国立市東にて、
雨漏りが起きているので状態を見に来て欲しいとのお問い合わせを頂きました。こちらのお住まいでは、普段使われていないお部屋の押入れの中に雨漏りが発生していたようで、久しぶりに押入れを開けてみたら雨漏りが発生していてとても驚かれたそうです。雨漏り発生から時間が空いていた様で被害が大きく出ておりました。屋根を確認すると
瓦がズレてしまっている部分があり、そこから雨水が大量に浸水した跡が見受けられました。雨漏りというのはここが原因だ、とはっきり断言できない事が多いですが、今回のケースではこれが原因の一つと考えて良さそうです。
施工内容 |
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築年数 |
36年 |
施工期間 |
3日 |
工事費用 |
詳しくはお問合せ下さい。 |
状況をお伺いすると、普段は倉庫として使われている2階のお部屋の押し入れを久々に開けてみたら、中が水浸しのひどい状況になっていることが発覚し、雨漏りが判明したとのことでした。普段使われていないお部屋があるというご家庭も多いかもしれませんが、同様のことが起きていないか点検しなければなと考えさせられる事例ですね。
屋根を確認すると、瓦がズレてしまっている状態でした。屋根の構造的に、瓦がズレたからと言って直ぐに雨漏りを起こすことはありません。なぜならば、どのタイプの屋根だとしても屋根材の下には
防水紙と呼ばれる防水用のシートが張り巡らされており、このシートが破れたりしない限りは雨漏りを起こさない造りになっているからです。
瓦は1枚3kgほどの重さがあり、一般的な屋根材の中で最も重いものです。時折ビスで固定しているタイプもありますが、一般的には桟木という、木に引っ掛けて固定をしているため、
台風などの強風や地震で外れてしまうことは珍しくはありません。
瓦の良いところは、その場で外して中の点検ができるという点です。最近主流のスレート屋根や金属屋根ではこのような点検は不可能で、全て撤去しなければいけません。実際に瓦をどかして中を点検してみると、まず、先程ズレていた瓦のとことから防水紙が黒く変色していることがわかります。長期間瓦がズレたままだったという事ですね。
壁際の木材を止めた際、周りで防水紙が破れてしまっています。雨漏りの原因は一箇所とは限らないので、この場所が全ての原因とは言えませんが、少なくともこの場所に水がかかれば防水紙を越えて屋根の内部まで水が入ってしまうでしょう。
今回見つけた怪しい箇所が雨漏りを起こしていた部分の真上に位置しており、また瓦がズレていた部分の箇所とも一致するため、今回はこの部分周辺を
屋根葺き直し工事で修理するという事で話が進みました。先述の通り瓦は他の屋根と違って部分的に剥がすことが可能であるため、部分工事がしやすい屋根です。防水紙は途中で切ってしまうと雨漏りの原因になりかねないため、基本的には
一面全ての工事が望ましいですが、ご予算の兼ね合いなどもあるので、お客様のご要望になるべく沿えるようにご提案させていただきます。
まずは工事する部分の瓦を剥がしていきます。剥がした瓦は割れがなければ再利用可能なので、邪魔にならない場所に保管しておきます。撤去が済むと古くなった防水紙が出てきます。今回はこの古い防水紙を撤去し、新しいものに交換していきます。
防水紙を剥ぐと野地板が出てきました。この野地板の下はすぐに屋根裏です。写真の野地板はバラ板と呼ばれており、昔の日本家屋ではよく見かける造りです。通気性がよく、屋根に湿気が溜まらないようにする効果もあります。
予定していた工事範囲の瓦を剥がしていたところ、屋根と屋根が交わる部分で
雨仕舞という雨が入らないようにする施工が上手く出来ていない部分を発見しました。ちょうど交わる部分で防水紙が施工されておらず、この隙間に雨が吹き込めば雨漏りし放題な場所がありました。予定にないからと言ってこのまま放置するような心無いことは出来ません。よほど規模が大きければ追加費用のお見積りを出させていただきますが、今回はこの部分だけでしたので、当初の金額のまま合わせて施工させていただく事に致しました。
防水紙を撤去した部分に新しく防水紙を施工していきます。防水紙と書くので紙なのかと思われることも多いのですが、実際はアスファルトを原料としたゴムシートのようなものです。既存の防水紙と交わる部分は交互に織り込むようにして施工していきます。これを被せるだけの施工をしてしまうと、既存のシートを伝ってきた雨水がそのまま屋根の内部に入ってきてしまいます。織り込むように施工することで、どちらからの雨水にも対応できるのです。
防水紙の施工が終わったら桟木を新しく付けていきます。この桟木に瓦を引っ掛けていき、瓦屋根を仕上げていきます。ここまで来ると完成が見えてきました。ちなみに桟木を止める際にビスを使用していますが、そのビス穴が雨漏りの原因にはならないのか、と気になる方もいらっしゃるかもしれません。結論としては問題はありません。なぜかというと、アスファルトで出来た防水紙は施工時にビス穴を開けたとしてもその隙間に追従してアスファルトが粘着するように出来ています。そのため、ビスやタッカーで穴を開けた程度では雨漏りは起こらないと言えるでしょう。
仕上げに瓦を設置していきます。瓦はビスで固定して落ちないように補強させていただきました。元々使っていた瓦を再利用するので、仕上がりの見た目は工事前とあまり変わりません。しかしながら、内部はきちんと新しくなっていますので、雨が降るたびに雨漏りの心配をしていた生活とはさよならです。
工事料金の目安ですが、今回の様な瓦の葺き替え工事では1㎡あたり約15,000円~承っております。
私達アメピタでは、今回の様な屋根葺き直し工事の経験が豊富にございます。もしお住まいの瓦屋根から雨漏りが発生しておりましたら、是非一度アメピタの無料点検をご利用ください。
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ多摩川支店】
私達「アメピタ多摩川支店」ではお客様に寄り添い、建物にとってもお客様にとっても最適な雨漏り修理のご提案をさせていただきます。
急な雨漏りでどこに電話したらいいのだろう?他社に雨漏り修理をお願いしても雨漏りが止まらなかった。などのお悩みをお持ちの方は是非アメピタの無料相談をご利用ください。雨漏り診断士の有資格者が多数在籍しておりますので、どんな雨漏りも確実に止めることをお約束します!
アメピタ多摩川支店は東京都調布市を所在地とし、お電話を頂いてから最短10分での現地調査や応急処置でご対応させていただいております。
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