横浜市鶴見区北寺尾にお住まいのK様より、去年の台風のころからか酷くはないが雨漏りを生じるようになってしまったとご相談を頂きました。目立った破損が見られない場合、いつから雨漏りを起こしたかわからない、何が原因かがわからないというケースが非常に多いですが、気づいた時点で補修を行ったほうが最小限の補修で改善することもできます。
　今回の原因が何かを早速確認していきましょう。

　調査にお伺いしたのは横浜市鶴見区北寺尾の2階建て、切妻屋根のお住まいです。庇・霧除け瓦のデザインも合わさって洋風でお洒落な印象があります。吹き抜けで開放感のある室内も非常にお店のようなお洒落さです。
　開放感をさらに高めているのが天窓(トップライト)ですが、今回はこの天窓周辺のクロスが剥がれ始め雨漏りが起きていることに気付いたようです。

　早速屋根の状況を確認してみます。吹き抜けのあるお住まいは断熱材を小屋裏に敷くことができないため、屋根断熱という方法をとっています。しかしそれだけでは結露が発生してしまうことから、換気棟を取り付ける必要があります。換気棟も雨漏りを起こす原因になりえますが、正しい施工さえしていれば雨漏りを起こす心配はありませんのでご安心ください。
　雨漏り箇所の根本、天窓(トップライト)の確認をしたところ、ガラス周辺のシーリングに劣化が見られ小さな隙間ができていました。天窓は10年でメンテナンス、20年で交換が推奨されていますが、これらをしっかり行っているお住まいが少ないのが現状です。つまり10年以上そのまま使い続けている天窓(トップライト)はいつ雨漏りを起こしてしまってもおかしくないという事です。

　最後に屋根全体の状態を確認してみましょう。補修跡もいくつか見られましたがスレート全体に細かな亀裂と色あせが確認できました。塗装の時期でもありますがひび割れが非常に多い場合はノンアスベストの先駆け製品である可能性もあります。この場合、高圧洗浄を行うことでさらに状態が酷くなってしまう可能性もありますので、しっかり確認したうえで塗装を検討しましょう。
　まずは天窓からの雨漏りを改善するため、天窓を交換・もしくは撤去し塞ぐという2つのご提案で検討していただくこととなりました。
　雨漏りは最も早く直さなければならない不具合です。アメピタではお住まいにとってベストなメンテナンスをご提案させていただきます。点検・お見積りは無料ですのでご安心ください。