さいたま市見沼区にお住まいの方より、屋根の一部がボロボロ取れてくるので見てほしいと依頼がありました。屋根はセキスイかわらーUノンアスベストであったため、葺き替え工事をご提案しました。また、足場を掛けるので、今後のメンテナンス費用を抑えるため外壁塗装も合わせて施工することになりました。
セキスイかわらーUの屋根材が劣化し、塗膜が剥離しています
ボロボロと落ちてくる屋根の一部は、屋根材の塗膜が剥離したものでした。
こちらの屋根に使われている瓦はセキスイかわらーUといって、1975~2007年頃に使用されていた屋根改修専用の屋根材です。
瓦の半分の重さで見た目は瓦屋根と同様にできるという事で利用されていましたが、瓦の端や波の横の塗膜が剥離する不具合が多発し、現在は販売終了になってしまいました。
屋根材の不具合によって下地の防水紙に雨水が入り込み傷みが進行すると、雨漏りが起きてしまいます。
セキスイかわらの場合、塗装をしても約8か月ほどで割れが起きる可能性があります。対策として一番のお勧めは「葺き替え工事」です。
葺き替え工事では、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材を設置します。
まずは、既存の屋根材をすべて取り外し撤去します。
下地から全面を葺き替えしますので、現在ある下地の状態を確認できることが葺き替え工法のメリットの一つです。
屋根からくる雨漏りは、下葺き材の傷みや不具合によって発生します。
葺き替え工事では、ただ新しい部材に替えるだけでなく、屋根内部に問題があれば一度に解消することができます。
野地板は屋根の骨組みの上に貼る下地材です。
雨漏りをしている場合、この野地板が水分を含んで腐食し柱や梁、天井材などへ伝っていきます。
今回は既存の屋根の下地に不具合が見られなかったため、上から下地を貼りました。
この上に防水シートを貼って防水加工を行います。
防水シートを屋根全体に貼ります。
こちらで使用されているシートは改質アスファルトルーフィングといって耐久性、防水性の高い素材となっています。真夏の高温でもダレることなく、冬の低温でも割れにくい特性を持っている丈夫な下葺き材です。
今回使用した屋根材は稲垣商事のスタンビーです。
スタンビーはフラットな縦葺きの屋根材で、緩い勾配の屋根に多く使用されています。
屋根材の重なり部分には強風や豪雨が起きても雨水が浸入しないよう工夫された構造になっています。
屋根の工事では、必ず足場を掛けて施工します。
もし、外壁のメンテナンスが必要な状態にある場合、同時に施工することで今後のメンテナンスにかかる費用と工期の日数をあまり必要とせずに済みます。
判断に迷うことがあれば、お気軽にご相談ください。
ご希望に合わせて提案をさせていただきます。
新しい屋根材への葺き替え工事が完了し、すっきりしたデザインで耐候性の高い屋根になりました。
下地も新しく防水性もアップしましたので、雨漏りの不安も解消できます。
それぞれの屋根に合ったメンテナンスのご案内をいたします。
まずは
アメピタさいたま見沼店 へお問い合わせください。
現地調査・お見積もりは無料にて承っております。