小田原市栢山にて、強風で洋瓦屋根の一部が飛んでしまったため点検をしてほしいとご依頼をいただきました。屋根が剥がれてもすぐに雨漏りをするというわけではないため工事を先送りにされる方も少なくないのですが、放置することで雨水の侵入を防いでくれている防水紙や下地は間違いなく劣化してしまいます。

捲れた洋瓦

　屋根に上がらせていただくと、洋瓦が捲れてしまっていることが確認できました。瓦屋根は耐久性やデザイン性に優れますが、既存の洋瓦は釘やビスで固定されていないため強風によって剥がれ落下する危険性があり、重量があるため耐震性にも劣ります。部分的に補修することも可能ですが、以上2点の理由により台風や地震が起きてしまうことを考慮し、軽量な屋根材での屋根葺き替え工事をご希望いただきました。

剥き出しの防水紙

　洋瓦が捲れてしまった箇所を見てみると防水紙が剥き出しになっています。防水紙が雨や風、飛来物等によって痛んでしまうと、野地板が劣化し雨漏りが起きてしまいます。防水紙の耐用年数は20年前後ですので、築14年ということを鑑みると点検のタイミングとして絶好のタイミングでした。
　このままでは落下や雨漏りの心配がありますので、既存の洋瓦の撤去作業をしたのち、野地板に防水紙を貼り付け葺き替え工事をしていきます。使用する屋根材は人気の高い金属屋根材であるアイジー工業のスーパーガルテクトです。軽い金属屋根材であり、飛散する心配もありません。内部には断熱材であるポリイソシアヌレートフォームが充填されておりますので高い断熱性も誇ります。
　瓦屋根と違い強風などの影響を受けにくく、ガルバリウム鋼板を用いたことで耐久性の高い工事となりました。お客様には直接サンプル材をご確認・ご納得いただいた上で、屋根材のカラーにはSシェイドブラウンをお選びいただきました。シェイドブルーやモスグリーンなど豊富なカラーからご指定していただけます。

　私達、アメピタでは屋根材等のメリット・デメリットについて詳細にご説明をさせていただきお客様にご納得いただける提案を心がけております。まだ雨漏りは起きていないが屋根に破損が見られる場合などは早期の対策が必要になりますので、是非お気軽に当社の無料点検をご利用ください。