世田谷区北沢にて屋根材にスレート屋根を用いたご住宅をお持ちのお客様より雨漏りを修理してほしいとご依頼を受け現地調査を行ってまいりました。

　スレートはコロニアルやカラーベストとも呼ばれ、屋根材の中でも多く普及している屋根材です。スレート屋根は損傷してもすぐに雨漏りが起きるということは少ないのですが、それはスレートの下に「防水紙」という住宅を雨から守るシートが敷かれているからです。天井から雨漏りが起きたということは、防水紙にまで損傷が起きている可能性があります。点検をして雨漏りの原因を突き止めていきましょう。

屋根材には問題なし？

　室内の雨漏り箇所を確認し、原因があると思われる範囲にのアタリをつけスレート屋根に上ってまいります。雨漏りされている箇所は1階、2階の軒先でしたが、塗装に劣化こそ見られるもののスレートにひび割れは起きていないようです。雨漏りの原因となることが多い屋根の頂上部、棟板金も点検しましたが釘の浮きこそあるものの損傷は見られませんでした。屋根の勾配が緩めの2.5寸ほどに設計されておりますので水切れが悪く、防水紙も新築時より張替えは行っていないということで、やはり雨漏りの原因は防水紙にあったようです。

横葺き・縦葺きとは？

　防水紙に劣化があったということで、今回は屋根カバー工法での修繕をお客様に提案いたしました。現在のお客様のご住宅に用いられているのは横葺きという屋根材を横向きに並べていく施工方法がとられています。横葺きの場合は雨水が下に流れ落ちていく際に屋根材の段差に溜まりやすく、水はけが悪くなってしまうという欠点があります。そのため今回は横葺きではなく縦葺きを用いて施工をすることで雨水の通り道を確保し屋根の勾配の緩さを補っていくことになりました。さらに使用していく屋根材には月星商事さんのタフビーム333を使用することでより雨漏りに強い屋根にしていきましょう。

雨漏りに強い屋根に施工完了

　今回の施工では防水紙に不具合が生じていたため屋根カバー工法を用いましたが、スレート屋根材の部分的な交換でしたら税込み33,000円から承っております。私達、アメピタでは無料での点検が可能となっておりますので、工事費用にお悩みの際はお気軽にお問い合わせください。