吹田市桃山台にてビル屋上の定期防水メンテナンスのご用命をいただき工事が進んでいます。施工している工事はシート防水の機械的固定工法（絶縁工法や脱気工法とも言ったりします）です。

密着工法と機械的固定工法の違いは？

シート防水には下地に直接防水シートを貼り付ける密着工法という工法もあります。ようするにシートの裏側に接着剤を塗って、下地に直接貼り付ける工法なのですがメリットもいくつかありまして、まず下地に直接貼り付けるため風に強いということです。また機械的固定工法と比較して工期も短く施工できる工法でもあります。

ただし築年数が古い建物や雨漏りがしている建物には施工することは通常しません。建物自体に含水してしまっていた場合、密着工法だと水分を逃がすことができないためですね。そうしたデメリットを解消する形で機械的固定工法が行われるのです。

密着工法と違い、下地と塩ビシートの間に絶縁シートを挟み、防水シートを固定するための専用器具を設置していきます。絶縁シートを一枚挟むことによって万が一、防水層の内側に入り込んだ雨水、水蒸気を逃すことができるわけですね。

そしてその上に防水層となる塩ビシートを敷いていきます。

塩ビシートが固定されたら、さらに脱気筒を取り付けていきます。脱気筒を取り付けることにより防水層の内側に入り込んだ水蒸気を効率よく、外側へと排出することができ、防水層の内側に水分を滞留させることがなく、雨漏り等に強くなるというわけなのです。

屋上、陸屋根のメンテナンスもお任せください

天気の良い日は屋上で日光浴なんて気持ちいいだろうな～と思っても、実際になかなか屋上に出る機会なんてありませんよね。そのせいかどうしてもメンテナンスが忘れられがちになってしまう場所でもあります。

しかしシート防水やウレタン防水などビルの屋上に施工される防水工事には、工法によって10年～20年という耐用年数があります。「あれ、そういえば」とどきっとした方は雨漏り被害に遭う前に是非一度アメピタの無料点検をお試しください。