破風板の修理には主に3つの方法があります。
症状別に破風板修理方法をご案内するとともに、火災保険の利用についてなど、破風板補修のために知っておきたいポイントをご紹介いたします。特に、台風や強風などで破風板の修理をお考えならお早めにお問合せください。
破風板は建物の妻側を覆う板状の部材です。雨樋が付いていない側を指します。
破風板は建物の外観を美しく仕上げる役割を果たしています。また、風を分散させて耐風性を向上させることで、建物を守る重要な役割も担っています。破風は風を破るという意味であり、屋根裏への風の侵入を防いだり、風によって屋根が吹き飛ばされることを防いだりという役割もあります。破風板の木材がボロボロになっている。破風板が剥がれてしまった。そのような際には破風板の修理を検討しましょう。
破風板には主に、木質系、窯業系、金属系のものが存在します。
外壁と同じ素材でできているなら窯業系であることが多いです。耐火性や耐久性にが高く、メンテナンスも容易です。
近年増えているのが金属系の破風板です。耐火性、耐久性、防水性が高いですが、錆には注意する必要があり、塗装や交換での修理・メンテナンスが必要です。
塗装は破風板が色褪せてきたり、表面の塗装が剥がれてきた際に行う修理方法です。塗膜を作ることで雨風から塗膜を保護します。
木質系、窯業系、金属系、どの破風板にも有効な修理メンテナンスです。古い塗膜を削り表面をきれいにしてから塗り替えます。
木質系の破風板が塗装できないほど劣化したり変形したりしてしまっている場合、破風板が剥がれ落ちてしまった場合は交換修理をいたします。
部分交換ではなく全交換することがほとんどです。
新しい破風板を取り付け、塗装で仕上げます。構造によりますが木材から窯業系に変えることなども可能です。
主に木質系の破風板の劣化が進んでいる場合、金属の板金巻きにて修理します。
ガルバリウム鋼板など、錆びに強い金属板金を破風板のサイズに合わせて加工し、破風板をカバーするように取り付けます。
破風板の塗装メンテナンスよりも耐久性が高く、長期間にわたって破風板を保護することができます。
破風板の修理にかかる費用は数万円~+足場代です。
塗装 < 金属板金巻き < 破風板交換 の順に相場が上がります。
足場は部分的な仮説なら数万円かかります。
破風板の塗装のみ工事することはあまりなく、外壁塗装やその他の屋根工事と併せて行うのが普通です。
火災保険は、自然災害によるお住まいの被害に対して補償できる保険です。
破風板が台風の強風などで破損したなら、火災保険で修理費用を補填できるかもしれません。
破風板が経年劣化していることが原因での破損と認められた場合には火災保険の対象外となります。また部分的な破損で全交換を行った場合やより良い素材で修理した場合など、破損修理分の金額のみの支給となります。
火災保険の申請期限は3年なので、台風や強風で破風板が被害を受けた場合には様子見せず早めに修理をご依頼ください。
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