東久留米市中央町の太陽光パネルが設置されているお住まいより、
無料雨漏り点検のご依頼を頂きました。
数年前に1度だけ
雨漏りが発生したとの事ですが、その時はすぐに収まり、しばらくは雨漏りの再発もなかったそうです。
しかし、1年程前から時間の経過とともに雨漏りが酷くなってしまった為、今回ご連絡を頂きました。
現地調査させて頂きますと、下屋の「
防水紙の剥がれ」と「
棟瓦が崩れかけている」事が確認出来ましたので、下屋の「
葺き直し工事」と「
棟瓦取り直し工事」をご提案させて頂きました。
また、お客様が「屋根工事に太陽光パネルが影響してしまうのではないか?」と非常に心配されているご様子でしたので、太陽光パネルを取り外さずに施工可能なことをお伝えし、ご納得頂いた上、施工させて頂きました。
施工内容 |
|
施工期間 |
11日間 |
工事費用 |
約105万円 |
太陽光パネルが設置されている瓦屋根のお住まいで雨漏り点検
今回、無料雨漏り点検にお伺いさせて頂いたお住まいには、太陽光パネルが設置されています。
もし、太陽光パネルの設置部分での雨漏り修理となってしまいますと、太陽光パネルを外さなければならず、通常よりも大きな工事となってしまいまいます。
お客様も太陽光パネルが設置されている事で、工事に影響が出てしまうことをご心配されていた為、そうした面も含めましてしっかりと雨漏りの原因調査と施工のご案内をさせて頂きます。
まずは、雨漏りの発生箇所をご確認させて頂きました。
1階での雨漏りとの事で、その小屋裏を確認させて頂きますと、断熱材の雨染みと「母屋」と呼ばれる水平方向に組まれている木材にも雨漏れの形跡がありました。
また、写真の様に屋外の地面には、
瓦と漆喰が落ちていることを確認致しました。
こちらの建材が落ちていることは、非常に心配です。
太陽光パネルの設置数が多い、2階の瓦屋根では雨漏り発生なし
お客様に改めてお話を伺うと、2階では全く雨漏りをしていないとの事でした。
太陽光パネルの設置部分での屋根工事は、パネルの取り外しを行わなければならず、通常よりも大きな工事となってしまう為、2階での雨漏りが発生していないことは幸いでした。
続いて発生原因として、一番怪しい雨漏り発生箇所の直上の下屋の雨漏り点検を実施していきます。
まず、棟瓦にある「のし瓦」が外れそうになっておりました。
また、棟を固定する銅線が外れている部分もある為、これでは棟瓦が崩れてしまいます。
「棟瓦取り直し工事」の施工が必要となります。
次に、瓦を外して下地を確認したところ、防水紙が剥がれてしまい、固定している下地の野地板が見えてしまっています。
防水紙は、瓦屋根で防ぐことが出来なかった雨水を屋内へ侵入することを防ぐ重要な役割を果たしている為、防水紙がこの状態では、雨漏りが発生してしまいます。
雨漏りの発生原因に下屋の葺き直し工事と棟の取り直し工事をご提案
雨漏り点検終了後、下屋の防水紙が剥がれてしまっている点と、棟瓦が崩れかけている点をご説明の上、下屋の「下屋の葺き直し工事」と「棟瓦取り直し工事」をご提案させて頂きました。
また、雨漏りの発生はありませんが、メンテナンスとして2階の大屋根の「棟瓦取り直し工事」も合わせてご提案させて頂きました。
2階の大屋根には太陽光パネルの設置数が多い為、屋根施工が必要となった場合に太陽光パネルを外す工程により大きな工事になってしまうリスクを軽減させる為です。
ご提案させて頂いた施工内容をご説明させて頂き、ご依頼をいただいた為、施工に移らせて頂きました。
それでは、下屋の「葺き直し工事」と「棟瓦取り直し工事」を順にお伝え致します。
まずは、下屋の葺き直し工事から施工させて頂きました。
工程順にご説明いたします。
瓦を外しながら防水紙を確認してみると予想を遥かに上回るひどい状態でした。
