スレート屋根の雨漏りの原因とその対処
はじめに
前回の記事では、瓦屋根の雨漏りについて説明させていただきました。
今回はスレート屋根の雨漏りの原因と対処について詳しく説明していきたいと思います。
スレートとは、セメントを薄い板に加工した屋根材です。スレートは日本の住宅の屋根材としては数年前までもっとも普及していました。今ではガルバリウム鋼板という金属屋根がシェアを伸ばしていますが、それに次ぐ普及率です。
スレート屋根の耐久年数は20年から30年です。
スレート屋根はコロニアルや、カラーベストと呼ばれたりもありますが、すべて同じものです。
今回はスレート屋根の雨漏りの原因と対処について詳しく説明していきたいと思います。
スレートとは、セメントを薄い板に加工した屋根材です。スレートは日本の住宅の屋根材としては数年前までもっとも普及していました。今ではガルバリウム鋼板という金属屋根がシェアを伸ばしていますが、それに次ぐ普及率です。
スレート屋根の耐久年数は20年から30年です。
スレート屋根はコロニアルや、カラーベストと呼ばれたりもありますが、すべて同じものです。
スレート屋根の雨漏りの原因
雨漏りが見つかった場合、原因はいろいろと考えられます。
自然災害の影響で突然発生する場合もあれば、じわじわと進行していたものが、ある日表面化する場合もあります。
多少雨水が浸入しても、防水シートや野地板で食い止められますが、室内まで雨漏りが進行していれば防水シートも野地板も傷んでいる可能性が高いです。
それでは雨漏りの原因をみていきましょう。
自然災害の影響で突然発生する場合もあれば、じわじわと進行していたものが、ある日表面化する場合もあります。
多少雨水が浸入しても、防水シートや野地板で食い止められますが、室内まで雨漏りが進行していれば防水シートも野地板も傷んでいる可能性が高いです。
それでは雨漏りの原因をみていきましょう。
スレートのひび割れ、浮き
スレートは塗装によって水を弾いています。
しかし、塗装は年々劣化していくため、水を弾く力が弱まってきます。
塗装が劣化した状態で放置すると、スレートが雨水を含み膨張します。
そして、膨張と乾燥による収縮を繰り返し、ひび割れや浮きが起こってしまいます。
しかし、塗装は年々劣化していくため、水を弾く力が弱まってきます。
塗装が劣化した状態で放置すると、スレートが雨水を含み膨張します。
そして、膨張と乾燥による収縮を繰り返し、ひび割れや浮きが起こってしまいます。
釘のズレ、サビ
スレート屋根は小さなスレートを重ねてある構造になっており、固定には釘が使われます。
釘はスレートの下にある下地まで貫通しているため、釘穴が広がると雨水が下地にまで浸入してしまいます。
釘は通常はほかのスレートが被せられており、直接雨水は当たりません。
しかし、何らかの理由で釘がむき出しの状態なるとサビが発生し釘の周囲から雨漏りしてしまいます。
釘はスレートの下にある下地まで貫通しているため、釘穴が広がると雨水が下地にまで浸入してしまいます。
釘は通常はほかのスレートが被せられており、直接雨水は当たりません。
しかし、何らかの理由で釘がむき出しの状態なるとサビが発生し釘の周囲から雨漏りしてしまいます。
棟板金の破損
スレート屋根の頂上部分を覆う金属の板を棟板金といいます。
風や雨の影響を一番受ける場所なので、棟板金が破損する可能性は非常に高いです。
風により、棟板金を固定している釘が緩むこともあります。
釘が緩むと、スレートの釘と同様に隙間から雨水が入り込みます。
棟板金は金属なので、雨水が浸入するとサビが発生し、最終的に穴が空いてしまいます。
風や雨の影響を一番受ける場所なので、棟板金が破損する可能性は非常に高いです。
風により、棟板金を固定している釘が緩むこともあります。
釘が緩むと、スレートの釘と同様に隙間から雨水が入り込みます。
棟板金は金属なので、雨水が浸入するとサビが発生し、最終的に穴が空いてしまいます。
谷部の破損
屋根の面と面が接続する部分で、谷間になっている場所を谷部といいます。
雨水が集中して流れる場所のため、非常に傷みやすい部分です。
ゴミがたまって、雨水の流れをせきとめてしまい、雨漏りを引き起こすこともあります。
雨水が集中して流れる場所のため、非常に傷みやすい部分です。
ゴミがたまって、雨水の流れをせきとめてしまい、雨漏りを引き起こすこともあります。
スレートの隙間が埋まっている
スレート屋根では、大雨などの時には屋根材の下まで雨水が入り込む構造になっています。
そのため入り込んだ雨水を排出できるよう、スレートの間に隙間が作られています。
しかし、塗料や泥などが、この隙間を埋めてしまうことがあります。
雨水が排出できないと、屋根の裏側に雨水がたまってしまい、雨漏りを起こします。
そのため入り込んだ雨水を排出できるよう、スレートの間に隙間が作られています。
しかし、塗料や泥などが、この隙間を埋めてしまうことがあります。
雨水が排出できないと、屋根の裏側に雨水がたまってしまい、雨漏りを起こします。
