2〜5年程度です。
古くなったコーキングの状態によって、適切な補修方法を選択することが重要です。劣化が進んでいる場合は、増し打ちでは十分な効果が得られないため、打ち替えを選択することが推奨されます。ただし、打ち替えは費用が高くなる傾向があるため、予算と長期的な耐久性を考慮して判断する必要があります。
コーキングの補修を行う際は、専門的な知識と技術が必要です。作業には素早さと正確さが求められ、適切な材料選びも重要です。
特に、瓦棒屋根には耐熱性のある金属用のコーキング剤を使用することが推奨されます。 定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、瓦棒屋根の寿命を延ばし、雨漏りなどの問題を未然に防ぐことができます。コーキングの状態に不安がある場合は、専門家に相談し、適切な対策を講じることが重要です。
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