雨漏りで困っているときに、弊社の広告を見て連絡を頂きました。現地で調査をすると、3か所の雨漏り箇所を発見しました。足場架設後に詳細な点検を行い、雨漏りの原因が特定できました。 職人と施工方法と施工箇所の打ち合わせを何度も確認しながら、満足のいく施工が出来ました。 これで雨漏りともおそらく、さよならできるでしょう!
施工内容 |
- その他
- 雨樋補修・交換
- 外壁塗装・シーリング打ち・付帯部塗装
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こちらの建物は3階建てです。1~2階はモルタル外壁になっていて、3階はサイデイング貼りです。2階のモルタル目地の部分に約1mm位のクラックが発生しています。
外壁クラック(ひび割れ)
幅0.3mm以下の髪の毛程の太さの細いクラックの事を、ヘアークラックと言います。この程度のクラックは、モルタル下地までひび割れてなく塗膜の実が割れている状態が多いと言えます。塗装で補修が出来ます。
つぎに、幅0.3mm以上深さ5mm程度のクラックは構造クラックの可能性が高いと言えます。基礎補修が必要なひび割れとなります。今回のクラックも約1mm程なので、構造クラックの可能性が高いでしょう。構造クラックが出来る原因は色々ありますが、建築施工時の欠陥や設計ミス、外的要因として地震や地盤沈下、乾燥など経年劣化でも起こります。建物が動くことでクラックが発生していますのでシーリング材の充填での補修が必要となってます。
クラックが出来ると、建物の中に雨水が浸入してしまい、雨漏りとなってしまいます。サイディングやモルタル外壁の場合は、外壁の厚みが10~20cmほどしかないので、クラックの影響で直ぐに雨漏りを起こしてしまいます。
★クラック部分をカット・・・既存のクラック部分をUカットをし、綺麗で均等なクラックを作ります。クラックの中身はガタガタしているので、補修材が均等に行きわたらなく直ぐに破損してしまう事が有ります。そういった事にならないように、クラックの厚みを全て均等にさせる為にUカットを行います。
★プライマー塗布・・・クラック部分が乾燥しているのを確認し、使用するコーキングのプライマーを塗布します。
★コーキング充填・・・モルタル外壁の場合は、モルタル外壁よりも少し低くコーキングを充填し均します。
★防水モルタル塗布(モルタル外壁の場合)・・・コーキングに接着剤を塗布し、既存の外壁の高さに合わせる様に防水モルタルを塗布して平らに仕上げます。
★塗装補修・・・クラック補修部分を既存外壁の色と合うように塗装補修をしていきます。部分補修だとどうしても他の外壁部分との色の誤差が出てしまいますので、出来るだけ外壁全体を塗り直した方が良いでしょう。
こちらの住宅には軒がほとんどありません。外壁と軒樋が近いので樋の伝い水が外壁のサイデイングに当たりやす状態です。
その影響で一部サイデイングが腐蝕して、穴が開いていました。吹き降りの雨ではこの穴から雨水が浸入したと思われます。この部分にガルバリウム鋼板を貼って防水処理しました。
建物にはいろんな付帯物が付いていますが、特にエアコン配線の壁貫通部分からの雨漏りもよくあります。こちらのエアコン配線壁貫通部はパテで防水処理をしていましたが、パテの経年劣化でひび割れが発生していました。おそらくヒビ割れ部分から雨水が浸入したようです。新しいパテに交換し防水塗装をしておきました。
吹田市内では連棟住宅がまだ沢山残っています。こちらの現場も連棟住宅になりますが、こちらが3階建てお隣が2階建になる関係で、1面はお隣の屋根の上からの施工になります。吹田市内の住宅密集地で工事をするには近隣のご協力が欠かせません。工事完了時には屋根に異常がないかよく点検する必要があります。
ご近所の方のご協力ありがとうございました。