本日は吹田市青山台にてスレート屋根の部分交換と棟板金交換の様子をご紹介します。

雨漏り被害に遭ったことが原因でご相談をいただいたわけですが、原因箇所は屋根の棟部分に設置されている板金部材「棟板金」、そしてスレート屋根の不具合でした。

スレート屋根の部分交換

まずはスレート屋根の一部交換です。瓦と違い専用の釘で固定してしまっているスレート屋根。お客様の中には一枚単位でも交換できるって知らなかったという方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろん可能です。引っ掛け工法で施工されている瓦と比較すると、傷んでいるスレートだけではなく重なり合っている周囲のスレート、そして釘を外したりと手間はかかりますができないことはないんですね。

棟板金の交換

こちらは貫板（ぬきいた）設置の様子です。

貫板とは板金の下地として設置される部材です。既存の貫板は雨水の浸入によって濡れてしまっていたということもあり固定力を失っていたため、新しいものに交換します。

貫板の上に板金を被せて完工です。屋根の形状によって、屋根にはこの板金部材（棟板金）が何枚も使用されます。屋根が２面しかなく、屋根の頂点が一つであるような三角屋根であれば棟板金は一枚ですが、屋根面が４面あるような寄棟屋根の場合であれば棟板金は5枚取り付けられます。棟板金が複数枚使われるとなると当然、棟板金同士の間に隙間が生じます。この隙間は雨漏りリスクとなってしまうため、きちんとコーキングを納めて防水処理をして完工です。