写真の様に下屋全体で防水紙の破れが発生している為、これでは屋内への雨水の侵入を防ぐ役割を全く果たせません。
お客様より、「数年前に一度雨漏りをした」と伺っておりましたが、おそらくその時から剥がれ始めていたと推測できます。
次に、瓦を固定する桟木の取り外しを行います。
写真右は、外された下屋の桟木ですが、下屋のものだけでも量が非常に多いことが分かります。
全ての桟木の取り外しが完了したら、防水紙と桟木の設置を行います。
今回使用する防水紙は、「改質アスファルトルーフィング」です。
釘穴を打ち込んでも穴が広がらないことが特徴です。
その後、防水紙へ瓦を固定する役割である桟木を設置致します。
写真の様に、桟木が緑色をしているのは、防蟻処理済みの印です。
最後に瓦を桟木へ固定し、葺き直し工事完了となります。
下屋に重ねて準備した瓦を縦に1枚ずつ並べて固定していきます。
瓦の復旧が完了致しましたら、次は下屋の「棟瓦取り直し工事」を施工致します。
まずは、なんばんを盛ってのし瓦の土台を作っていきます。
土台が出来ましたら、のし瓦の角度を調整をしやすくする為、なんばんの上に「欠けた瓦」などを乗せて、のし瓦の土台は完成です。
昔は、棟瓦を設置する際、葺き土と呼ばれる水分を含ませて練った土が使用されていましたが、現在では、なんばんやシルガードが使われることがほとんどとなります。
同時に銅線を使用して、鬼瓦を金属線で固定したら土台の完成です。
土台の完成後、のし瓦、冠瓦と順に載せ、銅線で固定をすれば、下屋の棟瓦葺き直し工事は完了です。
太陽光パネルが設置枚数の多い、2階屋根の棟瓦の取り直し工事
最後に、太陽光パネルが設置枚数の多い、2階屋根の「棟瓦取り直し」工事を実施させて頂きました。
以上で、「棟瓦取り直し工事」は、完了となります。
瓦屋根の「葺き直し工事」と「棟瓦の取り直し」工事を施工させて頂き、無事完了することが出来ました。
通常であれば、2階の大屋根の方が雨風が当たりやすい為、傷みやすいですが、今回のお住まいの様に立地や環境によっては、1階の下屋の方が大きく損傷してしまう可能性もある為、注意が必要です。
また、太陽光パネルを設置されているお住まいでは、屋根工事が必要となった際に、太陽光パネルを外す作業が必要な分、大きな工事になってしまうリスクもございます。
今回、ご提案させて頂いた2階の「棟瓦取り直し工事」の様に、メンテナンスの為の施工は、太陽光パネルが設置されている屋根のリスク軽減となります。
私達、アメピタでは、雨漏り診断により発生原因をしっかりと特定し、太陽光パネルが設置されているお客様のお住まいにも最適な施工や必要なメンテナンスをしっかりとご提案させて頂きます。
今回ご提案させて頂きました、「屋根の葺き直し工事」では、1㎡あたり税込13,200円~、3段までの「棟瓦取り直し工事」では、1mあたり税込み18,150円~ご提案させて頂きます。
手指の消毒、マスク着用の上、適切なソーシャルディスタンスを保つなど、新型コロナウィルス対策を実施し、お住まいへお伺いさせて頂きますので、安心してお問合せ下さい。
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ多摩川支店】
私達「アメピタ多摩川支店」ではお客様に寄り添い、建物にとってもお客様にとっても最適な雨漏り修理のご提案をさせていただきます。
急な雨漏りでどこに電話したらいいのだろう?他社に雨漏り修理をお願いしても雨漏りが止まらなかった。などのお悩みをお持ちの方は是非アメピタの無料相談をご利用ください。雨漏り診断士の有資格者が多数在籍しておりますので、どんな雨漏りも確実に止めることをお約束します!
アメピタ多摩川支店は東京都調布市を所在地とし、お電話を頂いてから最短10分での現地調査や応急処置でご対応させていただいております。
アメピタ多摩川支店TOPはこちら
アメピタ多摩川支店
TOPはこちら