吹田市新芦屋上にて雨漏りのご相談をいただきまして点検にてお伺いいたしました。室内に通していただき、被害状況を確認させていただきますと壁際の天井に雨染みが広がっています。お客様のお話しでは当該箇所で雨染みが最初に発見されたようです。
雨漏りの被害の広がりを確認すると一部の天井が浮いてしまっている様子も確認できます。
原因は外壁取り合い部分の雨仕舞板金にありました
早速屋根に上り雨漏り原因箇所の特定を行います。雨染みが最初に発見された外壁部分を確認します。雨染みが最初に表れた部分が言うまでもなく雨漏りの影響を最も最初に受けている場所と言えますので、その外側が原因として考えられますね。 外壁との取り合い部分の板金を確認するとコーキングの割れ、剥がれ、錆など明かな不具合が見られます。実はこのような外壁と屋根がぶつかっている取り合い部分はお住まいの中でも最も雨漏りがしやすい箇所なのです。 紫外線、気温差、雨風の影響による経年劣化が原因で上記のような不具合が発生し、わずかな隙間ができてしまえば途端に雨漏りが始まります。勾配がないために雨水の滞留も起こりやすく特に注意を払っていなければいけない箇所と言えます。
本工事までの応急処置を行いました
2~3年前からの雨漏りが放置されてしまっていたということで板金に隠れている防水紙や下地も傷んでいることが想像できます。ひとまず応急処置を施し、一時的な雨水浸入を防いだうえで下地から葺き替える形でご提案させていただきました。