市川市大和田にお住まいのお客様より「ベランダの塗装が膨れているようだ」とご相談を頂きましたのでさっそく調査にお伺いしました。ベランダの防水層に膨れが現れる原因は水が回ってきている、雨漏りしているといった悪い前兆です。しっかり状態と対策を検討していきましょう。

バルコニー防水の劣化・膨れを調査！

　調査にお伺いしたのは3階建てのお住まい、バルコニーは2か所です。近年の住宅は工期も短く高耐久のFRP防水が施工されていることが多いのですが、こちらのお住まいでもFRP防水が施工されていました。大きな特徴としては表面が硬く、ガラス繊維が含まれていることから手触りがザラザラしています。

立ち上がりがほとんどないお住まいは豪雨時にご注意！

　調査を行ってみたところ塗膜に膨れは見られませんでしたが、気になる点は2つありました。まず一つは日当たりの悪い面へ付着した苔です。雨水にもさらされている為ある程度の苔や藻の付着は仕方ありませんが、防水層の劣化を促進させてしまうため定期的な清掃を行いましょう。
　もう1点は室内側の防水層の立ち上がりです。立ち上がりがほとんどないことから豪雨などで降水量が多い時にオーバーフローを起こし雨漏りを引き起こす可能性もあります。これは構造とも関係あるため簡単に補修できませんが、雨漏りが発生した際には疑うべきポイントでもあります。

　今回FRP防水自体は細かなひび割れがあるものの、それほど目立った劣化はありませんでしたので清掃の必要性のみお話をして調査は終了です。今後は豪雨時の排水量を確認し雨漏りを引き起こさないよう対策をしていきましょう。
　アメピタでは点検・お見積り無料にて承っております。お住まいのことで気になることがありましたらお気軽にご相談ください。