奈良県大和高田市にて

ベランダの防水工事をさせていただきました。



雨漏りがするとご連絡いただき早速調査に向かわせて頂くと、


ベランダの防水塗膜が経年によって劣化しており、


その隙間から雨水が侵入したようでしたので


塗膜防水工事をさせていただきました。

調査に伺った時の画像です。


ベランダは二階建てになっており、


一階は倉庫としてお使いのようでした。


見ての通り全体に塗膜が剥がれクラック（ひび割れ）箇所も


見られました。



その隙間から雨水が侵入し雨漏りしたようです。



そこで施主様に説明させて頂き、


塗膜防水工事をさせていただくことになりました。

まずは塗膜を全て剝がしていきます。

その後クラック箇所をコーキングしていきます。


塗装前にしっかりコーキングしないと


どんどんクラックは大きくなってしまいます。

ケレン作業をしていきます。


塗装面を綺麗にするのですが、


わざと傷を付け、塗料をしっかり密着させる目的のために


マジックロンという道具を使って作業をします。



この作業を怠ると、



すぐに塗膜は剥がれてしまうのです。

まずは下塗りをします。


ETプライマーという次に塗るエクセルテックス専用の


下塗り剤を使用させて頂きました。



防水層と下地を密着させる為の接着剤の役割を果たしてくれます。


また、旧塗膜の補強効果があります。

プライマーとは、primary（プライマリー）


という英語からきています。


最初という意味です。



最初に塗る塗料という意味に置き換えられます。




下地との接着力を特別に良くした塗布剤は、接着プライマー。
（今回使用します）


防錆顔料を混ぜ込んだ防錆プライマー。
（一般的にプライマーと呼ばれているものはこれが多いです）



他にも、導電性プライマー、絶縁性プライマー、


弾性プライマー、粘着プライマー、浸透性プライマーなど、


様々な機能をもったプライマーがあります。



また、樹脂工事の下塗り材として、


ウレタン、ＦＲＰ、シート防水のプライマーがあります。



いずれも用途に応じて使用しますが、



下地と塗料の密着を加速させるための


接着材の役割を果たすのです。

塗り終えた画像です。


クリアタイプになります。


２時間乾かして次の工程へ進みます。

中塗り塗料には


エクセルテックスを専用のセメントと液を混ぜて使用します。


臭い・中毒・爆発等の心配がないことから、


学校・病院・住環境下のマンション・官舎等の


改修工事にも多数採用されている環境型優秀塗料です。



また、柔軟かつ強靭でバランスの取れた防水塗膜を


形成するのですが、


これだけでは防水層はすぐに傷みます。


そこで最後に保護塗料の登場です。

エクセルテックスは


モルタルのような材質です。

こちらが保護塗料の


エクセルテックスのトップコートです。



この塗料には微細な骨材が入っていますので、


雨の日でも滑りにくいベランダになります。

今回はグリーンを使用します。

完成です。


防水塗膜も復活し、雨漏りも治まり


何より施主様に喜んで頂けました。

いかがでしたでしょうか。


今回はベランダの防水工事の模様をご紹介させていただきました。



今回使用した塗料のエクセルテックスには


微細なクラックにも追従してくれる優秀塗膜防水材料です。


耐侯性もありますが永久ではありません。



定期的に点検をし、


塗膜の剝がれを見つけたら


すぐに連絡して頂くことを施主様にお伝えしました。



次回は周りの鉄骨も塗装させて下さいませ。



点検、ご相談、お問い合わせはこちらをクリックしてくださいませ。




最後までお読みいただきありがとうございました