吹田市広芝町にてビルのバルコニー床に
塩ビシートによる防水工事をいたしました。 屋上やバルコニー、ベランダなど、屋外に露出している部分には必ず防水対策が必要です。鉄筋コンクリート造の建物でも例外ではありません。 こちらのバルコニーには元々はアスファルト防水が施してありましたが、老朽化に伴い表面にヒビが入り補修を繰り返してこられました。しかし傷みが激しく、今後雨漏りの心配もあるため、今回、上からシートによる防水施工をすることとなりました。
防水工事施工Before&After
塩ビ製のシートを敷きつめることによって防水層を作ります。 まずは置いてあった鉢植えなどを全て移動させていただき、床面を清掃後、施工いたしました。
絶縁工法の脱気筒
下地材を塗って直接床面にシートを接着する方法もありますが、こちらは絶縁工法(機械的固定工法)という方法で施工しました。先に通気シートを敷き、専用の器具を取り付けたうえで、塩ビシートを敷設します。絶縁工法なら、元々の床面が雨漏りしていたり水を含んでいたりするような状態でも、新しい防水層が影響を受けることがありません。シートが密着しているとシートの下に水蒸気が溜まりシートが膨れてしまうことがありますが、絶縁工法なら通気シートを通じて水分を脱気筒から逃がすことができるのです。
立ち上がり部分にはウレタン樹脂を塗布し、金属の手すりも塗装いたしました。
ドレンと呼ばれる排水溝です。ここがゴミなどで詰まってしまうと、いくら床面をしっかり防水しても排水不良がおきてしまうことになります。専用の部材で補修し、シートを貼ります。水がスムーズに流れるようになりました。 見違えるようにきれいになったバルコニーを見てお客さまにも喜んでいただけました。 耐用年数は15~20年程度と言われているので、メンテナンスを忘れずに行っていただければと思います。物などを置かれて使用するときは、傷などがついても気づきにくいので注意が必要です。