吹田市豊津町にて瓦屋根の点検をご依頼いただき、無料点検にお伺いいたしました。 もともとのきっかけは玄関先に漆喰の塊が落ちてきたことが理由だとおっしゃっておりました。
無料点検では実際に屋根に上って、屋根材である瓦の状態、棟や谷の状態、外壁との取り合い部分、漆喰の状態など雨漏りの原因となる箇所に劣化や不具合がないかを確認させていただきました。 屋根に上ると、昨年の台風時に割れてしまった瓦がコーキングで補修されている様子がありました。その際には特に大きなリフォームはせず、ずれてしまった瓦を元通りに戻し、割れてしまった瓦の差し替えやコーキングのみの補修を行ったようです。
倒壊した鬼瓦
今回最も被害がひどかった箇所が棟瓦の先端に取り付けられた鬼瓦です。鬼の形をしていなくても鬼瓦と呼ぶ部位なのですが、完全に外れてしまい中の土が見えてしまっています。 雨が降れば土に雨水が染み込み、徐々に屋根の下地を傷め、小屋裏などへと雨漏りを進めてしまいます。
漆喰の剥がれも雨漏りのリスクを高めます
また同様に、漆喰が寿命を迎えてしまっている箇所が随所に見られます。 瓦自体は半世紀以上寿命がありますが、漆喰は20年程度しかありません。棟の取り直しや漆喰の詰め直しを行わなければ①漆喰の崩れた箇所から雨水が浸入する、②固定力を失ったら瓦が強風や地震の影響で崩れてしまうといったことが考えられます。 一昨年、大阪では大阪北部地震、台風21号と大変な被害を受けました。その際には屋根が崩れた、雨漏りが始まった、屋根から屋根が落下してきたなど本当に多くのご相談・お問合せをいただきました。 私たちが強く言いたいのは、確かに災害を避けることはできません。ただ災害の為に備えることはできます。屋根であれば防災瓦に葺き替える、金属屋根に葺き替えるなど台風対策、地震対策などできることは数多くあります。 異常気象が多発する昨今だからこそ、他人事だと思わずに対策をしていただきたいと思います。今回のお施主様もそうした不安もあり、瓦屋根から軽量で、地震にも強い金属屋根への葺き替えをご検討されていました。 早速、お見積りをお届けして最高のご提案をさせていただきたいと思います。