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工事基本情報

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一段不足していた隅棟部を一度解体して付け直し作業を行っていきます

しかし、通常の寄棟屋根の隅棟は、写真のように熨斗瓦が三段、冠棟瓦が一段で施工されます。
熨斗瓦が一段少ないと、棟の中に雨水が浸入しやすくなります。

隅棟の熨斗瓦が一段少ない理由としては、一段減らすことで鬼瓦も小さいものを使用できるため、コスト削減につながることが考えられます。
お客様や元請けからの特別な要望がない限り、屋根業者の利益を優先した施工であると言えるでしょう。
そこで、新しい熨斗瓦を必要な枚数だけ瓦メーカーから取り寄せ、一段追加して積み上げる葺き直し工事を行います。

積み上げていた隅棟部を一段ずつ解体します

次の工程、熨斗瓦（のしがわら）の付け直し作業をスムーズに行うため、瓦を取り外した周辺を丁寧に清掃しておきます。

ここで、「新しい熨斗瓦を追加するだけであれば、隅棟の解体途中から葺き直し作業を進めても良いのでは？」と疑問に思われるかもしれません。
しかしながら、今回の雨漏りの原因は、熨斗瓦の不足だけではないのです。
熨斗瓦の取り付け角度が不適切であることも原因の一つであり、その是正も今回の付け直し作業の目的となっています。

熨斗瓦を一列追加するための葺き直し作業

隅棟の付け直し作業の完了

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