寒川町倉見で、自宅をこまめにメンテナンスをしていたが天井に雨染みができてしまったため点検をしてほしいとのご相談をいただきました。ご自宅まで伺わせていただくと、外観からお客様が邸宅を綺麗に保とうとお努めになられていることがわかります。数年前には外壁塗装もされていたようでした。

　まずは室内の雨漏り箇所を見ていきます。雨染みが発生している地点の上には1階の屋根とその上のバルコニーがあります。外壁と屋根は素材が違うため隙間が出来やすく、こちらも雨漏りの原因となりやすい箇所です。外壁と屋根の取り合い部分はシーリングを充填することで防水加工をしているのですが、経年劣化により亀裂が入り雨水の侵入を許してしまうことがあります。

散水試験で原因を調査

　それでは雨漏りの原因を特定していきましょう。確実に漏水箇所を限定するために散水試験を行ってまいります。大きく分けてもバルコニー、屋根、外壁、サッシ等原因は多数考えられますが、散水試験により実際に水をまくことで雨水の侵入経路を特定することができます。雨漏りの原因を特定できずに修理をしても間違った処理をすることになり余計な費用・時間がかかってしまいますので散水試験は雨漏り修理において非常に重要な作業ですね。

原因はサッシとバルコニーの取り合い

　散水試験を続け、サッシとバルコニーの取り合い部分に水をかけたところで室内への雨水の侵入を確認できました。バルコニーはベランダと違い屋根がないため、雨天時に直接雨に晒されてしまう、熱や紫外線の影響を受けやすいといった特徴があり、非常に雨漏りを発生させやすい箇所でもあります。また、サッシも雨漏り修理のご依頼をよくいただく箇所であり、サッシ周りのシーリングや防水テープ、防水紙の劣化によって隙間が生まれ雨水が入り込んでしまいます。
　調査の結果から、バルコニーとサッシの隙間、サッシとデッキ材の隙間にシーリングを施工していくことで雨漏りを防ぐことができそうです。散水試験を行っていることで、適切かつ確実な施工が可能となっております。シーリングの寿命は5年～10年ほどとなっており、定期的にメンテナンスをして早めの対処をすることで被害と費用を抑えることができます。

　私達、アメピタでは雨漏り修理は多方面の知識がある業者に依頼されることをおススメさせていただいております。雨漏りは被害箇所とは全く離れたところに原因が存在することが少なくありません。サッシから雨漏りをしているように見えても実際の問題は外壁等にあったりもするのです。お客様の定期的なメンテナンスに、是非当社の無料点検をご利用くださいませ。