気付くか気付かないような雨染みのできる雨漏りの場合、その家に暮らす家族に直接的な被害はないと考える方は多いと思いますが、それは大きな間違いなんです。雨漏りによる家や人体へのダメージは陰でひっそりと進行していきます。

たとえば天井に小さな雨染みらしきものを見つけた場合でも、自分の目では確認できないようなところでは、大きな雨漏りとなっていて進行を続けている可能性があるのです。
天井に雨染みができるということは、普段はチェックしづらい天井裏が深刻な事態になっているということです。

雨漏りは天井からのみ起きるものではなく、壁や窓枠からも起きる可能性もあります。この場合、壁の内部で水濡れによるダメージが進行していくことになりますが、自信でチェックをすることは非常に難しいでしょう。
どんなに小さな雨染みでも発見した段階で速やかに対応する事が重要です。

小さな雨染みはいずれ乾いて気にならなくなるかもしれません。しかしその過程でカビが発生するケースが多いのが現実です。

室内でカビが繫殖すれば、人体に健康被害をもたらす可能性も否定出来ません。普段生活しているリビングや長い時間を過ごす寝室にカビが発生していれば、感染症やアレルギーを引き起こしてしまう可能性があります。咳や頭痛など、慢性的な症状が気になり始めたら、室内の環境を疑ってみましょう。

屋外に出ると改善するという場合には、カビによるアレルギーや、シックハウス症候群にかかっているかもしれません。

雨漏りは些細なトラブルに見えても、放置すると大変危険で厄介です。
とはいえ雨漏りの状況を自分自身で正しく確認するのは難しい作業でもあります。
住んでいる「家族の健康」を守るため、そして「家」という大切な財産を守っていくためにも修繕のプロの手を借りる事が重要なポイントです。

被害が拡大する前に、少しでも気になるところを見つけた時には、すぐに屋根業者に依頼をしてしっかりとチェックをしてもらいましょう。