東村山市秋津町のお客様より、
雨漏り無料点検のご依頼を頂きました。
お伺いさせて頂きますと、立派な
瓦屋根のお住まいでしたが、この瓦屋根は様々な問題を抱えておりました。
まず、下り
棟と大棟の隣接部分が喰漆で覆われておらず、鬼瓦の下の漆喰も剥がれておりました。
葺き土が露出してしまっている為、これでは雨水によって葺き土が流れ出し棟が倒壊する恐れがあります。
続いて、瓦内部では
防水紙に破れや穴が複数個所確認出来ました。
この状態では、瓦内部に雨水が侵入した際、防水紙によって屋内への浸水を防ぐことは出来ずに雨漏りが発生してしまいます。
雨漏り点検によって確認した瓦屋根の問題点に加え、お客様より「東日本大震災以降、重い瓦屋根から軽い屋根材への葺き替えを常々考えていた」とのご相談を受け、金属屋根材である「エコグラーニ」を使用した「
屋根葺き替え工事」をご提案させて頂きました。
エコグラーニは、自然石粒が吹き付けられており、お洒落な外観ながら、基材保証が30年とメーカー保証が長期であることが特徴です。
お客様にご提案内容をご説明の上、ご希望して頂いた為、施工させて頂きました。
施工内容 |
|
築年数 |
築33年 |
施工期間 |
5日間 |
工事費用 |
約145万円 |
立派で頑丈に見える瓦屋根のお住まいで雨漏り点検を実施
お住まいにお伺いさせて頂きますと、立派な瓦屋根のお住まいでした。
とても頑丈に見えますが、これから実施させて頂く雨漏り点検により、瓦屋根に様々な問題を抱えている事が確認出来ました。
それでは、さっそく瓦屋根の上を点検させて頂きます。
まず気になった点として、大棟と下り棟の取り合い部分が漆喰で覆われていない点です。
取り合い部分が漆喰に覆われていないことで、ここから雨水が侵入してしまい、冠瓦とのし瓦を支えている葺き土が流れてしまいます。
次に、鬼瓦の下ですが、漆喰が剥がれてしまっており、葺き土が見えております。
また、棟の下の漆喰の傷みもひどくこちらも葺き土が露出してしまっている個所があります。
大棟と下り棟の取り合い部分と同じ様に、雨水により葺き土が流されてまう為、結果として棟が支えられずに倒壊してしまう危険があります。
続いて、今度は瓦内部を確認してみますと、こちらも大きな問題がありました。
屋根材の下地には、屋根材の内部に侵入した雨水を屋内へ侵入させない役割を持つ「防水紙」が設置してあります。
しかし、瓦内部の防水紙は、所々破れや穴が発生しており、これでは横殴りの雨の際に瓦内部に侵入した雨水が防水紙で防がれずに雨漏りが発生してしまいます。
雨漏り無料点検の結果とエコグラーニを使用した屋根葺き替え工事のご提案
点検終了後、お客様へお住まいの瓦屋根の問題点をお伝え致しました。
その後の施工方法のご相談の中で、お客様より「東日本大震災をきっかけとして、重い瓦屋根から軽い屋根材への葺き替えを考えていた」とお伺いした為、施工方法や屋根材をしっかりとご相談させて頂き、金属屋根材である「エコグラーニ」を使用した、「屋根葺き替え工事」をご提案させて頂きました。
施工内容や新規屋根材である「エコグラーニ」の特徴をご説明の上、ご依頼を頂きましたので施工に移らせて頂きました。
新規屋根材として使用する「エコグラーニ」の大きな特徴として、表面に自然石粒が葺きつけてある点です。
自然石粒が葺きつけてあることで、お洒落な外観の上、長期間に渡って塗装を必要と致しません。
メーカーの基材保証が30年と長期間な事もメーカーが自信を持って製造している事が分かります。
金属屋根材エコグラーニを使用した葺き替え工事の様子
それでは、金属屋根材エコグラーニを使用した葺き替え工事をご紹介致します。
今回の施工は、葺き替え工事ですので不必要な瓦を撤去致します。
