平野区にお住いのお客様か雨漏りのご相談が入りました!
築40年程度のお家で、15年ほど前に訪問販売の業者が来て、屋根瓦のラバーコーキング工事と棟面戸部の漆喰打ち替え工事を行ったそうです。
このラバーコーキング工事は、業者によって「ラバーロック工法」や「ラバーシーリング」など複数の呼称がありますが、基本的には古い瓦屋根が強風で飛散しにくくしたり、地震で崩れにくくするための、いわゆる「屋根の補修工事」です。
呼び方が色々あるように、業者によって施工範囲が多少違ったりしますが、施工内容としては瓦の山部の重なり箇所に「コーキング(シーリング)」を打って、風圧や振動で瓦が動かないよう屋根全体を一体化する工事です。
たまに他社のホームページで「この工事は良くない!」とか「邪道な工事だ!」という記事を見かけるのですが、施工業者が当店のように瓦屋根についてしっかりとした知識があるのなら、効力がある程度は見込める工事です。
また、屋根の大規模修理や葺き替え工事に比べると費用が押えられ工事も短期間で済むので、傷み具合がそれほどでもない屋根や、長く住まれる予定が無いお家などでは、選択肢のひとつに入れても構わないでしょう。
ただ問題は、瓦の知識に乏しい業者や全くの素人が横行して誤った工事を行い、多額な請求や施工後に雨漏りさせる事案が多いことです!
3年前に大阪を直撃した
大型台風21号でも
雨漏りは気づかなかったそうですが、昨年あたりから少しずつ天井に
雨染みらしいものが現れ始め、範囲がドンドンひろがってきたようです。
コレは間違いなく「雨漏り」です!
写真の〇印が、さきほどご説明した「ラバーコーキング」です。
瓦一枚一枚、山部の接点箇所にズレが起きないようコーキング(シーリング)で打って固定していきます。
こちらのお家の場合、瓦の割れや大きなズレは見当たらず、ラバーコーキングの施工に際にしっかりと瓦のズレを直してから打たれていたと思われ、一見すると問題無いように見受けられます…しかし・・・
陸棟部(水平な棟)ですが、通常この施工方法の場合、写真の〇印の箇所もコーキングを打たないと整合性が取れません。
また、この箇所は雨水の浸入やズレが起きやすいので、打たなかった理由は考えれません。
ただ、これが雨漏りの原因ではなさそうです。
次に
隅棟部(降っている棟)ですが、写真でも分かるようにかなり歪んでしまっています。
地震や台風の影響か、経年劣化のよるものなのかは不明ですが、ただでさえ
和瓦葺きの隅棟部は雨漏りしやすい箇所ですので、この状況は良くありません!
また、
ラバーコーキングで
棟自体の歪みを予防する効果はありません。
三又と呼ばれる
陸棟部と
隅棟部が交わる箇所の状況です。
漆喰補修が施されていますが、よく見ると
棟丸瓦重ねシロの端部(オレンジの未塗装部)が露出してしまっていて、
雨水浸入のルートを作ってしまっています!
おそらく
コレが原因だと思います。
ラバーコーキングを行ったのは残念ながら、瓦に関する知識に乏しい業者だと言わざる得ません。
調査の結果、
屋根全体葺き替え工事のお見積りをすることになりました!
こちらのお家は正面部が
パラペット形状(水平な立上り)になっており、板金製の谷樋や笠木もかなりサビついて腐食し始めているので、全て交換でお見積りさせていただきます。
雨漏りや屋根に関するお悩みご相談は、「瓦・板金」問わず、あらゆる知識と技術を兼ね備えた当店にぜひおまかせください!!
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ東大阪店】
「原因不明の雨漏りで困っている…」
「20年以上も屋根を点検していない…」
「大きな台風が来ても、ウチの屋根は大丈夫かしら?」
「知らない業者が来て、いきなり屋根がダメだと言うけど本当かしら?」
こんなお悩みをお抱えのお客様は、どこに相談したら良いでしょうか?
近所の工務店?知り合いの大工?ペンキ屋さん?リフォーム会社?
確かにこれらの業者様も対応は可能でしょうが、普段から雨漏りに関する依頼は多くないと思います。
また、担当者が雨漏りや屋根工事の専門的な知識を、あまり持ち合わせていないかもしれませんね。
当店は長年、雨漏り専門業者として、数千件の調査や工事を行ってまいりました。雨漏りや屋根・外壁に関する知識や経験は、どこにも負けない自信があります。
ぜひ当店にご相談ください!
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