東金市士農田にお住まいのお客様より、築50年超の住宅で雨漏りを起こしてしまったとご相談を頂きました。現在施工されているのはシート防水ですが、それを施工したのは20年前という事でおそらく経年劣化が原因ではないかという事でした。

陸屋根からの雨漏り調査

　長期間にわたって発生した雨漏りは天井の雨染み、腐食が起こしてしまっていました。すでにブルーシートで養生はされているものの、いまだに改善されておらず緊急性を感じられているそうです。しかしこちらのお住まいは平屋で床面積分すべてが陸屋根の為、ブルーシートの大きさも足りてなく、施工費用が高額になる恐れがあり懸念されていました。

　ブルーシートを剥がすと雨漏りを起こす可能性があるため、最低限の調査から状態を確認していきます。今回施工されているのはシート防水、排水のドレンはありますが、周りにシーリングのようなものでの補修跡が見られました。

既存シート防水は撤去、新規防水層を形成します

　床面に貼られているシート防水にはしわやたるみ、よれが多数見られ、中には破れている部分も見られました。おそらく経年劣化によりシートの接着が弱まり浮いていた部分が強風に煽られたことでしわ等を起こしてしまったのだと思います。劣化したシート防水を補修で再利用することは出来ず、また浮いているシート防水を残したまま他の防水工事もできませんので、シート防水を撤去後に通気緩衝工法によるウレタン塗膜防水工事での雨漏り補修をご提案いたしました。