瓦を全て撤去致しますと、写真左の様に瓦を固定する役割である桟木と防水紙が確認できます。
また、写真右では防水紙の破れ部分から見えた野地板に、「隙間」がある事から野地板に「バラ板」が使用されている事が分かります。
今回のお住まいで、野地板に使用されていた「バラ板」ですが、カットした細長い木材を敷き詰めて野地板を完成させる施工方法となります。
通気性が良く、乾燥しやすい事が大きなメリットですが、防水技術が向上したことで現在ではこの「通気性の良さ」の役割を「防水紙」が担えるようになりました。
そうした背景もあり、バラ板のメリットにあまり意味が無くなった為、今度は逆に「細長い木材であるバラ板を使用した野地板は構造的に弱くなってしまう」というデメリットが目立つこととなり、現在の野地板の施工は、構造的に強い「合板」が主流で、野地板にバラ板は使用されなくなりました。
今回のお住まいは、築33年という事で、バラ板が主流の頃に建築されたことが推測できます。
屋根瓦の撤去が完了したところで、既存の防水紙の上に野地板を増し張りしていきます。
新規に使用する野地板の建材は、「構造用合板」で、細長い木材である「バラ板」と違い、1枚1枚が大きな面を持つため、構造的な面でも既存の屋根より増強されます。
続いて、野地板の上に防水紙を設置していきます。
今回使用する防水紙は、ライナールーフというもので、改質アスファルト層を不織布と原子で挟み込むことで優れた防水能力を実現しています。
また、表目に防滑塗料を使用している事も特徴的で、作業時に滑りにくく安全性も高いです。
いよいよ金属屋根材であるエコグラーニを葺き替えていきます。
雨水の屋根材内部への回り込みを防ぐため、必ず軒から棟に向かって設置していきます。
下地である貫板、シックなオニキスカラーの棟板金の設置
エコグラーニの葺き替えが完了致しましたら、最後に貫板と棟板金を設置致します。
今回は、シックなオニキスカラーをチョイス致しました。
このカラーは、和風の建物に良く似合います。
以上で、金属屋根材であるエコグラーニを使用した屋根葺き替え工事が完了致しました。
瓦屋根は、1㎡約60Kgの重さがありますが、それに対して今回使用したエコグラーニは、約5.8Kgと屋根の重さが1/10になりました。
お困りであった雨漏りの解決はもちろん、地震に強い軽量の屋根に生まれ変わったことでお客様にも大変ご満足いただけました。
私達、アメピタでは、雨漏り点検の中でしっかりと雨漏り発生原因を特定し、それに対して最適な施工方法をご提案致します。
また、今回の様に「地震に対して重い屋根瓦では不安な為、地震に強い軽量の屋根材に変更したい」といったご相談にも合わせてご対応しております。
今回、ご提案致しました、屋根葺き替え工事では切妻屋根60㎡の場合、税込み1,097,800円~ご提案致します。
雨漏りはもちろん、屋根についてのご相談もなんなりとアメピタまでご相談下さい!
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ多摩川支店】
私達「アメピタ多摩川支店」ではお客様に寄り添い、建物にとってもお客様にとっても最適な雨漏り修理のご提案をさせていただきます。
急な雨漏りでどこに電話したらいいのだろう?他社に雨漏り修理をお願いしても雨漏りが止まらなかった。などのお悩みをお持ちの方は是非アメピタの無料相談をご利用ください。雨漏り診断士の有資格者が多数在籍しておりますので、どんな雨漏りも確実に止めることをお約束します!
アメピタ多摩川支店は東京都調布市を所在地とし、お電話を頂いてから最短10分での現地調査や応急処置でご対応させていただいております。
調布市の雨漏り修理TOPはこちら
調布市
の雨漏り修理TOPはこちら