「大雨や台風で、換気扇からポタポタと水が垂れてくる」
「雨の度に、換気扇周りが水浸しになる」
雨漏りは屋根やサッシなどが原因と思われがちですが、換気扇から雨漏りしてしまうケースも珍しくありません。
外壁に穴を開けて設置される換気扇は、横殴りの雨が吹き込んできたり、換気扇と外壁の隙間から雨水が浸水してきたりして雨漏りが発生しやすい場所です。
「換気扇から雨水が漏れてきて困っている」「雨漏りする換気扇を修理したい」とお悩みの方に向けて、換気扇から雨漏りする原因と対策について解説していきます。
無料点検のご依頼はお電話でも
- 総合受付
- 0120-991-887
- 受付時間
- 8:30~20:00
ご都合の良いお日にちをお知らせください。
雨漏りは予期せず突然発生するので、「どうしよう!」「何をすればいいの?」と焦ってしまいますよね。
適切な処置を行うためには、まず雨漏りの原因を特定することが重要です。
換気扇から雨漏りする原因の多くには、以下の4つが考えられます。
❶換気扇の部品劣化
❷シーリングの劣化
❸外壁のひび割れ
❹換気扇の設置不良
換気扇の雨漏りで最も多いのが、屋外フードやシャッターなどの換気扇部品の劣化です。
換気扇の外側には、シャッターと呼ばれる開閉できるブラインドのようなものがついています。
このシャッターが経年劣化で壊れていたり、強風でうまく作動しなかったりすると、換気扇を通して室内に雨が吹き込んできてしまいます。
換気扇には屋外フードが取り付けられている場合がほとんどですが、そのフード自体が劣化していたり、そもそもシャッターもフードも取り付けられていなかったりというケースも少なくありません。
換気扇は、外壁と内壁に穴を開けて取り付けられているため、換気扇本体や周辺の部品に何かしらの不具合が生じていると、雨漏りするリスクが高まります。
換気扇の部品劣化による雨漏り対策としては、次のような方法で修理します。
●屋外フード、シャッター、換気扇本体の取り付け、交換
●樹脂製のフードからアルミ製へのフードへ交換
屋外フードが設置されていなかったり、経年劣化で壊れていたりする場合は、新しい屋外フードへ交換することをおすすめします。
ベントキャップ(換気ガラリともいう)といって、建物の外壁などにはめ込まれ、中と外の空気を入れ替える装置には、フードがないタイプも多いので、新たにフードを取り付けるのが望ましいといえます。
これからも長く使用することを考えると、樹脂製より耐久性の高い金属製のフードへ取り換えることも検討してみるのも良いでしょう。
換気扇の雨漏り原因2つ目は、シーリングの劣化です。
換気扇の開口部を覆うように設置されるフードは、外壁との隙間をシーリング材を充填して塞いでいます。
シーリング材が風雨や紫外線、砂埃などの影響で劣化し、ひび割れたり剥がれたりしていると、雨水を塞ぎきれなくなり雨漏りを引き起こしてしまいます。
シーリング材の劣化が原因で起こる雨漏りには、以下の2つで修理します。
●シーリングの増し打ち(応急処置)
●シーリングの打ち直し
劣化したシーリング材の上から新しいシーリング材を足す「増し打ちは、あくまでも応急処置です。
雨漏りの根本原因を解決するには、古くなったシーリングを全て取り除き、新しいものに取り替える必要があります。
シーリングの補修は、DIYでできる方もいるかもしれません。
しかし、仕上がりやその後のメンテナンスなど長期的にみると、知識も技術もプロの専門業者へ依頼するのが最善策です。
外壁のひび割れも、換気扇から雨漏りする原因のひとつです。
換気扇は外壁に穴を開けて設置するので、経年劣化や地震などでひびが入りやすく、雨水が浸水しやすくなっています。
特にモルタル外壁はひび割れが起こりやすいといわれています。
外壁のひび割れには2段階あり、幅0.3mm未満のヘアクラックと、幅0.3mm以上、深さが5mm以上の構造クラックに分けられます。
構造クラックは雨漏りにつながりやすいので、見つけたときは早めの修理が必要です。
外壁のひび割れが原因で換気扇から雨漏りしている場合は、早急に外壁を補修しなければなりません。
幅も深さもある構造クラックは、まずクラック周りをグラインダーで削り取ります(Uカット・Vカット)。
その後、クラックの清掃→プライマーの塗布→シーリング材や樹脂モルタル(またはエポキシ樹脂)の充填という3段階で補修するのが一般的です。
構造クラックが進み、外壁の下地まで修理する必要がある場合、さらに大掛かりな工事になることもあります。
修理箇所によっては高所作業を伴うこと、またクラックが再発してしまうかもしれないことを考えると、DIYでの補修は最低限に留めておき、補修工事はなるべく早くご相談ください。
換気扇の設置不良も、雨漏りを引き起こす原因になります。
通常、換気扇と排気口をつないでいるダクトには、外側に向かってゆるやかな勾配が付いています。
しかし、設置時の施工ミスでダクトがゆがんでいたり、勾配が足りていなかったりすると、入り込んだ雨水が外に排水されなくなってしまい雨漏りにつながります。
換気扇やフードの劣化も外壁のひび割れも見当たらない場合は、もしかしたら換気扇の施工不良かもしれません。
まずは換気扇を設置した施工業者(ハウスメーカーや工務店、リフォーム業者など)へ問い合わせをして、雨漏りの状況を説明し、ダクトの調整や改修ができないか相談してみましょう。
雨漏りは、放っておくと内部の構造材の腐食やサビを引き起こすだけでなく、内装のシミやカビ、シロアリ被害などさまざまな二次被害を招く危険があります。
機能や設置場所の特性上、外壁との接合部から雨漏りが起こりやすい換気扇。
「もしかして雨漏り?」と心配になったときは、なるべく早く専門業者へ相談し、適切な処置をすることがとても重要です。
点検依頼のポイントで最も重要なのが、発生したときの雨漏りの状況を写真や動画に残しておくことです。
換気扇の雨漏りは台風や暴風雨などでしか起こらないことが多く、わずかな水の滴りやにじみなども実際に雨が降っている状況でないと症状が出にくいのが特徴です。
雨漏りに気づいたときは発生状況を正確に記録し、できるだけ早くご相談いただくことで原因究明と修理対応をスムーズに行うことができます。
1.雨の様子や雨漏りの状況を写真や動画で記録しておく
2.複数の業者に点検、見積もりを依頼する
3.点検費用とサービス、保証内容、保険適用などを確認する
点検や修理を行う業者は非常にたくさんあるので、急いでいるときこそ冷静に慎重に複数の業者の中から優良業者を選ぶことが大切です。
修理をした場合の保証や、保険の利用などについても聞いておくと安心ですよ。
→24時間受付可能メールフォーム ≫