ご相談をいただいたきっかけは棟瓦がズレていることにお客様がお気づきになったことがきっかけです。2018年の大阪北部地震、毎年の台風など屋根に大きな負担がかかっていることは間違いありませんね。
そもそもなぜ棟瓦が歪んだり、曲がったりするのでしょうか?
地震や風による大きな力が加わったということも理由ではありますが、瓦を固定している葺き土や漆喰に問題があることがあります。つまり棟瓦は土によって固定されています。またその土を漆喰がカバーし、雨水の浸入を防いでいるわけですが、漆喰が劣化することで葺き土が雨水を吸い込んでしまい、固定力を失い、歪みや曲がりにまで発展するというわけです。
そういう状態の中、地震や台風といったさらに大きな力が加わればなおさらですよね。