コーキングの劣化
屋根にはつなぎ目となる部分があり、つなぎ目にはコーキングが施されています。
コーキングは経年劣化で、ひび割れていきます。
そこからできた隙間から雨水が入り込んでしまいます。
コーキングは経年劣化で、ひび割れていきます。
そこからできた隙間から雨水が入り込んでしまいます。
雨漏りした場合の修理方法
スレート屋根の雨漏り修理は、部分的な補修で済む場合と、屋根全体の塗装、交換が必要になる場合があります。
部分的な補修の場合
ひび割れの場合は、変性シリコーンやシーリング材などを充てんします。
大きく欠けてしまっている場合は欠けた部分を交換します。
しかし、スレートは下から順に張られているため、一部分のみを取り外すことができません。
そのため、交換部分を切り取って、新しいものを上から張ります。
大きく欠けてしまっている場合は欠けた部分を交換します。
しかし、スレートは下から順に張られているため、一部分のみを取り外すことができません。
そのため、交換部分を切り取って、新しいものを上から張ります。
全体的な補修 1.塗装
スレートはセメントが原料のため、屋根材自体は防水性は持っていません。
そのため、塗装をして耐水性能を持たせています。
塗装は年々劣化してしまうため、定期的な再塗装が必要です。
塗装をする材料にもよりますが、ほとんどの材料の耐久性は10年程度のものが多いです。
目に見えないほどの小さなひび割れなども、屋根全体を塗装することで塗料が充てんされ補修されます。
そのため、塗装をして耐水性能を持たせています。
塗装は年々劣化してしまうため、定期的な再塗装が必要です。
塗装をする材料にもよりますが、ほとんどの材料の耐久性は10年程度のものが多いです。
目に見えないほどの小さなひび割れなども、屋根全体を塗装することで塗料が充てんされ補修されます。
全体的な補修 2.葺き替え
屋根全体の劣化が激しい場合、屋根の葺き替えを検討する必要があります。
スレート屋根自体の耐久年数は20年~30年です。
下地の防水シートの耐久年数が20年、野地板の耐久年数が30年と言われています。
葺き替えでは、屋根材と防水シートの交換が基本になります。
その下にある野地板の傷みが激しい場合は、野地板の交換や補修が必要になってきます。
スレート屋根自体の耐久年数は20年~30年です。
下地の防水シートの耐久年数が20年、野地板の耐久年数が30年と言われています。
葺き替えでは、屋根材と防水シートの交換が基本になります。
その下にある野地板の傷みが激しい場合は、野地板の交換や補修が必要になってきます。
全体的な補修 3.カバー工法
カバー工法とは、古い屋根の上に新しい屋根を重ねる工法のことです。
この工法に使われる屋根には軽量な金属屋根が用いられることが多いです。
カバー工法では、屋根の撤去の手間や費用を省くことができ、費用を抑えることができます。
しかし、カバー工法では下地のシートや野地板は既存のものがそのまま使われます。
そのため、下地に傷みがあるところの工法は選択できません。
万が一、下地が損傷した状態でカバー工法の工事を行ってしまうと下地の腐食が進み、重大な欠陥となってしまいます。
この工法に使われる屋根には軽量な金属屋根が用いられることが多いです。
カバー工法では、屋根の撤去の手間や費用を省くことができ、費用を抑えることができます。
しかし、カバー工法では下地のシートや野地板は既存のものがそのまま使われます。
そのため、下地に傷みがあるところの工法は選択できません。
万が一、下地が損傷した状態でカバー工法の工事を行ってしまうと下地の腐食が進み、重大な欠陥となってしまいます。
まとめ
今回はスレート屋根の雨漏りについて解説させていただきました。
スレートに限らず、瓦屋根でも自分で補修を行うことはおすすめできません。
屋根に上がること自体が危険な上に、知識を持たずに補修をすると雨漏りがより深刻な状態になりかねません。
かといって破損した箇所や雨漏りをそのまま放置しておくと屋根だけでなく家全体の寿命を縮めてしまう可能性も出てきます。
雨漏りや、屋根の破損を見つけた場合、まずは専門の業者に相談しましょう。
前回も書きましたが、屋根の雨漏りは
早期発見、早期対策が鉄則です
私たちはいつでもこういった相談、依頼を受け付けております。
ぜひ、こちらからご相談ください!
スレートに限らず、瓦屋根でも自分で補修を行うことはおすすめできません。
屋根に上がること自体が危険な上に、知識を持たずに補修をすると雨漏りがより深刻な状態になりかねません。
かといって破損した箇所や雨漏りをそのまま放置しておくと屋根だけでなく家全体の寿命を縮めてしまう可能性も出てきます。
雨漏りや、屋根の破損を見つけた場合、まずは専門の業者に相談しましょう。
前回も書きましたが、屋根の雨漏りは
早期発見、早期対策が鉄則です
私たちはいつでもこういった相談、依頼を受け付けております。
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