世田谷区松原にて
陸屋根の木造二階建てのお住まいから雨漏りが発生しているという事でお問い合わせを頂きました。お客様はテレワークだという事で、日中ご在宅だそうです。中々平日の日中にお住まいの点検などを頼むのは大変かと思いますが、テレワークであればそのあたりの融通が利いて便利ですね。
現地にて雨漏りの様子を拝見させていただくと、主な発生個所は建物の角や壁際であることが判明いたしました。陸屋根の屋上の調査を進めていくと陸屋根の排水口周辺が建物の角であることが分かりました。床面や立ち上がり部分も含め
FRP防水が使用されています。床面や壁面にも亀裂なども見られることから再防水の必要があるのという事をご説明し、排水口部分に改修用ドレンを設置してウレタン防水塗料を使用した
ウレタン塗膜防水工事をご提案し、ご用命頂きました。お客様は基本的にベランダに出ることはないとのことでしたので床面、立ち上がり共に密着工法で行います。
施工内容 |
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築年数 |
30年 |
施工期間 |
5日間 |
工事費用 |
詳しくはお問合せ下さい。 |
建物二階の角にあるトイレの天井が雨漏りで今にも落ちてきてしまいそうとの事でご相談を賜りました。事前に建物の形状は外から見て確認しておりましたので屋上が陸屋根であろうことは認識済みです。
トイレ以外の場所にも雨漏りがあるとのことで確認を進めていくと、すべての雨漏りが屋根の中心に近いところではなく、壁際に近い部分で発生していることが判明しました。
実際に屋上に上がって雨漏りをしていた場所に検討を付けて点検して行きます。現在使用されているのはFRP防水です。一番深刻な雨漏りを起こしていた建物の角の部分には間に塔屋を挟んでいます。お客様も何とか雨漏りを軽減させようとブルーシートを敷いたりしたそうですが変わりはなかったそうです。
雨漏り被害が深刻な側は水下である為、当然雨水が集まりやすい場所ではあります。そして排水口から樋に排出されています。今回のお住まいの雨漏り原因はその排水口あたりにあるのではないかと考えられます。壁際に広がる雨漏りは、床面の可能性もありますが、笠木の継ぎ目、手すりの根元も否めません。また陸屋根なので立上り部の高さがあります。一部浮いてしまっている所もありましたので、そのような部分も処理をしていきたいと思います。
調査の結果をお客様にご報告し、漏水の可能性が排水口にある事、床面にもヒビが複数ある事、立ち上がり壁面の浮きがある事からウレタン塗膜防水工事を提案させていただき工事を承る事になりました。ウレタン塗膜防水工事でも通気緩衝工法と密着工法があります。今回は密着工法を行うのが適切なのではないかと思います。理由は、屋上にはほとんど立ち入らないという事から、万が一防水面に浮きが発生しても歩行によるダメージを与える可能性が少ないからです。
防水工事の着工です。実は防水工事は一日に進められる工程が少ないです。毎日が微風でかつ快晴である事ということはまずありえません。なので、天気のいい日に効率よく工事を進めるため、屋上陸屋根に置かれていて移動できるものは事前に移動をお願いしたり、不要なものは廃棄して頂く必要があります。発泡スチロールのケースで作られた植栽がありましたが使用しないとのことで撤去させて頂きました。
塗装工事や防水工事では、まずは塗料を塗る前に下地を洗浄する工程があります。ただし、雨漏りをしている所がある場合に高圧洗浄を行えば、さらに雨漏りを広げてしまいかねません。その為、人の手で丹念に汚れを水拭きでふき取っていきます。地道な作業ですが、とても重要です。
清掃で除去するのは汚れだけではありません。水拭きで取れるのはあくまで汚れだけです。FRP防水面に残っている油分をしっかりふき取らないといくらプライマーを塗布しても密着しきらない可能性があります。そこで水拭きの後アセトンを使用してさらに拭き上げを行っていきます。
調査の際に気になっていた立上り壁部分ですが、ただ単に浮いていたのではなく水が入っているおりました。浮きを確認していた職人が違和感を感じてネジを刺してみたところ水が出てきたのです。どうやらお客様は把握されていらっしゃらなかったですが、以前に一度修復を行っていたようです。その修復方法が悪かったのでしょう、なんと下地のベニヤがグズグズでした。壁際の雨漏りの原因は恐らくここでしょう。浮いている立上り壁のFRP層は切除して処理を行っていきます。
改修用ドレンの設置は今回の工事の要ともいえるものです。建物の両角からの雨漏りはドレンからと推測いたしましたので改修用ドレンを入れて排水口部分からの漏水を阻止します。改修用ドレンの先にはジャバラのホースが付けられており、そのホースを直接外部の雨樋に差し込むため新しいドレンから漏水する心配はありません。
改修用ドレンは鉛製です。なぜ鉛を使うかというと、非常に柔らかい金属の為下地になじみやすいというのがその理由です。接着剤を改修用ドレンにつけて既存排水口に設置し叩いて密着させます。密着させた周囲にはメッシュテープを貼り補強します。このメッシュテープも、うまく貼らないと意味が無くなってしまいます。
現在のFRP防水面に新しくウレタン塗膜防水を作成するにあたり、プライマーを塗布します。平場、立ち上がりにそれぞれローラーを使用して塗布していきます。この後、平場立上り共にメッシュシートを敷き詰め下地の補強を行います。
その後ウレタン塗膜防水層を作っていきます。今回使用するのはダイフレックス社のDSカラーというウレタン防水塗材です。二層+トップコートで仕上げますのでまずは1層目の施工です。
壁際の雨漏りの可能性を考慮して、笠木の継ぎ目の
シーリングの劣化もあったため、打ち替えを行いました。手すりの付け根も同様にシーリングしております。
二層目のウレタン塗膜防水層を作成したあと、仕上げのトップコートを塗布しすべての作業が完了いたしました。基本的に立ち入ることが無いとのことで、トップコートに防滑処理はしておりません。トップコートはは様々な機能や意味合いがありますが、今回の様に防滑の必要がない場合はそれを抜く事も出来ます。ご予算や必要な機能に合わせてカスタマイズできるというのは嬉しいですね。
工事終了後、激しい雨が降る日がありましたが。大丈夫だとは分かりつつも心配をしていると、雨漏りが完全に止まったとお客様からお喜びの声を頂戴し、私達としても嬉しい限りです。
私達アメピタでは、今回の様な屋根の再防水工事の経験が豊富です。ウレタン防水工事ですと、費用は1㎡あたり約3,000~7,500円です。あくまで目安ですので、詳しくはアメピタの
無料点検の際にお尋ねください。
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ多摩川支店】
私達「アメピタ多摩川支店」ではお客様に寄り添い、建物にとってもお客様にとっても最適な雨漏り修理のご提案をさせていただきます。
急な雨漏りでどこに電話したらいいのだろう?他社に雨漏り修理をお願いしても雨漏りが止まらなかった。などのお悩みをお持ちの方は是非アメピタの無料相談をご利用ください。雨漏り診断士の有資格者が多数在籍しておりますので、どんな雨漏りも確実に止めることをお約束します!
アメピタ多摩川支店は東京都調布市を所在地とし、お電話を頂いてから最短10分での現地調査や応急処置でご対応させていただいております。
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