吹田市春日のお客様より老朽化したベランダの波板が外れてしまっているので何とかしてくれないか?というご相談をいただき現場調査にお伺いいたしました。
ベランダ自体はお住まいの外壁から突き出た形で設計されており、雨水が振り込むことが想定されているため床にも防水工事がなされていますが、やはり本来雨水を防いでいる波板屋根が飛散してしまったことで振り込む雨の量も想定以上になりますし、ベランダ床の劣化も想定以上に早く進みます。 ましてや老朽化しているベランダであれば、劣化箇所からの雨漏りが始まってしまう可能性もあります。
波板が飛散した原因は?
老朽化が進んでしまっていたことで、そもそも波板の固定が弱かったと考えられました。お客様にお伺いしたところ風が吹く日にはバタバタと波板が浮いてしまっていたということもおっしゃっていました。 今回の飛散はそうした蓄積した劣化が、風によってトドメをさされたと考えるべきですね。
ベランダの雨養生はお客様でも可能
雨漏りを心配しての事でしょう。お客様自身でベランダの荷物を整理されシートによって養生をされていました。拝見させていただくと床面のひび割れ、排水溝の詰まり、鉄部の極端な錆など雨漏りを誘発してしまいそうな状態でした。 ベランダであればもし雨漏りの心配があってもこのようにお客様自身でブルーシートなどを使って養生ができますね。雨水の影響を受ける
ベランダは非常に雨漏りが多い場所でもあるためこうした気配りは大切です。
ベランダ補修のご提案は予算や将来設計等を見据えて・・・
今回のお客様のご要望としては、もう何十年もこちらのお住まいを使用することはないため波板の張替えで応急処置を行い様子を見たいとのことでした。 老朽化したベランダの補修ではお住まいの寿命や、これから何年くらいお住まいになるのかといったバランスなどを見ながら必要な補修を検討していただく必要になります。 ベランダの交換には50万円のリフォーム費用が掛かりますが、波板交換であれば面積が広くても数万円です。ただしリフォームをすればこの先何年もベランダを安心してお使いいただくことができるというメリットもあります。 その辺りはお客様のご要望を伺った上で予算、将来設計などを踏まえたご相談をさせていただいております。